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事
ヨミ: ジ
事とは、以下のことを表す。
- 事(こと) - いろいろな意味をもつ形式名詞。
- 事(ジ) - 仏教用語
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- 意味
- ものごと、事象、出来事、異常な・重大な出来事、戦争、職業、仕事、関係がある、まつりごと、仕える、という意味がある。〔説文解字・巻三〕には「職なり」とある。
- また倳と通じて建てる、剚と通じて挿入する、使と通じて使う、という意味がある。
- 字形
- 字形については、史の上部に三又のような線が加わっているような形であり、史に何かを組み合わせた字と解釈される。
- 〔説文解字〕は、形声で史と之を組み合わせた字とする。〔淵源〕は上部は吹流しであるとしている。古代、使者が吹流しを立てた俗があった。〔春秋左氏伝・桓公十六年〕に「其の旌を載せて以って先んず」と使者が旌旗を車に立てたという記述がある。
- 白川静は、史はもともと祝詞を捧げ持つ字で、外に祭りを行うときはこれに吹流しを付け、使者に持たせたという。従って事は外で祭り事を行う意味であり、そこから大事、まつりごと、という意味が生まれたという。
- 使、史、吏、事の金文での字形は同じであり、声義とも関係が深い。
- 音訓
- 音読みはシ(漢音)、ジ(呉音)、ズ(慣用音)、訓読みは、こと、つかえる、つかう、こととする。名のりに、つとむ・わざ、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校3年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 事を声符とする漢字に、倳、剚、𨧫がある。
- 語彙
- 事宜・事業・事件・事故・事後・事象・事情・事前・事態・事大・事典・事変・事由・事例
異体字
最終更新日: 14/03/15 02:47
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