ニコニコ大百科モバイル

7/2(月)よりスマホまたはPCでアクセスした場合、各デバイス向けのサイトへ自動で転送致します


ペニーワイズ


ヨミ: ペニーワイズ
掲示板をミル!
239カキコ!

ペニーワイズとは、スティーヴン・キングホラー小説IT』及びそれを原作とした映画に登場するの存在である。決して変な作品を布教するおじさんではない。

この項では、1990年映画版と共に、再映画化となった2017年およびその続編の2019年映画版のペニーワイズについても述べる。

物語の結末等、重大なネタバレには触れませんがキャラクターの性質上、編集者基準の軽微なネタバレが記事内に含まれますのでご注意下さい。
※登場作品についての解説は「IT(映画)」の記事を参照して下さい。
初版制作者は1990年映画版を基に執筆をしております。原作小説との相違点や世界観を共有するスティーヴン・キングの他作品との関連について、どなたか執筆をお願いいたします。


概要


Hi, Georgie.

Oh! Well, I'm Pennywise, the dancing clown.


1990年映画版


中世界のアメリカ合衆国メイン州デリーの町に古来より27~30年周期で現れる殺人ピエロとされている。

相手が恐怖と感じる物の姿に変化し、その常的なを持って町に住む人々を恐怖に陥れた。
作中では児童をターゲットとした連続殺人鬼のような猟奇的な行動が確認されている。く「怖がるヤツほど、味がいい」らしい。想像が豊かで思期の子供達はペニーワイズの常的なされやすいからなのだろうか?

1960年少年時代主人公達(弱クラブ/ラッキー7)をターゲットとして様々な嫌がらせを仕掛け、映画前半のラストは彼らとの対決で幕を閉める。
映画後半では30年後(1990年)に活動周期のため、復活を果たした。打倒ペニーワイズのために町へ再集結した主人公達を町から追い返すため、あらゆる嫌がらせを仕掛ける。

性格は見た通り非常にひょうきん。子供達と話す時も道化師らしく凝った演出や言動を行うが、当然これは子供達を油断させるもしくは恐怖に陥れるための物である。

後述する通り没の存在であるが、排水溝や地下といった場所を拠点にしている可性が高いとされ、作中でも主人公達はそこを攻める事となる。

キービジュアルとなっているサボサのい鼻といった不気味ピエロの姿は、あくまで作中の登場人物達がこのIT(ヤツ)」という存在を認知する際の一つの姿でしかない。
が、作中ではこの踊れるピエロのペニーワイズ(Pennywise the Dancing Clown)という形で登場する事がほとんどで、作中の登場人物にも作品を見ている々のような人間にも強インパクトトラウマを残した。少なからぬ人々が抱え持つ「道化恐怖症(コルロフォビア)」に繋がる一因として非常に有名。

具体的にいつ頃から町に現れるようになったかは定かではないが、少なくとも18世紀頃の町の写真をまとめた文献に「Pennywise the Clown」という題名で子供達へジャグリングを披露しているピエロイラストが掲載されていた事が判明しており、この頃からペニーワイズとして活動をしていたのではないかと思われる。

そして作中でわかっているだけでも町では「1900年に給近くで約300人の移民突然姿を消す」「1930年製鉄所で原因不明爆発事故が起き多数の死者が出る」「1957-1960年にかけて児童の連続失踪もしくは殺事件が立て続けに起きている」などの事が一定周期で起きており、いずれもペニーワイズの仕業だと示唆がされた。

こういった観点から主人公達がペニーワイズ=ITという存在の起や正体などを追いめていくのも物語の特徴の一つである。
ちなみに道化師、即ちクラウンの発祥となったのは18世紀のイギリスとされており、時期も一致する。

キャラクター自体のモデルは明確にはなっていないが、実在猟奇殺人犯である「キラークラウン」ことジョン・ウェイン・ゲイシーなのではないかという一説も。


2017・19年映画版


2017年映画版では1989年子供時代の主人公達(負け犬クラブ)に、続編にあたる2019年映画版では前作から27年後となる2016年大人になった主人公達に襲い掛かる。

大まかな所は一緒であるが、ペニーワイズの造形や性格など1990年版よりひょうきんさは抑えられ、より邪悪・悪になっている。

は頭頂部にも生えているが、口からにかけてい線が走り、反りカラフルだった1990年版にべて薄汚れたを着ている。彼がよく使う風船も多様な色ではなく一色に変わっている。
ったも一列だけでなく、喉にかけて幾重にも生えそろっている。他にも、を外側に向ける高速で左右に揺れながらこちらへ向けて走ってくるなど行動も恐怖心をより煽るものとなっている。
主人公達に対しても執念深くなっており何度も脅かしたり、大人となっても隙有らばを加えようとする

地球には元はいなかった異界のもので、18世紀の先住民が生活していた頃には既に存在し、先住民達が排除しようとしていた。

ペニーワイズによるものだとされる事件も、「1719年に町の創立した時の91人の住民がその年のに姿を消す」「1908年工所で復活祭のハント中に爆発事故が起こり子供88死亡」「1935年ギャング惨殺」「1962年にナイトクラブ『場』」へ放火」と27年周期に変わっている。


誕生秘話


IT』のインスピレーションを最初にキングが感じたのは、コロラドに在住していた1978年だという。
の故障をきっかけに徒歩で帰宅する途中、木のに差し掛かったキングは不意に「三びきのやぎのがらがらどん(The Three Billy Goats Gruff」を想起した。

「三びきのやぎのがらがらどん」はノルウェーの童話で、小・中・大のヤギがエサを探しに山に向かう途中、の下に住む怪物トロールに食われそうになる。だが小・中のヤギは「後からもっと大きなヤギが来るよ」と言って見逃してもらい、最後にやって来た大きなヤギトロールを退治し、三匹って山へ向かうというもの。

自分が今歩いているの下から恐ろしい怪物が出てくるさまを夢想したキングは、そこから大人(=大きな山羊)と子供(=小さな山羊)の物語について着想を得た。そうして「子供から大人へとなる過渡期に登場する怪物」を膨らませた結果誕生したのが、『IT(ヤツ)』ことペニーワイズなのである。

参照:スティーブン・キング公式サイト[外部]


2017年映画版撮影秘話


にあたっては、子供たちの怯えに現実味をもたせるために、ビル・スカルスガルド演じるペニーワイズと主人公達を演じる子役達とは暫く直接会わないよう引き離されていた。その為、実際に会うまでは映像でしか子役達はビルとは会ったことはなかった。

また演じたビルもより恐怖感をもたすため、自身が眼球を自由に動かせることを利用して劇中で両を外側にだんだんと向かせたり、よだれを垂らしたりしていた。スタントマンを用意していたものの、25歳と若い彼には必要なくバトルシーンしい動きも彼が演じた。

劇中でペニーワイズが登場する最初にあたるシーンは実は最後に撮ったものだった。


キャスト



1990年映画版



2017・19年映画版



能力


的は不明だが、子供を精的に追い詰めた上で殺人を行う事がほとんどのため、精的な作用の強い常的な物が多い。
によって発現した事現実に起こっている物なのか、それとも対となった人間達(ターゲット)視点の幻覚でしかないのかはハッキリしていない。作中の描写を見るにターゲット子供でも大人でも一応の行使は可のようだ。

の幅は非常に広いが、以下に要な物をカテゴライズして列挙し、1990年映画版と2017・19年映画版で相違点がある場合には双方について記述する。


透明性


ペニーワイズ自身やそれによって起こされる後述の超常現象は、ターゲットとした人間にしか認識する事ができない。

例えばペニーワイズが共の場で血みどろドクドクのドッキリを仕掛けたとしても、ターゲットとなった人間外の人達はペニーワイズ自身の姿を含め、それらに気づかずに何事もなかったかのように生活をしている。
立て続けに堂々と児童を殺しているにも関わらず、警察や住人に見つからないのもこのが一因かと思われる。

作中ではターゲットとなった子供達にしか見えていないが、例外として一度ペニーワイズを見た主人公達が大人に成長後、町に戻って来た時にはその姿を捉える事ができた。実のところペニーワイズ自身が精的に追い詰めやすい(もしくは追い詰める必要がある)相手を選んで可視化させているだけの可性は摘されている。


変身


ターゲットとなった人間に合わせて(自身のサイズ含め)姿を変える事ができる。

そもそもお染みのピエロ自体が不定形の存在とされる「IT」の変身後の姿である。
また精的に追い詰めるために相手が恐れていたり嫌悪感を示す物に姿を変える事もある。例として作中では主人公の一人であるビルの前で自分が手にかけたジョージー(ビルの)の姿になり、ビルのトラウマを掘り起こさせようとした。故人の生首(※もちろん喋る)となって主人公達を追い詰めるシーンもかなりのトラウマ物である。

なお「IT」を複数のターゲットが同時ににした場合、それぞれ違う姿が見えているという描写があるため、あくまで精的に干渉しているだけの可性が高そうだ。


幻覚


ターゲット人間に強な幻覚を見せる事ができる。ペニーワイズがターゲットを追い詰めるために使う常套手段。

わりと何でもできるらしく、入りの風船を大量に出現させたり、グロテスクな見たの胎児で生きている玉を食卓に出現させたり、ターゲットが読んでいる本を『ハリー・ポッターシリーズ』みたいな動画にしたり…。

しかもこの幻覚は嗅覚や触覚といった五感にも及ぶので、上述した透明性との合わせ技はターゲットにとってかなりヤバい代物である。他の人に事情を話しても理解されないため、孤独感を煽る形となる。


瞬間移動


少なくともデリーの町の中ならどこでも時に現れる事ができるし、ターゲットがそれまでに行ってきた事も把握しているようだ。

1990年映画版では、大人になった主人公達がで町に入った後すぐに姿を現しているので、その検知率は中々の物。少なくとも町にいる間はペニーワイズの観測下にあるといっていいだろう。
2019年版では、大人になった主人公達が互いに再会した後、一人になってに出ていた時に姿を現していた。


マインドコントロール


ターゲットの行動を操って制御下に置いたり、心理的なを与える事ができる。

また、町に住む住人達が一連の事件を外に持ち出さないよう意識的な行動を取ったり、一度町を出た主人公達が小さい頃に体験したペニーワイズに関する事を忘却しているのも、このの可性が高い。

1990年映画版

作中で確認できたのは、を発させそれを見たターゲット洗脳し思いのまま動かす等だろうか。例としては、主人公の一人であるビルの妻がこれで魂を抜かれたような被害に遭ったり、少年時代主人公達をいじめていたヘンリー(収監中)はペニーワイズからテレパシーという形で復讐の暗示をかけられ脱獄を果たした。

2017・19年映画版

1990年映画版に出たような「光」は前編の2017年映画版では1シーンしか使われず、後編の2019年映画版では「死の」として形容されていた。「光」1990年映画版のような効果があるが、ペニーワイズの命を間接的に受けたヘンリーは劇中の描写では「光」には一度もあてられておらず、「光」なしでもマインドコントロールを受ける可性がある。


テレキネシス


物体に触れずとも物を動かしたり操作する事ができる。

具体的には浴室のシャワーヘッドを自在に動かしたり、ドアロックしたり、電気系統を操作したり。もちろんターゲットを恐怖に陥れるためである。

ひょっとしたらこれもターゲットが見ている幻覚の一種かもしれないが、ハッキリしない。

だがくしたはずのヘンリーナイフ病院内に持ち込んでいたりしているため、全てが幻覚とも言えないようだ。


回復力


ダメージを負ってもすぐに傷が治癒する。

そもそも体的な存在なのか、精的な存在なのか曖昧な存在のため、ダメージを与えたとしてもそれはペニーワイズがターゲットに見せている幻覚の可性もある。あるいはターゲットがそう思い込んでいるだけなのかもしれない。


その他の超人的能力


1990年映画版では、ジョージーを沼に引きずり込み誑かし、彼の腕を掴んで引きちぎった。

2017年映画版では、ジョージーを誑かした上で左腕をで食いちぎり、逃げようとした彼を下水道を引きずり込んでいる。


弱点



次へ»
最終更新日: 20/03/24 00:27
タグ検索 パソコン版を見る


[0]TOP
ニコニコ動画モバイル
運営元:ドワンゴ