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ペガサスナイトとは、ファイアーエムブレムシリーズに登場する、ペガサスに乗って戦う兵種である。
余談だが、「ペガサスナイト」は株式会社インテリジェントシステムズの登録商標[外部]である。
ペガサスに跨り、空を駆ける騎士。やや打たれ弱いものの、技・速さ・魔防が高く、山などの地形を気にすることなく高い機動力で縦横無尽に戦場を駆ける。
機動力を活かした遊撃や、単独で先行し険しい地形の先にある目的地を目指すなど、戦術上も非常に重要な役割を担う。
その代わりに「地形効果」を受けられず、飛行特効を受けるためかなり脆く、弱点の弓で狙われるとほぼ一撃で落とされてしまう。作品によってはアイテムやスキルで弱点特効を無効化できるが、運用には気を配りたい。
この兵種にまつわるシリーズ伝統として「ペガサスナイトは三姉妹」「三姉妹によるトライアングルアタック」があるが、時代を下るにつれて「三姉妹はいない」「ペガサスナイトと全然関係ないトライアングルアタック」などそうでもない例が増えつつある。
上級職は『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』ではドラゴンナイトになっていたが、魔防が大きく下がるなど通常のクラスチェンジとは異なるものになっていた。
それ以降はドラゴンナイトと袂を分かち、ファルコンナイトというユニコーンのように角のある天馬に乗ったクラスになる。剣が使えるようになるか、杖が使えるようになり回復役もこなせるようになる。
女性専用という大きな特徴があり、シリーズ途中からは「ペガサスは男を乗せることを嫌がる」という設定が明示されるようになったが、これは同じ伝説の生き物で、処女厨で有名なユニコーンの伝承を味付けしたものと思われる(神話でペガサスに乗ったのは男性のペルセウス)。
ifの天馬武者とダークファルコンは男性もつくことができるが、厳密にはペガサスとは違う種族であると設定されている。
商標登録されていることが示すように、ほとんどは西洋ファンタジーのスタンダードに収まっているシリーズ伝統の兵種の中では珍しい、FE以外ではなかなか見られない独特の兵種となっている。
▲伝聞や主観が入っているため、加筆求む。
直接戦闘の強さ以前に「飛べる」ということの絶対的メリットがあるため、まるでいらない子ということは稀である。
下級 | CC | 上級 |
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ペガサスナイト(槍) | ⇒ | ドラゴンナイト(槍) |
記念すべき第一作目のヒロイン・シーダはペガサスナイト。
また、マケドニア王国白騎士団からパオラ、カチュア、エストの三姉妹が登場する。
今作では、ペガサスナイトからドラゴンナイトにクラスチェンジする仕様なのでミネルバもペガサスナイトだったのかもしれないと考えたり考えなかったり。
また、後の作品と異なり魔防が高いという特徴は与えられていない。
下級 | CC | 上級 |
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ペガサスナイト(槍) | ⇒ | ファルコンナイト(槍) |
アルム軍にはクレア、セリカ軍は前作にも登場したパオラ、カチュア、エストの三姉妹が仲間に加わる。
また、上級職のファルコンナイトが登場したのもこの作品から。どのキャラもHPがやや伸びづらいが、CCすると40にまで上がり、さらに魔物に対し特効が付く。この魔物特効は武器による特効と異なり、力の値が3倍されるという非常に強力なもので、魔物を相手にすることが多いセリカ軍では心強い戦力。
さらに三姉妹はお約束のトライアングルアタックも使用できる。
今作では弓の被特効が無いと誤解されがちだが、厳密には存在している。
ただしデフォルト装備の「ゆみ」は攻撃力0なのでそもそも特効効果が発生しないこと、敵で特効が発生する弓系武器を装備しているのは全編を通してもアルム編1章に登場する「はがねのゆみ」装備のアーチャーのみ、しかもその時点ではペガサスナイトのクレアが加入していないこと、敵飛行ユニットにペガサスナイトが存在しないことなどの条件が重なり、特効を受ける機会がない=弓が弱点ではないという誤解とも言えない誤解を生んでいる。
下級 | CC | 上級 | 下馬時 |
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ペガサスナイト(槍) | ⇒ | ドラゴンナイト(槍) | ナイト(剣) |
第一部『暗黒竜と光の剣』では1章からペガサスナイトのシーダが、8章でドラゴンナイトのミネルバ、11章でペガサス三姉妹の長女パオラ・次女カチュア、16章で三女エストが仲間になる。第二部『紋章の謎』では2章でカチュア、3章でパオラ、5章でシーダ、9章でミネルバ、15章でエストが仲間になる。
屋内MAPでは強制的に下馬しナイト(使用武器:剣)になるシステムを採用したため、戦闘能力が少し下がり、魔防・移動力は激減する。役割が傭兵と被るため、屋内では少し使いづらい。
反面、下馬すれば弱点の弓を気にしなくても良くなるので、場合によっては屋外でも下馬した方が良いことも。
今作では特効を無効化する「アイオテの盾」があるため、それを持たせれば弓を恐れることなく屋外で運用可能に。特に第二部では、序盤で隠しアイテムとして入手可能。
敵及びチェイニーが変身した時の姿は味方と違うグラフィックになるため、敵のペガサスナイトは男なのかもしれない。
下級 | CC | 上級 |
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ペガサスナイト(槍B・剣B) | ⇒ | ファルコンナイト(槍A・剣A・杖C スキル「連続」) |
マップがとにかく広い今作では、「再移動」を利用したヒットアンドアウェイから、遠距離攻撃魔法を持つ崖上の敵を倒したり、遠く離れた村を盗賊に破壊される前に訪問したりと、飛行ユニットの戦術的価値は計り知れない。故に単独行動が多くなるため、十分に鍛える必要がある。
また、上級職としてファルコンナイトが復活。レベルC(クロードが親のフィーはB)止まりではあるが杖が使えるため、いざという時には回復役としても活躍できる。
味方戦力としては、第1部ではシレジア四天馬騎士のフュリー、第2部ではフュリーの娘のフィー、フュリーが誰とも結ばれなかったか戦死してしまった場合はフィーの代替キャラとしてフェミナが加わる。
なお、シリーズ恒例の「ペガサスナイト三姉妹」は味方ではなく、敵側で終章に登場するメング・ブレグ・メイベルのファルコンナイト三姉妹である。3人全員が特効・必殺を無効化する「見切り」スキルを備え、耐久力無限の「だいちの剣」(射程1-2)を手にトライアングルアタックまで仕掛けてくるため、全力で立ち向かう必要がある強敵。
なお、この三姉妹はシレジアの祖である風使いセティの血を傍系ながら引いている。
他に、フュリーの姉で四天馬騎士の筆頭であるマーニャ、それに続く実力者のディートバやパメラなども登場する。
下級 | CC | 上級 | 下馬 |
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ペガサスライダー(槍) | ⇒ | ペガサスナイト(槍) | (剣) |
今作では「ファルコンナイト」は登場しない。ペガサスナイトが上級ユニットとなり、その下級職として「ペガサスライダー」が登場した。なお、天馬から降りて戦うこともでき、城内では強制的に降りて剣で戦うことになる。ステータス低下はそれほどでもない。
最初に加入するのはシレジアのペガサスライダーのカリン。また説得にはかなりの困難を伴うが、カリンは同郷のペガサスナイトのミーシャを説得して仲間にできる。また、オルエンが自軍にいない場合、カリンはマージナイトのイリオスも説得できる。
カリンの愛馬であるエルメスは男性を乗せる事を嫌がるなど、「ペガサスは女性を好む」設定が生まれたのもこの作品からである。
下級 | CC | 上級 |
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ペガサスナイト(槍) | ⇒ | ファルコンナイト(槍・剣) |
見習いとしてディーク傭兵団に所属するシャニー、現役騎士団員ティト、結婚を機に一度退役したユーノのイリア天馬騎士三姉妹が仲間になる。
GBAシリーズでは(厳密に言うとトラキアから)体格システムの影響で、体格の低い女性キャラにとって槍は扱いづらいという弱点が付きまとう。下がっても構わないだけの速さを得てそれをねじ伏せることが求められる。クラスチェンジで槍よりも軽い剣を扱えるようになるため、CC後は剣主体にしてみるととんでもない回避力を発揮する。
言わずもがな弓は弱点。さらに理魔法で猛威を振るう「エイルカリバー」が飛行特効を持つ。回避や魔防が高めとは言えど、調子に乗り過ぎないようにしたい。
また、今作はトラキア776の「かつぐ」システムを引き継いだ「救出」システムがある。味方を救出するだけでなく、ユニットを一気に移動させたり、複数の飛行ユニットを出撃させて山越えショートカットや、1ターンで闘技場に何度も挑戦するなど、飛行ユニットは今作も戦術的に重要な役割を担う。
ただし、バースなど一部の体格が高すぎるユニットは空輸不可能なので注意。
なお本作と次作「烈火の剣」には、体格+救出=25(女性は本来20)のペガサスナイト(ファルコンナイト)が存在する。
実は男なのかもしれないが、グラフィックや本人の体格は一緒なので馬がゴツイだけかもしれない。
下級 | CC | 上級 |
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ペガサスナイト(槍) | ⇒ | ファルコンナイト(槍・剣) |
今作は気弱なフロリーナ(三女)、強気なファリナ(次女)、生真面目なフィオーラ(長女)のイリア天馬騎士団三姉妹が仲間になる。若干ゲームバランスが変化したため、『封印の剣』より使いやすくなった。