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妖精さん


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曖昧さ回避


妖精さんとは、

  1. 単に「妖精」に尊称「さん」をつけたもの。→妖精
    妖精が作中のキャラクターに対して友好的・秘的である場合が多い。
    妖精が「さん」付けで呼ばれる作品
    妖精が「さん」付けで呼ばれない作品
  2. 1のうち、特に小説アニメ漫画作品「人類は衰退しました」に登場する、新人類の総称。
    本項ではこれを扱う。

「がいようせつめい、みたいな?」「だいひゃっかだしなー」「やっておくべき」


主人公である旧人類の「わたし」(中央)と妖精さんたち(周囲)

(・ヮ・)


の出演:

※斜体は、特典映像人間さんの、じゃくにくきょうしょく」における妖精さんの声優


緩やかに衰退し、黄昏時を歩む旧人類に代わる新しい人類。
3頭身、身長10cm程度。三帽子を着け、人間用のボタンを一つだけ付けた厚手の外套をまとい、ちんまい手袋ブーツを着けた非常にファンシーファンタジーメルヘンの存在。その外見とは裏に、絶頂期の旧人類の科学技術すら及ばない技術を持つ。極めて敏捷。失禁癖あり。どんなに荒れ果てた土地でも自由に生きるを持っている。人口は既に数億人をえているとされており、作中の地球は既に彼らのものである。

とは言っても、旧人類をその科学で支配して労働使役しているのかというとそんなことは全然なく、旧人類に対してはむしろ友好的・従属的。ただし極度の人見知りでもあるため、旧人類が多い場所には姿を現さない。妖精さんを見たことがない人も多く、中には妖精さんを視認できない人もいるようである。

作中ではさまざまな騒動を引き起こす、物語の実質的な役である(サブタイトルも、一部を除いて「妖精さんの、○○」「妖精さんたちの、○○」に統一されている)。物語り部である「わたし」に懐いており、彼女の最後の手段として活躍する(そういう意味で「妖精さんの、おさとがえり(アニメ5・6話)」は「わたし」史上最大の危機だった)一方、悪意こそないものの彼女をたびたび騒動に巻き込む。
周囲の人間や、里全体を巻き込んだのっぴきならない事態に発展した場合、「童話災害」と呼ぶ。


「とくちょうですー」「せきららにこうかい」「おはずかし」


[画像を見る]生物のような外見を持ってはいるものの、従来の生物からはかけ離れた特徴を持つ。活動・生存増殖に必要なのはと食料ではなく、「楽しさ」という非常に抽的・刹那的なもの。「楽しさ」のためなら旧人類の持つ常識物理法則すら気で視した技術を駆使し発展させる。

楽しいことの例

普段はバラバラに暮らしているが、楽しいことがあると集まり増殖する。増殖した個体が更にその「楽しさ」を加速させ、「楽しいこと」は雪だるま式に先鋭化・大規模化し、それとともに妖精さんの数も爆発的に増える。乗っかるのも大好きで、人間達が楽しそうなことをしていると真似しだしたり闇に助長したりする。
ただし飽きるのもく、長続きはしない。散るときは一であり、しかもその後はそのことをロクに覚えていないことも多い。これを妖精さんの集合離散の性質という。
(余談ではあるが、これらの性質に関しては現実世界ネット住民との類似性が読者の間で囁かれている)

一方、物理的な腕は見た相応程度で、大体カブトムシと同じぐらい。戦闘力皆無に近く、「わたし」に強さを聞かれたときは
「こないだ、かぶとむしにまけました」「くわがたに、かんぜんはいぼく」「ぼく、かなぶんいじめられてます?」などと答えている。

言動や性格は押しなべて小さい子供のようで、喜怒哀楽から怒と哀を抜いた感情を持つ。ひらがなだけの舌っ足らずな言葉を喋るが、幼児のそれとは違い、彙は較的豊富である。言葉は通じるものの脈絡のない返答も多いので、意志の疎通が出来ているかは疑問。また、「個性」が希薄であり、較的簡単に消失増殖する。
「記録する」という概念を持たず、記憶もあまりない。そもそも個体ごとにアイデンティティが連続しているかすら怪しいところがある。

生きていくのに食料は必要ないが、嗜好品としての「お菓子」が大好物。不可思議な技術を持つ彼らだが、なぜかお菓子はうまく作れない(「わたし」は、「お菓子作りでは、妖精さんの苦手な計量や計画的手順が重要だからなのでは」と推察している)。そのため、お菓子での餌付けが可である。なお、ポテトチップスなど甘いもの以外のお菓子も嗜む模様。
他にも、物語などの創作は苦手なようである。

破裂音が苦手で、危機を感じるとボールのように丸まる。また冗談や恐怖に耐性がく、脅かすと容易に失禁する(ちなみに、彼らが排するのはほぼらしい)など、彼らの外見も相まって微妙に嗜虐心をくすぐる一面も。堪えるのは「するー」だそうなので、かまってちゃんの面もあるようだ。

電磁波(特に電波マイクロ波)に弱く、浴びるとになりのような症状を示す。
この電磁とは別に、余りにも極端に密集しすぎると「ぼくって、いらないこ、なんじゃ?」「おとなになんて、なりたくない」「がっこう、いきたくない」などと思い込み、元気を失ってしまうことがある。これは蝟集性(いしゅうせい)ストレスと呼ばれる。妖精さんは自然に散らばる性質を持っているが、何か離れがたい理由などがあればこの症状が出る。餌付けをする場合は注意しよう。


「われわれのどうぐ、おやくだち」「さしあげさしあげ」


妖精さんが作り出した具は妖精遺留物と呼ばれる。
大抵は妖精さんサイズではなく人間サイズなので、おそらくは人間への贈り物だと思われる。が、いずれも原理不明で物理法則視かつデタラメな効果を持つものばかり。見たガラクタや何の変哲もない日用品でも、一歩間違うとシャレにならない童話的災害を引き起こすこともあるため(一応、「死人は出ない」程度のセーフティはかけられているようだが)厳重な管理が必要である。だが困ったことに、いくら厳重に管理してもいつの間にかなくなっていることも多い。

妖精遺留物の例

また、妖精さんは既存のモノや具に潜り込むことができる。憑依できる、と言うべきかもしれない。とにかく、彼らが中に入ると、その入ったモノはわけのわからない機を発揮するようになる。これらも「妖精さんの具」に分類される。


「ぼくらどこにでもいるです」「せんきゃくばんらいですからー」


粒子と反粒子が衝突し、お互いの全質量がエネルギーとなって消滅してしまう現対消滅という。
それとは全く関係ないが、妖精さんは伝承や神話の中に消えることができる。これを、「つい消滅」という。
記憶も神話の一種とみなされるため、人の記憶にも隠れ住むことができるのだと思われる。そうやって記憶のに消えた妖精さんを、人はなかなか思い出せなくなる。まるで幼い頃に聞かされた童話のように、漠然とした印になってしまう。子供の頃に妖精さんと遊んだことがある人でも、大人になった頃には大抵忘れてしまっているのはそのため。

また、記憶に潜んだ妖精さんといえど「楽しい場所には集まってくる」という性質は変わらないため、人の記憶の中でお茶会を開いたりもする。妖精さん同士があたかも通信のように交流するため、相互理解をなんとなく促進したりする効果があるのではないかと「わたし」は推論している。


「ぼくらなまえないです?」「よくかんがえたらなかた」「じこけんじよく、かいむ」


妖精さんは個性が希薄である。そのため基本的に名前を持っていない。
仲間内では「にゅあんすで」やり取りしているらしいが、それに不便を感じた「わたし」により、初めて拉致された接触した4人がそれぞれ次のように命名された。

彼らはその後、その個性とともに繁殖(増殖?)したらしく、妖精さんの集団には一人か二人程度の彼らの子孫(?)が確認できるそうだ。なお、「ひみつのこうじょう(アニメ第1・2話)」で「わたし」一行に同行した「なかたさん」はその内の一人だと思われる。


「ぼくらがいるとにんげんさんどうなるです?」「さー?」


妖精さんの考える「楽しいこと」は、非現実的である傾向がある。つまり、妖精さんがたくさんいると常識に囚われない、ご都合主義的な現が多発する。ただし、妖精さんは動物や旧人類の殺生を好まないため、迷惑を被ることはあっても死ぬ事はまずない。以下に、過去人間がまとめたと思われる妖精さんの「まぬある」から抜して示す。

地域でもっとも妖精さんと親しい人物をひとり選んでください。一日に訪れる妖精さんの人数を計測し、妖精密度(妖精さん版の人口密度)を概算することが出来ます。
単位はf(Fairy)を用います。
例えば1fならば、一日でだいたいひとりの妖精さんと出会う環境です。
妖精さんは数が増えると厳密性が損なわれる傾向があり、計測は意味になります。そこで本数値は15fを上限とし、それ以上は過密状態を現すFで示します。

cf.0fなら死んでいた


「ねたばれですから」「じんすいしゅーりょー」※ネタバレ注意


2014年6月23日に発売された「人類は衰退しました 9」にてその正体が判明した。(以下反転

妖精さんの正体は、かつての旧人類が持っていた「心の」に惹かれ、そして「意味」から逃れるためにやってきた異世界の存在である「妖精」、が人間への憧れから進化して人類そっくり(以下妖精人類)になり、衰退していなくなってしまった人類に代わり、「人間」として生きるために捨てる「妖精魔法」そのものである。

 旧人類ということになっている、現地球人類である妖精人類は、周囲の様々なものと結びついた「妖精魔法」を「感知」して、「妖精さん」と呼んでいる。


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最終更新日: 19/04/29 12:40
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