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催眠(さいみん)とは、本来の意味は「眠気を催す」こと。または、催眠剤・催眠薬から転じて眠気を催させること。
しかし、現在では「催眠術」がために「意志薄弱に陥った意識状態」の意味で使われることが多い単語である。
以下、この記事ではそういった変化した意味の「催眠」についても解説する。
現代では、催眠とは暗示を受けやすい意識状態(変性意識状態)のことを指すことが多い。
また、その意識状態に導くための技術のことを催眠術と呼ぶ。催眠状態の例えとして
等がよく引き合いに出される。催眠状態は暗示を受け入れやすい状態にあり、ストレスの解消などの心のケア、あがり症の改善、スポーツ分野におけるイメージトレーニングなどに利用されている。
催眠術の技術を学べば自身の精神をそういった状態に誘導することができ、自分の意思でそこに持っていくことを自己催眠という(いわゆる、催眠術師が被験者に催眠をかけることを他者催眠と呼ぶが、これは被験者の自己催眠を術師が誘発しているに過ぎない)
▲一般的に催眠術といえば、紐にぶら下げた五円玉を目の前で左右に振りながら「あなたは段々眠くな~る」と繰り返し、やがて被験者が意識をなくしたかのような状態に陥るのがイメージされると思う。一昔前のテレビ番組などではこういった場面がよく見られたが、この振り子催眠は有効的な催眠術ではあるもののパフォーマンス的な要素も強く、短時間で深い催眠に陥ることは通常ない。
もしくは漫画やアニメで見られるような、念ずるだけで相手を意のままに操る超能力・魔術のようなものを想像するかもしれない。しかしながら現実の催眠術はそういった超常的な能力ではなく、心理学や脳科学などの知識および理論と、声のトーンやテンポなどの蓄積された経験を用いた技術であり科学である。そのため個人差はあるが、やり方さえ学べば誰でも試すことができる。
とはいっても、、学べば道行く人を自由に催眠状態に持っていけるわけではない、。催眠は意識の持ちようで簡単に退けられるので、催眠状態に至るにはそれだけリラックスした状態、緊張のない関係でなければならない。つまり催眠する者される者の間に信頼関係がなければ、マンガ的な「思いのままになる」状態にはならない。催眠のかかりやすさも人によって違い、被催眠性も一種の才能だといえる。
また、いわゆるショー催眠など、客をステージ上に引っ張り出して被験者とする場合、「初めて会った術師を信頼しろ」というのには無理がある。 上記の「信頼関係」とは似て異なるが、「拒否されることを解除してもらう」事が大事と言えるだろう。
繰り返して書くが、見ず知らずの人物にいきなり催眠をかけられ、かかったら意識を失って好き放題に操られる、ということは通常ありえない。ちゃんと被験者には自分の意識があり、そして防衛本能が備わっている為、被験者はあまりにもむちゃくちゃな暗示には拒否できる。
いわゆる向精神薬や麻酔薬等の薬剤、精神的拷問(不眠・絶食・囁きなど)をミックスするとかなり強力な催眠状態にすることができる。これらを入信や信者堅持に利用したのがいわゆるニューエイジ系宗教団体である(分かりやすく言えばオウム真理教など)。
とはいえ、それらも結局のところ「地獄のような苦しみから相対的にリラックスさせている」だけなので「精神薄弱になり、ロボットのように好き放題に相手を操れる」ということにはならない。そういう目的ではより意識が強く保てるマインドコントロールを利用することが多い。
オウム真理教では、本人の持つ地位や学歴などのプライド、自分のことは自分で選択しているといった我の強さ(実際は誘導)、といった個人の感情への刺激なども催眠・マインドコントロールの助けとしていた可能性がある。 小林よしのり『ゴーマニズム宣言』より。作者である小林よしのりは、1990年代にオウム真理教の取材などで信者らと関わっていたころに、信者の発言などから「真実を見抜いた気になっている奴ら」「自分たちの薄っぺらいプライドを満たしてくれる宗教団体」という印象を抱いた旨を記述している。
パソコンの前に立ってこういったことを読む/書くというのは、実は暗示をかけやすい状態にある。
これを利用した催眠系(わかりやすく言えば中毒性)動画や音声もいくつかあるが、これを利用して精神変性状態下で性的興奮…有体にいえばセックスしている暗示をかけ、オーガズムまでもっていくプレイを「催眠オナニー」という。
主に音声を主体として暗示をかけるが、その性質上ノイズなどで容易に意識が賦活するので、上質のヘッドホンなどが必要となる。
他にも、ネットワーク越しに他者の音声(Skypeなど)による暗示を元に催眠誘導、催眠プレイなどを行う事が見受けられるが、被験者の安全確保を行う事こそが何よりも大事とされる中、果たしてどのようにして安全を確保する事が出来るのか疑問になる事を考えると、推奨される行為ではないだろう。
▲上記催眠とは別に「自身で何か強いイメージ等を抱き、それにより自身に暗示をかけること」または「現実はそうでないが、自身の意識によって自身の精神状態をそれに合わせること」を自己暗示という。
たとえば、寝る前に「明日はいい日になる」と強く念じてから寝る。すると周りの状況に関わらず明日の自身の精神状態は「いい日」になる。
この理屈をよく考えれば、子供であればあるほど催眠にかけやすいのが納得できるだろう。
▲上で述べたように現実の催眠術は万能の超能力でもなんでもない。やりようによっては洗脳クラスの暗示をかけることも可能ではあるが、それにしても専用のプロセスと精神改造に要する長大な時間、違法性の高い薬物や手段に訴える必要がある。
が、フィクションでは一部の超能力や精神感応能力により迅速に催眠状態を引き起こすことを可能としている。
「もし透明人間になれたら」「もし時間が止めれたら」と並んで男性が一度は妄想するのが「催眠術で人を自由に操れたら」というものであり、いわゆる男性向け作品にもたびたび取り上げられる。
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■nm2697102[ニコ動]
■sm10474257[ニコ動]
■sm11876589[ニコ動]
■nm18957963[ニコ動]
■sm33675017[ニコ動]
■im7920242(静画)
■im2369851(静画)
■im4851537(静画)
■im7807205(静画)
■az4774505668
■az4774507865
■az4774511013
まずは、一番左端のピンク色の本を買って読むと良いだろう。 2冊目、3冊目は1冊目を読み解いて、さらに興味が深まってから買えば良い。
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