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「ブルーフレンド」とは、以下の事を指す。
ラーゼフォン全26話の中でも屈指の名シーンを生み出した回である。
ネタバレ要素しかありません。
第1~19楽章、若しくはゲーム等でストーリーを把握してから閲覧する事を推奨します。
典型的な弱気主人公にありがちな悩みに陥る主人公の神名 綾人。
自分の体に異変が起き、恐怖に怯える朝比奈 浩子。
そんな2人はTOKYO JUPITERから脱出し、ホテルでの逃避生活を始める。
朝比奈は自分がムーリアンだという事実に怯える。しかし、綾人ならそんな私でも受け入れてくれるのではないか・・・?
そんな思いを抱くが、もし受け入れてくれなかったら・・・という不安もあり、綾人に本当のことが言えぬまま時間が過ぎていった。
―綾人に嫌われたくない、絶対に―
そんな中、綾人と朝比奈が逃げ出した先の街にドーレム・ヴィブラートが現れる。
そして、ドーレムと2人のいるホテルの間に飛来し、立ちはだかるラーゼフォン。
今までは守りたい者も、失う者も何もない。戦うことに迷いがあった綾人であったが、そこではっきりと理解する。
―朝比奈の事を守りたいと―
「必ず帰ってくるからここで待っててくれ」と朝比奈に告げる中、朝比奈も綾人に対する想いを伝えるが、自分がムーリアンだという事実を最後まで告げることができなかった。
そのまま綾人は朝比奈を守る為にラーゼフォンに搭乗。光の中へ消えていく。
―しかし、2人の伸ばした手は、届かぬままに―
もっと話したい、知りたい、知ってほしい、だからずっと待ってる。ここで待ってるから。
その直後、ホテルに残された朝比奈は、その後完全にムーリアン化してしまい、ドーレムと同調してしまう。
(ドーレムと同調してしまうと、ドーレムへのダメージはそのまま同調したムーリアンへも伝わる。要はドーレムの腕を砕けば、同調した朝比奈の腕も砕かれてしまう。)
綾人は目の前のドーレムが誰と同調しているかも分からぬまま、朝比奈を守りたい一心でドーレムと戦う。
「伝えなきゃ、伝えなきゃ、伝えなきゃ・・・綾・人・・く・・ん・・・に・・・・・」
対する朝比奈は、ラーゼフォンの攻撃で思いどおりならない体を必死に動かし、躰を青い血に濡らしながらも、ペンを取り手帳に綾人に対する想いを書き写す。
すると戦闘中の街のネオンや電光掲示板等に、朝比奈からの綾人に対するメッセージが表れる。
(よく見ると、吹き飛ばされた衝撃波にもメッセージが映っている)
しかし、朝比奈を守りたいと強く想うが故に、目の前のドーレムが朝比奈であるという事に気付かない綾人。
「守るんだ・・・俺は守ってやるんだ・・・。俺は朝比奈を・・・
守るんだああああああーーーーーー!!!」
「伝えなきゃ・・・言わなくっちゃ・・・綾人クンに・・・・・・・」
渾身の一撃をドーレムに叩き込んだ直後、綾人はビルに映ったメッセージに初めて気づく。
その時初めて、己が手に掛けているドーレムが誰であったかを理解し・・・
ア ヤ ト ク ン
サ ヨ ナ ラ
「守るんだ、守ってやるんだ!」と決意を決めたにも関わらず、残されたものは朝比奈の腕時計と手帳。
そして、自身で朝比奈を殺めてしまったという思い・・・・・・。
ラーゼフォンは人によっては解釈が難しかったり、難解さを覚える視聴者もいるので評価が分かれる。
その中でもこの回が屈指の名シーンという評価が高い理由としては、悩み戸惑い困惑する綾人が朝比奈と駆け落ちのようなことをし、短い時間を共に過ごす中、綾人は初めて戦う為の明確な理由を見出し、守ると心に決めた少女の為に戦う。
しかしその戦う相手が実は、守りたいと願った相手である事に気づかぬまま自身の手で殺めてしまう。
悲劇の主人公的な王道ストーリーに、視聴者を引き付ける演出、BGMとがとても噛み合っている。
19楽章(19話)だけ観ても、言われてるほど面白いと感じないぞ。
1楽章から観ろ。先ずは下のDVD-BOXをクリックするんだ!
基本的にコメント非表示推奨。
第19楽章メイン内容![]() ■sm10580[ニコ動] |
13:44~ ■sm5876470[ニコ動] |
スパロボMXにおける再現も評価が高い ■sm224294[ニコ動] |
スパロボMXと原作との比較動画(03:40~) ■sm4706334[ニコ動] |