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塩試合


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塩試合とはプロレス界で使用される言葉で、「つまらない試合」を意味する言葉である。単に「」と言われる事もある。会話で使う場合は「しょっぱい試合」と言う事もある。


由来


新日本プロレス平田淳嗣がある試合のインタビューの際に「しょっぱい試合ですいません」と言った事から「しょっぱい=なさけないor恥ずかしい」という意味合いで知られるようになり、「しょっぱい→」と言う事から、いずくともなく塩試合と言われるようになった。ただこの言葉自体が自然発生的なので諸説あると思われる。

また、これまでは「っ気のある味」と言う意味で使われていた「しょっぱい」と言う言葉が隠語で使われてる意味で世に広まった間でもある。


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隠語としての「しょっぱい」


元々「しょっぱい」という言葉は大相撲の用弱い」と言う意味であり、の撒かれる土俵に這う(=負ける)様子を表した事から由来しているなので、プロレス界で使われる「なさけない」や「つまらない」と言う意味は本来はない。この後でも説明するがプロレスは勝ち負けよりも試合展開や見せ場の演出が重要であり、単純な強さが絶対的な標ではないで勝っていても、試合が面くできなければ負けであり、実がない意味での「弱い」となる。こうした事情から「しょっぱい」の意味が変化したと思われる。

元々、日本プロレス界の礎を築いた力道山大相撲出身であり、また現役を引退した力士プロレスラーに転向する事も多かった事から大相撲由来の隠語が多く存在し、例としては「ガチンコ」があり、これもまた広く世に知られている。隠語以外にも選手育成に際して付き人制度があったり、業に際しては巡業の形態をとること、相撲メッカである両国国技館で度々試合が行われるなど、文化や慣習の面でも大相撲が大きく出ている。


プロレスにおける塩の恐ろしさ


上記のように日本プロレスはかなり特殊なバックグラウンドがあるわけだが、この以外にもプロレス他の格闘技にはない特徴としてエンターテイメント性が強い事があげられる。

言ってみればプロレスとは試合のみならず、アングルギミック、抗争などを含めた大規模なドラマのようなものであり、勝つまでの試合展開が重要である。そして年間に何十何と試合をするので怪防止の面で特に受けが重要視される。受け身三年と言われるほどに受けと言うのはが深く、相手の繰り出す大技を受け身によってダメージを吸収しつつ互いの技の美しさとしさ々に伝えている。つまりドラマ性と技と技のくりなす芸術性がプロレス醍醐味である。

安全を確保しながらもしさを伝えられることこそが一流ともいえる中で、対戦相手の受けのテクニックが上手くない場合、レスラーとしては安全確保の為、下手の方のテクニックに合わせざるを得ず、思うような試合展開をする事が出来ない。他方、見る側もぎこちなさや試合の単調さなどを覚えるであろう。つまり、受けができないという事は攻め側は観客のを楽しませる大技を繰り出す事が出来ず、勝っても観客は満足を得る事が出来ない。

そしてしょっぱいと言うイメージは何も弱いイメージレスラーに限った事ではない。プロレスが一種のドラマのようなものである為、一般的なイメージにおける「強い」レスラーでも一方的すぎる試合や単調で盛り上がりに欠ける展開を連発すれば選手としてしょっぱいイメージがとりついてしまう。

また、あまり言されていないが所謂ブックと言われる試合進行のシナリオも非常に重要であり、試合全体の展開となるアングルと共にプロレスエンターテイメントとして盛り上げる要素の一つである。これを作成するブックメーカーの手腕如何で試合の盛り上がりが左右されるわけであり、アングルギミックを生かしきれないブックや盛り上がりに欠けるブックであれば、選手単体でだけでなく団体としてしょっぱいイメージが取りついてしまう。

要するに塩試合になってしまう条件としては選手の不足・試合運びにおいて山場や見せ場を作らない、あるいは作れない(その技量を持ち合わせてない)・マッチメイカーの技量不足に概ね集約されると思われる。

しょっぱいイメージが取りつくと、それを払しょくする事は難しく、選手であればアングルなどの展開を広げづらく人気が出ず、団体であれば動員数に直接関係してしまう為、最悪団体の消滅と言う事もあるのでプロレスラーを含めてプロレス団体は認定される事を何よりも恐れている。しかし選手としては弱くとも、受けが出来たり、マイクパフォーマンスなどで観衆を楽しませる事が出来れば「しょっぱい」と言うイメージは避けられる。


近年の使われ方


塩試合、及びしょっぱいという言葉が広く認知されるに従い、その用法や新も色々と広がり(?)を見せている。塩試合の同意として「漬け」(但し、どちらかと言えば試合内容が着した物に使われる事が多い)、しょっぱいレスラーの事をレスラーと言ったり、しょっぱい選手の名にを絡めたもの(かつての佐々木健介が「佐々木介」と言われていた)、しょっぱさが余りに過ぎると塩分多め・塩分過剰などと表現されたりする。

プロスポーツにおいてはプロレス以外にも使用される事が近年多くなっている。K-1ボクシングと言った格闘技や意外な所ではサッカーなどでも使用される。プロスポーツアマチュアとは違い、お金をもらう以上は観衆を楽しませるという側面もあるので、プロレスと同じようにしょっぱいイメージがつくと観客動員にもくので、プロレスと同じように認定を恐れる。

また芸でも同じように使用される事がある。有名なのはAKBの握手会での対応がそっけなかったり、冷たい対応について「塩対応」と呼ぶ事がある。日常会話においてもタレントがしょっぱいという言葉を使う事で一般的な認知度が上がり、「しょっぱい仕事」「あいつはしょっぱいだ」というに使用されることがある。なおここでのしょっぱいとはケチ程度の意味合いである。

ニコニコ的には文字通り塩試合なプロレス格闘技の他にも、格ゲーAIがおバカな為、gdgdな展開になってる場合にもす事がある。またプロレスゲームで(TAS動画で見られる事だが)リングアウト狙いでハメ技などで20カウント近く待って19.8ぐらいでリングに戻ると言う返せ・暴動必死レベルプレイをする動画に貼られる事がある。とりわけマッスルボマーにおいてはこの手の動画が多く上がっていることもあり、そのっぷりに魅せられた視聴者がいるとかいないとか。

に貼られるタグは塩試合が多いが、他にも塩分過剰と言った文言や選手名とを絡めたものとなっている事が多い。

言うまでもなくこの言葉の持つ意味はネガティブなので、ネタ以外での塩分の過剰摂取は控えましょう。


英語では…


良くを直訳して「ソルト」と言われるがこの言葉が日本語由来なので直訳は出来ない。

これに相応する言葉としては「boring(match)」や「(you) suck」であろうと思われる。なお特にレスラーをいう場合は「shitter」と言われる。

また特にアメリカにおけるプロレスは試合展開以上に選手の資質やキャラクター、とりわけカリスマ性やマイクパフォーマンスが重要視されるので集客(draw)出来る事が標となる。したがって、それが出来ないレスラーは「No-draw」であったり「Anti-draw」と蔑称される。


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最終更新日: 20/09/25 10:47
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