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保登心愛(ほと ここあ)とは、Koiによる日本の四コマ漫画、「ご注文はうさぎですか?」に登場するキャラクターである。誕生日は4月10日、血液型はB型。愛称は「ココア」。名前の由来はもちろん「ホットココア」。
アニメ版での声優は佐倉綾音。
鳴き声、もとい断末魔(?)は(`0言0́*)<ヴェアアアアアアアア
本作の主人公。学校の方針で、下宿先である「ラビットハウス」で働いている。原作初期及びテレビアニメ1期のときは高校1年生。原作4巻及びテレビアニメ2期からは高校2年生。原作9巻からは高校3年生。彼女が高校進学に際し木組みの街にやって来たところから物語はスタートする。
容姿は、くりっとした大きめの澄んだ紫眼のタレ目に肩までかかったストロベリーブロンドの髪の毛(桃色、もしくは赤色が混ざった金髪で茶髪と似た色合いをしている。)と花の髪飾り(桜?)が特徴的で健康的かつ色白な肌をしている。割と清楚な雰囲気を持ち可憐な印象である。運動をする際やラビットハウスの夏服のときはサイドポニーにしている。背はさほど高くはないが(それでも平均より数センチ低い程度で平均身長はあくまで目安)、それを補うくらい顔立ちが整っておりスタイルも抜群(何気に生足だろうとなんだろうと対応できる美脚を持つ)な上に胸も年頃の女の子にしては大きいなど容姿には比較的恵まれている。
実家は木組みの街から離れた山の手にあるベーカリー保登というパン屋。4人兄弟の末っ子で、母と姉のモカがパン屋を経営しており、大学教授である父と弁護士の卵と科学者の卵である2人の兄は都会に住んでいる。高校進学の際はモカの通っていた高校に行くか迷っていたが、幼い頃に訪れたことのある木組みの街にずっと憧れていたこともあり、わくわくを求めて高校進学を機に実家を離れて引っ越すことにした。
ラビットハウスでは、持ち前の明るさを武器に接客面では活躍するが、コーヒーの味や香りで判別をつけることができず、働き始めた当初はチノの教育を受けていた。また、仕事中に日向ぼっこを始めるなど、サボり癖もある。それでも、木組みの街に来て2年目の時期にはラテ・アートができるようになるなど、店員として成長の跡は見せている。
容姿はもちろんの事、基本的に育ちが良いのか笑顔で明るく、誰に対してもすぐに打ち解けられるフレンドリーな性格(ココアの魅力をより引き立たせる大きな要因と思われる)で、パッと見は何処にでもいそうな、普通のお嬢様風の女の子……のはずであるが本人自体はそれとは真逆でアグレッシブな性格でありお転婆(黙っていたら美人の典型)。一見すると動き回って騒がしい印象のある彼女だが決して下品というわけではなく、本来の性質はチノと同様に物静かでおっとりとした性格であると推測され時に落ち着いた態度や物腰を仲間内で取ることがあり彼女自身の生まれ持った品格や育ちの良さを垣間見ることができる。言い換えれば正に女の子の理想を体現したお嬢様キャラと言える。良くも悪くも気まぐれな性質であり将来の夢については気分で変わる(後述参照)。ラビットハウスに下宿することになった当日から、ティッピーに「あっという間に店になじんでしまった」と評されていた。
その反面、かなりドジであり、色々と抜けている。ボケに回ることが多く、よくツッコミを入れられたりする(主にチノ、リゼ、シャロから)。ただ、接客業に向いている性格なためか、仕事に関してのドジは少ない模様(明記されていないだけかもしれないが)。 高校2年生時のクリスマスの時期には、焼き栗屋でアルバイトをしていたが、お客さんや子供たちから人気だったようだ。
前述通り、社交性はかなり高いため、全く知らない人にも気軽に話しかけることが出来る。本人のモットーは、「会って3秒で友達」。二巻第六話の「お話をするお話」では、それが題材の一部となっており、後にサブキャラの一人となる青山さんと会話していたりした。
ちなみに、無類のもふもふ好きであり、特に兎をもふもふすることが大好きである。そのため、よくティッピーをもふもふしており、兎の群生を見て「もふもふ天国」と称したことも。
パン屋の娘であるが、朝が弱く、なかなか起きない。リゼやシャロに自分から早朝マラソンに付き合うよう頼んだにも関わらず起きられなかった。ただし、(主にチノが)お姉ちゃんと呼ぶとすぐに起きる。寝相も悪く、よだれを垂らしただらしない顔で寝ている。寝る前はもふもふしないと寝れないらしい。
チノに対して愛情が空回りし、時たま空気を読まない発言をしてしまい顰蹙(ひんしゅく)を買う事はあるが、基本的に頭が良く状況判断も出来るため決してKYという事ではなくチノからはある程度の信頼を得ている。根っからの愛されキャラなのか少なくともリゼやシャロからは「ココアがいないと寂しい」と思われているようであり、千夜からもココアは絶対に手放せない存在として認識され仲間内での人望はある模様。作中の主要キャラたちはみんな何らかの影響をココアから受けている。また学内のクラスメイト達ともそれなりに仲が良く「みんなの妹」として可愛がられている(本人はこの扱いに不満)。
文系は苦手(後述参照)なのだが、実はかなりの本好きであり愛読書は『罪と罰』。
ちなみに、テレビアニメ版でのココアは、CVを担当する佐倉綾音の演技もあって原作以上にギャグキャラの面が強調されており、(`0言0́*)<ヴェアアアアアアアアに代表される奇声の数々がファンの間で話題になり、アニメ人気の要因になっている。
基本的にトラブルメーカーで、やらかすことも多いが、チノも含めた仲間たちを繋ぎ合わせた架け橋となっており、チノと千夜などココアがいなければ成立しなかった出会いもある。「他人を楽しませる人間になりたい」という彼女の行動は、それぞれに影響を与えており、チノだけでなくリゼやシャロもココアに触発されて今までにない自分を出すようになっている。千夜はクリスマスの日にココアのことを「ココアちゃんは十分サンタさんよ」と称している。
姉を自称し、良い所を見せようとしては、よく空回っている。
チノに対する愛情は、客にシスターコンプレックスと評されるほどであり、抱き着いてもふもふしようとすることも(そして邪険にされる)。一応、「チノちゃんはいつも私につんつんだよ」と、あしらわれているという自覚はあるようだ。
このことは、本人が4人兄姉の末っ子(兄が2人、姉が1人)であることが原因らしく、年下の妹に憧れていたとのこと。そのため、チノのみならず、メグとマヤも妹扱いし、チノからは「ココアさんは年下だったら誰でもいいんです」と、誤解を招くような言い方を陰でされてしまったりした。また、チノへの愛が行き過ぎてかえって脅えさせてしまうこともある。
時々、チノが他の誰かを姉扱いしたり、憧れている素振りを見せると、慌てたり落ち込んだりすることも。例えその相手が実姉のモカであっても例外ではなく、チノを巡って姉妹で張り合うこともあった。
ただ、空回り気味ではあるものの、その愛情は本物であり、そのことはチノ本人にもある程度通じているようである。次第にココアのことを「姉」と呼ぶようになったり、チノの性格そのものがココアの影響を受けるようになるなど確実に想いは届いている。また、姉としての愛情だけではなく、母親としての愛情、「母性」を感じさせることもあったりする。ココアとチノの母は性格が似ているようで、チノもココアに対して亡き母親と重ねていることがあるようだ。
「でもこのライオンの木彫り細工、かわいくてすごく好きだなー」
「これはたんぽぽです・・・! 顔の付いたたんぽぽなんです!」
「えぇ!?」