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幕 末 編
『 密 命 』
幕末編とは、スクウェアのゲーム『ライブ・ア・ライブ』の登場するシナリオの一つである。
炎魔忍軍に所属する若き忍「おぼろ丸」は、密命を受けて尾手城(おでじょう)に忍び込むことになった。
密命の内容とは、尾手城にとらわれの身となっている要人を救出すること。
▲おぼろ丸を操作し、尾手城に囚われている要人を救出することが目的となるシナリオである。
また、0人斬りや100人斬り、シナリオボスより遙かに強い隠しボスの存在など、やり込み要素が豊富なシナリオでもある。
キャラクターデザインは、青山剛昌が担当している。
▲幕末編にはいろいろなやり込み要素がある。
代表的なものを以下に挙げる。
妖怪や幽霊、カラクリなどの非人間キャラなら倒しても構わないため、手段さえ確保しておけばレベル上げに困るということもない。
0人斬り達成のポイントは、合言葉を間違えないこと、敵との接触は極力避けること、4枚以上の「小ばん」を集めること。不用意にキャラクターに話しかけると逃亡不可能な人間キャラと戦闘になってしまう可能性がある。合言葉は間違えると当然戦闘となり、この場合は逃亡不可。小ばんを使って「あること」をしなければ、後半の「虚無僧」三人(いずれも人間キャラ)を倒さなければならなくなるため0人斬りは達成できない。
0人斬りのデメリットとしては、げんじの小手を入手できないというものがある(必ず人間キャラを斬る必要があるため)。また、当然のことながら、人間キャラからのドロップ以外に入手手段のないアイテム(ピラピラえり、悪のそろばんなど)も手に入れることが出来ない。
それ以外には大きなデメリットはなく、達成は比較的簡単である。
また、0人斬りの状態で幕末編をクリアすると、「ある人物」からアイテムがもらえる。
それ以外にも0人斬りを達成する過程でいくつか強力なアイテムが手に入る機会があるので、「幕末編のクリア後」を視野に入れる場合は0人斬りルートのほうがメリットは多い。
0人斬りとは逆に、全ての人間キャラを倒すことをめざすやり込みである。
尾手城には城主である尾手院王ととらわれの男を除いて100人の人間キャラがおり、それら全てを倒すことが目的である。(厳密には更に2人のキャラがいるが、彼らは100人斬りの対象には含まれない)
0人斬りとちがって達成するために留意するべき事項が多く、些細なことで達成不可能になるので、完遂するのはけっこうな難関である。
また、達成しても特にメリットがあるわけでもなく、むしろ強力アクセサリー兼回復アイテムの「いんろう」が入手不可能だったり、「五エ門」イベントが発生しないなどのデメリットが目立つルート。
幕末編に限定して遊びたい人向け。
詳細は個別記事を参照。
尾手城の隠し部屋に潜み、幕末編最強の刀であるムラマサを守る謎の剣士。
上記の100人斬りの条件には絡まないキャラであり、人間ではないと思われる。
詳細は個別記事を参照。
上記の岩間さまと魔神竜之介について、ファイナルファンタジーⅤのパロディであるという説がある。
NTT出版の完全攻略ガイドブックの索引によれば、岩間さまは本来「いわまさま」と読むと考えられるが、重箱読みでは「がんまさま」となり、ギリシャ文字のγ(ガンマ)を彷彿させる。また、魔神竜之介は神竜という漢字を含み、(幕末編)最強の剣を守っている。
実はこの二体は、ファイナルファンタジーⅤのギリシャ文字の名前であるオメガと、ラグナロクという最強の剣を守っているしんりゅうがモデル、あるいはそのパロディになっているという説がある。名前以外の類似点は以下の通り。
岩間さま | オメガ | 魔神竜之介 | しんりゅう | |
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技 | 水呼び(津波) | はどうほう | 破道法 | タイダルウェイブ |
戦闘BGM | 通常 | 通常 | ボス | ボス |
消滅時のエフェクト | ボス | ボス | 通常 | 通常 |
逃亡 | 可 | 不可 | 不可 | 可 |
基本的に岩間さまとオメガ、魔神竜之介としんりゅうという対応だが、使用技や逃亡の可能性は逆になっている。(さすがに逃亡に関しては偶然のような気も)
余談だが、魔神竜之介を倒すと隠し通路が発生し、その道を歩く毎に小ばんが手に入るが、これはギルガメの洞窟のパロディであるという説がある。
また、魔神竜之介がいる部屋を出て画面の下に進むと、小判くれ壷という喋る壷が置いてある。この壷に6枚小ばんを与えると影一文字を、10枚与えると忍法矢車草をおぼろ丸のレベルに関係なく習得することができる。この、貴重なアイテムを渡す代わりに大きな見返りをくれるという設定は、マジックポットに通じるものがある(ファイナルファンタジーⅥにおけるエボシ岩の洞窟の喋る宝箱の口調も彷彿させる)。
このように、どういうわけか尾手城にはファイナルファンタジーⅤのパロディのような要素が数多く盛り込まれている。
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