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ラチェット&クランクとは、主にインソムニアックゲームズが開発、ソニー・コンピュータエンタテインメントが発売しているゲーム「ラチェット&クランク」シリーズの総称、またはそのシリーズの第一作目のゲーム「ラチェット&クランク」の呼称である。シリーズ最新作「ラチェット&クランク THE GAME」はPS4向けに2016年8月9日発売予定。映画「ラチェット&クランク THE MOVIE」は今作の限定版に同梱。略称は一般的に「ラチェクラ」や「ラチェット」など。後述するFUTUREシリーズは「FUTURE」と呼ばれることもある。本項では以下「ラチェクラ」とする。
ラチェクラシリーズの第一作目である「ラチェット&クランク」は、PS2初期の、PSが発売してから8周年目の節目の日であった2002年12月3日に発売された。PS2とセットで入っていた「同梱版」として「アクションパック」も発売されているので、「これがPS2で一番初めにプレイしたゲームだった!!」という人も少なくないだろう。また、初期の頃(2など)に放映されていたテレビCMは、ユニークでインパクトが強い内容のものが多かったので覚えている人も多いのではないだろうか。
▲端的にいうと、主人公であるラチェットがロボットのクランクなどと協力し、数々の惑星をめぐりながら、ガラメカ(武器)を駆使して悪と戦い、銀河の平和を守るというよくある王道的なストーリー(シリーズの作品のほとんどはこういった内容)である。しかし、そのストーリーの中のキャラクターたちの愉快な会話が独特で面白く、それが病み付きになる人も少なくない。また、ストーリーが分かりやすく、小さなこどもでも大人でも楽しめるような構成となっていて、これもまたプレイヤーを惹きつける一因となっている。
▲主に惑星を探索し、手に入ったアイテムや他の惑星の情報を元に次の惑星へ進んでいくというシンプルなものである。だが、惑星攻略の道中には、補助ガラメカを使ったパズルや、ちょっとした謎解き、SASUKEのようにアクションを駆使するところ、ミニゲームなどがあり、シンプルながらもステージ全体を通して飽きない設計になっている。
難易度はどの作品も、普通に敵を倒して強いガラメカを使っていけばどんな人でも簡単に攻略できる程度の難易度である。特に2以降の作品は「アップグレード」により武器・体力がどんどん強くなっていくので、何回もやっていれば小学生でもクリアできる。4th、FUTURE外伝以降の作品には難易度選択が追加されていることも。しかし、ラチェクラはぶきガラメカの使いかた次第で難易度が驚異的に変わるのが大きな特徴だ。
例えば、各作にある最強のガラメカ(武器)を使えば、どんな敵(ボス)でも一瞬で撃破してしまうほどのヌルゲーになってしまうし、まったく攻撃系のガラメカを使わない(標準装備であるオムレンチのみで戦う)となれば、ザコ敵でさえ一苦労の詰むこと間違いなしの苦労ゲーにもなる。アクションゲームが得意な人も、そうでない人も楽しむことができるゲームというわけだ。
特に2以降はやりこみ要素が非常に多いのも特徴の一つだ。
など、アクションゲームにしてはやりこみ要素が満載である。この豊富なやりこみ要素を一つ一つクリアしていくのもラチェクラの醍醐味であるといえるだろう。これらのやりこみ要素をクリアしていくと、特典としてさまざまなおまけ要素が解禁される(ラチェットの服装・顔サイズ変更、ステージ反転など)。そして、最後の最後までやりこんだ人しか見ることができない「インソムニアックミュージアム」(文字反転)なども用意されている。
ラチェクラは、前述したようにやりこみ要素が非常に多い。その中でも「アップグレード」などには多額のお金(ボルト)がかかる。また、ナノテック(体力)やガラメカを最大までアップグレードさせることも大変な作業である。これらをすべて達成するために同じところをひたすら往復して1週目でこなすというのは大変なうえに面倒だろう。
そこで、ラチェクラには「チャレンジモード」(実質2週目)というものが用意されている。ストーリーはまた初めからになってしまううえ、敵がさらに強力になるものの、さまざまな特典がつく(ナノテックやガラメカがさらにアップグレード、ボルトや経験値が大量に獲得できるなど)。このチャレンジモードの爽快さから、「ラチェクラは二週目から」という意見も多い。
ラチェクラシリーズにおいて、最後までやりこんだ人に与えられるご褒美、それがインソムニアックミュージアム(上記同)である。インソムアックミュージアムは、主な開発元である「インソムアックゲームズ」の会社内部を基にしてあり、没キャラや没アイデアを見ることが出来たり、隠しミニゲーム、爆発のエフェクトテストなど、ここでしかできない楽しい仕掛けが盛りだくさんである。ラチェクラプレイヤーにとってぜひ一度は行っておきたいところである。
Q.出現しない・・・
A.まず、これが出現する作品は限られている。現在確認されているのは「2」「3」「5(名称がクライムツリーハウスとなっている)」「クランク&ラチェット(同)」「FUTURE2」のみである(間違っていたら報告お願いします)。これらの作品で出現しない場合、まだやりこみが足りていない可能性が高い。スキルポイントなどをよく確認してみよう。また、それらの条件をクリアしていなくても出現する隠し方法がある場合もある(ヒント:ワープ、時間)。
※出現しない作品でも、開発秘話を聞けたり、特別ムービーを見られたりできるようになる。
ラチェクラシリーズでは、ストーリーを進めるのに必然的にガラメカを活用することになる。ガラメカは一つ一つが個性的な特徴を持っていて、バリエーションが豊富である。そのたくさんのガラメカを、場面に応じて使えるようになることで、攻略は一気に楽になる。「そのガラメカがどのような特徴を持っているのか」を把握しておくのは攻略にとって重要なことだ。
ここからは、シリーズを通してよく出てくるガラメカの系列について紹介する(例で表示されているガラメカは特に表示が無い限り1で登場するガラメカである)。
シリーズに登場するガラメカの説明はこちらで→ラチェット&クランクシリーズのガラメカ一覧。
ラチェクラシリーズは、現在、外伝を含めると13作ゲームが発売されている(作品ごとの解説はウィキペディアも参照[外部])。
ちなみに、6作目である「ラチェット&クランク FUTURE」からはナンバリングの仕切り直しが行われている(FUTUREシリーズ)。
2002年12月3日に発売。PS2。
後のラチェクラシリーズの根幹なのは言うまでも無い。HPが最大8しかないことなどから難易度は「高い」という意見が多く、途中の中ボス攻略、ゴールデンボルト・スキルポイント集め(これは後の作品にも言える)、ホバーボードレース、後半のステージの攻略などには誰もが苦労したことであろう。また、何かと便利な「スライド移動」も今作にはまだ存在していない。
2003年12月11日に発売。PS2。
「アップグレード」や、やりこむと出現する「インソムニアックミュージアム」が初登場。特に、アップグレードは体力にも適用され、経験値をためると体力が上がるというRPGのようなシステムが追加されたため、前作のようなシビアさは一応無くなった。また、チャレンジモード(実質二週目)後の特典が大幅に追加され、やりこみ甲斐のあるゲームへと進化を遂げたと言える。また、他にも「マキシゲーム」という機能(ゲーム中のミニゲームをメニューから選びすぐやることができるショートカット機能)もあった。
2004年11月25日に発売。PS2。
いわゆる「クエスト」的なものが増えたのが大きい変化だったといえる。途中のステージでは、「コロシアム」があることや、仲間のロボット戦隊とともに任務をこなす「フリーミッション」が登場していることからもそれが分かる。他にも、ストーリーもアクションゲームながらよく練られていて、ここでドクター・ネファリウス、ローレンスが初登場。アップグレードはさらに進化し、レベルさえ上げればかなり楽にラスボスまで行けるようになった。他には、3つのモードがある4人対戦が初登場。アメリカではオンライン対戦が実装されていたが、日本ではマルチタップを使っての対戦にとどまっている。