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1971年、千葉県松戸市生まれ。東北大学法学部卒。1996年『悪党たちが目にしみる』(後の『陽気なギャングが地球を回す』の原型)でサントリーミステリー大賞佳作となるが、このときは出版してもらえずデビューできなかったサントリーミステリー大賞の「佳作」は実質的に「最終選考落選」の意味で、同様にサンミスからデビューできなかった作家に横山秀夫がいる。ちなみにそのときの大賞受賞者は僅か3作で消え、読者賞受賞者ももう10年以上新刊が出ていない。伊坂は翌年『アヒルと鴨のコインロッカー』というタイトルの原稿を再びサントリーミステリー大賞に投稿しているが、これは最終選考にも残れなかった。後に刊行された同題の作品の原型らしい。。
2000年に『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。第4作の『重力ピエロ』でブレイクし、人気作家に。以降、2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で日本推理作家協会賞、2008年『ゴールデンスランバー』で山本周五郎賞と本屋大賞を受賞。本屋大賞では、第1回から第6回まで毎回トップ10にノミネートされるなど、ぶっちぎりで最多のノミネート回数を誇る。2020年『逆ソクラテス』で柴田錬三郎賞を受賞。
直木賞ではこれまで5回に渡って落とされ続けており(『重力ピエロ』『チルドレン』『死神の精度』『グラスホッパー』『砂漠』)、6度目の正直なるかと思われた『ゴールデンスランバー』は多忙を避けて候補入りを辞退した。それ以降は候補入りしていない。
主に若者、女性からの人気が非常に高いベストセラー作家。作風は洋画のような登場人物達の軽妙な語り口が特徴で、周到に張り巡らされた伏線を終盤で一気に回収していく構成の作品が多い。本人によると、あまり先を考えずに戻りながら書いているとのこと。
『フィッシュストーリー』までと『オー!ファーザー』が第一期、『ゴールデンスランバー』から『夜の国のクーパー』までが第二期と区別される執筆順での区別なので、刊行の遅れた『オー!ファーザー』だけ第二期の途中で刊行されることになった。なお、『残り全部バケーション』以降が第三期なのかどうかは不明。。第二期では実験的な作品をいろいろ出していたが、不評だったためかその後は元の方向性に戻り気味。
東北大学出身で仙台在住ということもあって、作品の多くが仙台を舞台としている。また、作品にシリーズものはほとんど無いが、ある作品の主要キャラが他の作品にちらっと登場するような微妙な作品間のリンクが多く、それを見つけるのもファンの楽しみのひとつ。
作品の多くが映画化されており、特に『アヒルと鴨のコインロッカー』の映画版は評価が高い。『マリアビートル』は現在ハリウッドにて、ブラッド・ピット主演、『Bullet Train』のタイトルで映画化が進行中。
作風からブレイクした頃には村上春樹チルドレンという扱いをされることが多かったが、本人は島田荘司と連城三紀彦の熱烈なファンで、特に村上春樹から強く影響を受けたわけではないそうである。
▲マークは記事のある作品。
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