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伊勢湾台風


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伊勢湾台風とは、1959年9月紀伊半島から東海地方にかけて大きな災害をもたらした台風である。災害生時の呼称は台風15号最低気圧は和歌山県潮岬で記録した929.2ヘクトパスカル、最大速は愛知県伊良湖岬で記録した55.3メートル


概要


室戸台風1934年)、台風1945年)と並ぶ昭和三大台風の一つとして数えられ、死者4,697人・行方不明401人・負傷者38,921人という数字は阪神大震災が起きるまでは、第二次世界大戦後の日本で発生した自然災害の被災者として最悪のものだった。

特に被害が多かったのは被災地の中でも最大人口を擁する愛知県で、被災者約153万人中約79万人、犠牲者5098人中3351人が愛知県で被災。(次いで多かったのが隣県である三重県の被災者32万人、犠牲者1211人)


上陸前


観測衛星ひまわりかった時代とは言え、在日アメリカ軍気象庁が「東海地方を通過する台風」として事前にキャッチしており、9月26の正午前には愛知三重の両県では暴風雨・波浪・高潮の各警報が発されていた(台風の進路が予想進路とほとんど差がないものだったため、事前に厳態勢に入ることが可だった)

しかし、進路及び「台風」というところまでは合っていたものの、その規模・勢気象庁の想像をかにえるものであった。


伊勢湾台風の特徴


最低気圧こそ室戸台風911.6ヘクトパスカルに劣るものの日本本土で観測された台風としては第三位、直径2500キロメートルという規模は同台風2000キロメートルを大幅に上回り、暴域も北日本と西日本の一部以外で20メートル以上を記録するほど広かった。

さらに伊勢湾台風の特徴として挙げられるのが、急成長し・足が速く・勢がほとんど衰えない台風であったこと。

発生後二日足らずで急成長した伊勢湾台風は気圧観測開始から三日後に和歌山県潮岬に上陸。この時点で最低気圧929.2ヘクトパスカル(通常の台風950ヘクトパスカル前後)を記録し、その後も紀伊半島中部地方の山岳地帯を通過しながら勢はほとんど衰えなかった。


主な被害とその後の対策


暴風雨そのものよりも、室戸台風位3.1メートル(当時の日本最高記録)どころか伊勢防3.38メートルすらえる3.89メートルを記録した高潮が大きな被害を生む原因となった。

特に名古屋市南区港区名古屋港の貯木場から流れ出した木材約20トンによる二次災害も大きく、両区の住宅地は壊滅状態となった。

伊勢湾台風において大きな被害を生んだのは、台風の規模を見誤っていたことに加え、全的に防災体制や避難誘導が不十分であったこと、被災住民のほとんどが自分たちの住む場所の抜高度が低いということを知らなかったということ、停電によりラジオによる情報伝達が不可能(当時は電池式のラジオがほとんど普及していなかった)となったことも原因とされる。

この被害を教訓とし、被災から二週間後に10月9日に臨時台風科学対策委員会が設置され、1961年には災害対策基本法が布。

伊勢湾沿を中心に防潮防の建設・修が進み、愛知県三重県以外でも治計画を大幅に上回る位を記録した河川が多かったため、治計画の見直しを迫られる地域が多数あった。

また、後に阪神大震災が発生するまでの「防災」は伊勢湾台風を基準として考えられることが多かった。

特に最大の被害者を出した名古屋市学校の授業で伊勢湾台風についてられ、2009年名古屋地方台が作成したパンレットを『第二の伊勢湾台風に備えて』という名称にする等、現在でもこの台風跡は色濃く残っている。

近鉄名古屋線も被災し仁大な被害を出したが、復旧工事と併せて近鉄大阪線との相互直通運転のための軌を断行した。これにより大阪から名古屋までの直通特急の運行が可となった。   

台風観測体制の強化

1959年当時は気衛星なんてものはなく(*1)、日本に長距離を観測できる気レーダーもなかった。
を航行する船舶からの通報を受けて軍が観測機を飛ばして(台風の中に突っ込ませて)台風の規模や速気圧等を逐次追跡する方法が一般的であった。そのため伊勢湾台風の規模を見誤り、情報の遅れの原因ともなっていた。

*1 世界初の気衛星1960年タイロス1号

伊勢湾台風の教訓により、日本に近づく台風期発見が急務であるとされ富士山レーダー1965年運用開始 観測距離800km)の建設、気象衛星ひまわりの開発打ち上げ(1977年打ち上げ)の契機となった。

富士山レーダー1999年に運用終了し、静岡県の牧之原気レーダー観測所と長野県山気レーダー観測所)2カ所があとを継いでいる

気象衛星ひまわりGMSシリーズ5機(ひまわり1号5号)、MTSATシリーズ3機(みらいひまわり6号・7号)と受け継がれ、観測精度を着々と向上させ、最新ひまわり8号ではデータ量が7号の50倍という大幅な性アップがされている。(当該記事を参照)


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最終更新日: 14/10/09 22:29
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