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天津風


ヨミ: アマツカゼ
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天津風(あまつかぜ/アマツカゼ)とは、高く、を吹くを意味する単僧正遍昭の作になる名歌、風雲の通ひ路吹き閉ぢよ乙女の姿しばしとどめむ』で知られる。

における「つ」は現代の「の」に相当する上代日本語奈良時代以前の日本語)の格助詞であり、「」は「つ」の万葉仮名表記である。従って、現代に直訳するととなる。

格助詞「つ」は中古日本語平安時代日本語)以降は複合の中で慣用的に用いられるのみとなっている「つ」が往々に万葉仮名で表記されるのは平仮名片仮名の成立以前の古であるためなのかもしれない(編集者の想像)
なお、「つ」を用いた複合には「時津風(ときつかぜ)」、「天津(あまつかみ)」、「(くにつかみ)」、「綿見(わたつみ、つ霊)」、「原中((あしはらのなかつくに)」は表記ぜずに「中国」と書いて「なかつくに」と読むことの方が多い。」などの例があげられる。「毛(まつげ)」も元は「つ毛」が「ま」は「」の意味。同様の例に「まぶた(瞼、は“蓋”)」「まなこ(眼、は“な子”)「まゆ(は“上”?)」」「まばたき(き、は“叩き”)」などであり、現代でも日常的に用いられている用例である。

ちなみに、中国都市天津」は明の時代に王・朱棣こと後の皇帝(=天子)・永楽帝が靖難の変の折りに軍勢を率いて河を渡った港(=)「天子」から来ており、天津風とは全く関係ない。


曖昧さ回避



最終更新日: 15/01/22 10:54
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