座布団娘のざぶ子さん

ざぶ子さん

本編の主人公。しろのえ荘102号室の住人。
常に頭に座布団を乗せている、無口でぼーっとした少女。
日がな一日、縁側でお茶を飲んでいる。頭の座布団の色は気分で変わるらしい。

土器子さん

しろのえ荘103号室の住人。ざぶ子さんの友達。ざぶ子さんと違い喜怒哀楽が激しい。
好奇心旺盛でざぶ子さんをあちこち引っ張り回すトラブルメーカー。
縄文式・弥生式問わず、どこからか拾ってきた土器を大量にコレクションしている。

本読みさん

しろのえ荘105号室の住人。なのだが、いつも書庫で本を読んでいる。
冷静沈着だが、本を読むのを邪魔されるのだけは嫌っている。
自分は「常識的な人間」だと言い張っているが、実際の所は定かではない。

電子さん（でんこさん）

しろのえ荘の屋根に空から落ちてきた少女。アンテナを何本も持っている。
不思議な言動でしろのえ荘の面々を煙に巻き、そのまま屋根裏に住み着いた。
空の上から落っこちてしまい、元の住処と連絡を取ろうとしているらしい。

モサさん

ざぶ子さんを訪ねてしろのえ荘にやってきた少女。ざぶ子さんの旧い知り合いらしい。
落ち着いた物腰で人当たりのいい性格だが、何かを隠しているようなそぶりを見せる。
電子さんが勝手に命名した呼び名（髪の毛がもさもさなので）は本人も気に入ってる様子。

風呂敷さん

ざぶ子さんの部屋に住んでいる、自称「風呂敷の神様」。八百万の神の一柱らしい。
神様だからか態度が大きく、ざぶ子さんを自分の使用人だと思っている。
実際は猫と一緒にペット扱いされている。土器子さんとは喧嘩するほど仲がいい。

マトリョーシカさん

しろのえ荘の物置に住んでいる、マトリョーシカの精霊（自称）。ソビエト出身。
愛称は「ノブちゃん」。土器子さんにドアノブの神様と間違われたためそう呼ばれている。
外国生まれのせいかカタコトで喋る。風呂敷さんとは犬猿の仲。

メカリョーシカさん

物置から見つかった、マトリョーシカさんによく似た謎のロボット。でかい。
ちびっこのマトリョーシカさんはよく彼女（？）に乗って移動する。
背中のミサイルはマトリョーシカさんが怒ると発射される。わりと危険。

お手玉さん

いつも2人（？）一組な、自称「お手玉の神様」。
お手玉として遊んでもらえるのが一番の喜びらしく、よくざぶ子さんを誘っている。
ただし、お手玉以外の用途（攻撃とか）で投げられると怒る。

ひつじさん（悪魔さん）

物置の地下に封印（？）されていた自称「悪魔」。でも土器子さんからは羊呼ばわり。
精一杯ざぶ子さんたちを怖がらせようとしたが、ちっとも恐れて貰えなかった。
いろんなものを召喚できるが、大抵何か間違ったものを召喚してしまう。

しろのえさん

しろのえ荘の管理人（？）。正体不明の生物。趣味は釣り。もちもちして柔らかい。
個性的な住人たちに囲まれているが、泰然自若として物事に動じない。
巨大化した土器やメカリョーシカさんにアパートを壊されるのだけは困っているらしい。

猫

しろのえ荘で飼われている片目の塞がった白猫。名前はまだ無い。
ざぶ子さんの頭の座布団の上がお気に入りで、よく丸まっている。
実はしろのえさんの正体は彼であるという説もあるが定かではない。