ニコニコ大百科モバイル

7/2(月)よりスマホまたはPCでアクセスした場合、各デバイス向けのサイトへ自動で転送致します


徴兵制


ヨミ: チョウヘイセイ
掲示板をミル!
2518カキコ!
ほんわかレス推奨 ほんわかレス推奨です!
この掲示板では、しばしばしい論争が起きています。
コメントを書くときはスレをよく読みほんわかレスに努めてください。

徴兵制とは、民に兵役を義務付ける制度である。

概要

徴兵制とは、民に対して一定期間の兵役を課す制度である。憲法法律によって規定され、たいてい兵役は民の義務であると定義される。対義民が自らの意思をもって兵士となる志願制であるが、制度としては両立可であり、徴兵制を施行しているでも志願兵(職業軍人)は存在する。

徴兵制と一言で言っても、その具体的な内容はそれぞれのが抱える事情から多岐にわたる。徴兵制の対となるのはたいてい若い成人男性であり、成人女性が徴兵されることは極めて稀である。 これは、もともと戦争は男が行うものだという思想や、兵役と参政権とを結びつける考え方、更には女性戦場に出すと男どもがハッスルしてむしろ損が増えて迷惑だなど、思想と実利の両面で理由がある。ただし、兵士が足りない場合や、男女平等思想が浸透している場合はその限りではなく、人口が少ないのに周り全部が敵というイスラエルや、共産主義により男女平等を建前とするソ連では女性も徴兵制の対となる(なった)例がある。また、ノルウェーでは2015年から女性も徴兵制の対とすることが決まっている。

徴兵制の対となる民に対しては、兵役に適するかの検(身体病気、障の有をみる)が行われ、最終的に兵役対となるかならないかが決定される。さらにここからの事情によって兵役対全員を軍隊にいれる(入営)のか、それともそこから更に一部のみを選抜し、残りは(役)待機とするなどに分かれる。

前者は特に民皆兵と呼ばれ、北朝鮮と休戦状態にある韓国や永世中立を堅持するスイスが代表例であり、後者アメリカが例としてあげられる。ドイツなどの一部のでは軍隊に入ることを拒否する代わりに、ボランティア活動などの社会貢献活動を行う事で兵役を果たしたと認められるところもある。 ただしこれは割と現代になってから認められるようになったものであり、近代において健康でありながら兵役を拒否した人間は義務を果たさない人間売国奴などと罵られ、かなり辛い立場に立たされていたようである。

入営すると数年間の軍隊生活を送ることになり、それが終了した後も一定期間は予備役として招集がかかれば兵士として軍隊に参加する義務を負う(予備役、あるいは後備役になる)ことになる。また、たいていのでは兵役が終わった後に、自らの意思で軍隊に留まり続ける(つまり、志願兵になる)ことも可である。

歴史的に徴兵制について見ていくと、後述する利点の項でも触れているが近代戦争において徴兵制は兵確保で重要な役割を果たし、第一次世界大戦、第二次世界 大戦共に参戦した々は徴兵制によって戦を確保した。

その後も、冷戦の到来によっていつでも総力戦が行えるように多くの(特に敵国と地続きで陸軍の侵 攻が容易な欧州など)では徴兵制は維持され続けた。

しかし戦争の変化と兵器の発展によって、高性兵器を少数の兵士で運用が可となったこと、それと同時に兵士に高度な訓練を施す必要性が強くなったことで、徴兵制の利点「低品質だが大兵の確保」の重要性が低下していった。最終的にソ連が崩壊し、冷戦が終結したことにより総力戦の心配がくなったことで各は徴兵制を止・形骸化させつつある。先にあげたアメリカでは徴兵制を既に停止しており、成人男性は徴兵対であることを登録する義務はあるが、実際に徴兵されることは(今のところ)い。ドイツ2014年には徴兵制を停止(実質的には止と言われて いる)して、志願兵で軍人を賄うことになっている。台湾では徴兵制は止され兵役にはつかないが、軍事教練は受けるという宙ぶらりんな状態である。

その一方で、スウェーデンフランスのように一度止した徴兵制を復活させるもある。これは、テロの脅威やロシア軍事活発化がな理由であるとされる。

現在世界中で軍隊(およびそれに類する組織)をもつ170あまりの中で徴兵制を導入しているのは67とされている(Wikipediaより引用)。

徴兵制のメリット・デメリット


徴兵制のメリット


徴兵制のメリットは兵役対者の意思に関わらずその者を兵士にすることができるため、兵士の数を一定数確保できることである。これは特に兵器の発達(大砲など)により死傷者が増え、志願制では兵士の損失を補填することが非常に困難になった近代では重要視され、民主権の考えが浸透したこともあいまって近代国家では軒並み徴兵制がしかれることになる。また、志願制と違い、民の義務を兵士の給料を安く抑えることが可であることも利点である。

これは隣接した国家との緊状況が続いている国家にとって後述するデメリットを上回る魅でもあり、常備兵の確保が容易である点は何事にとっても代えがたいとできるだろう。

また副次的な利点として教育効果もあげられる。軍隊運用という面から統一した言・知識を教育する必要があることから倫理、あるいは民意識の向上あるいは均質、普及、標準の普及、(たとえば運転技術、生産技術など)技術の習得により生活レベルの向上などを期待できる点も確かにある(日本における徴兵制度の項参考のこと)。


徴兵制度のデメリット


逆に、徴兵制のデメリットとしては、徴兵される当人の意志を視するため兵士やる気を持たせるのが困難であり、それが兵士の質の低下や規の乱れにつながること、若い成人男性を数年間民間から隔離することにより、その間に民間で働いていれば国家に入るはずだった税収が失われることがあげられる。また重な若年時期に兵役につくことにより就労、あるいは学歴などのキャリアが阻されるという面も摘される。

さらに現代では兵役期間中に習得した技術を悪用、つまり犯罪率の増加も摘されていることを書かねばならないだろう。

また軍として考えると現代では兵士一人の装備のコストが上昇しており、徴兵制では訓練期間が短く兵士の世代交代が頻繁に起こるので、結局はコストの割に低品質な兵士しか用意できないこと等があげられる。

近代における戦争において、兵差のみが戦争の優劣を決めるわけではないという点も摘されている(が、技術レベルが均質である国家同士の場合であれば結果的には兵差が決定するだろうという摘もある)。

日本における徴兵制度

日本においては、7~8世紀頃に大陸夷に対応するために徴兵制が敷かれていた。万葉集で出てくる「防人」はその一つである。その後、日本列島内部では統一が進み、大陸とも関係善が進んだため次第にくなっていった。そこから武士が登場して武握したり、戦国の世の中になって武武士だけのものじゃなくなったりしたが、明治維新に伴い武士階級が否定されることで一区切りとなった。

明治時代において民皆兵という名のもと近代的な徴兵制度が施行された。もっとも最初は徴兵対者のうち20%しか選ばれなかったが、1889年にめて民皆兵が義務づけられた。徴兵により徴集された民のうち事兵役を勤め上げると、予備役・後備役となったが第二次世界大戦においてはこれら予備役・後備役の民も再徴集を受けている(有名な竹槍事件、東條英機の項参考のこと)。

さらに末期になるとなりふり構わず学徒出陣のように文系大学生の徴兵を初めとして、海外植民地人の徴兵なども行われることなる。熟練工まで徴兵して兵器生産に支障が出るなどの本末転倒の有様を見せていたのは有名な話でもある(し、陸軍、軍の一部の図により徴兵対外にされた人もいる)。

徴兵としてのメリットは上述の通りだが、日本においての徴兵制度による副産物はいくつか摘されている。

一つは標準である。それまで地域によって特色がある方言(訛り)の問題を是正することができたのも軍組織の中であってこそ、という摘がある。もう一つは食事で、軍・陸軍で供された食事が兵役の終わった民によってごくごく普通の食事になるまで普及したカレー肉じゃがなどといったケースがある。

第二次世界大戦以後、日本に徴兵制は存在せず、志願制を採用している。一部では「若者の根性を鍛えなおす」ことを的として徴兵制を復活させようなんてもあるが、徴兵制も現代の戦争も知らんのかと呆れたくなるであることはここまで読めば理解されるかと思う。

なお、日本国憲法第18条では、「犯罪後の懲罰を除き、奴隷拘束や本人の意思に反する苦役を禁止する」内容となっており、徴兵制はこの18条に違反する行為に該当すると言うのが現在政府見解であるが、法の判断は下りておらず本当に「苦役」と判断されるのかに関しては疑問のも挙がっている。

兵役忌避について

徴兵制度が若い成人男性女性を対にすることは上述の通りだが、様々な理由からこの兵役(徴兵)を回避したいと思うのも人の世の常である。

大体の方法は、(1)健康不適格を狙う(2)制度上の、あるいは資格条件を外れるようにする(3)担当者へのコネが最たるもので、わざと体を不健康な状態にして兵役検をパスする、あるいは兵役対外の条件…長子であれば免除される場合に、二男・三男が養子縁組などで長子扱いとなる、あるいは免除地域(内の特定場所、あるいは外地)があればそこへ戸籍を移して回避する、宗教関係者の位置になる、極端に犯罪者になれば問題ないとのことで犯罪者になるもの。

コネは兵役担当役人に対する賄賂などによる袖の下を通しての嘆願、免除、あるいは第一線以外への任地定がある。ある一定以上の職についている者、あるいはの富裕層子息の場合、安全な後方勤務などにつくケースなど露な優遇が行われる場合も多々あるのといわれ、これも担当者へのコネの一種と見ていいだろう。(コネではなくご機嫌伺いとして勝手にやるケースもあるとか)。

大体、兵役のあるではこれらの方法がまことしやかに広まっているし、妬み嫉みの問題と相まって複雑なことになっているのは事実である。

アメリカの徴兵制ではよくこの手の問題が取沙汰されることがおおい。実際のところを言えばケースバイケースで、徴兵される若者の大多数が富裕層ではないのでその反面、レアケースを取り出して論じるのもあまり正しくはないだろう。確かに、某大統領経験者では徴兵逃れと思わしき選択(軍ではなく州軍に参加した)ケースもあれば、そうではない大統領経験者(軍の魚雷艇艇長になったもの)もいる。

韓国ではこの手の問題が多々あるようで、時折報道機関をにぎわす問題となっている。

いずれにしてもあまり褒められたものではない。

ただ自らの政治信条、あるいは宗教により徴兵を忌避する場合があり、罰則などを受けることを是とする人もいる。これらが「良心的兵役拒否」と呼ばれるものである。

上述するように従来、兵役拒否者はかなりの不評をもつものではあったが、最近では兵役を労働とみなして代替えの手段を講じようとするケースもある。

これとは他に韓国では、スポーツなどで功績をあげた若者に対して徴兵免除という方法をとっている場合もある。

徴兵制導入に肯定的な側の主張

上で書いたように徴兵制は現代において効率がいい制度ではないのだが、一部の論者は積極的に徴兵制の導入を支持している。週刊誌でも「日本復活のために徴兵制を導入せよ」と言う記事を載せたものもあった。

これら論者は「ニート戦後日本モラルの低下、少年犯罪などの少年問題の解決のためには徴兵制で根性を叩き直すのが有効だ」というものであり、問題にしている少年問題の原因を考えれば徴兵制で治るわけがないものばかりである。

以下は徴兵制復活支持者達のと反論である。以下の文章では徴兵制で兵役に就く場合には自衛隊に入るものとして反論を行う。


ニートの矯正のために徴兵制を導入せよ。


日本では間違った認識によるニートに対する偏見が多い。武部勤は「ニート自衛隊に入ってサマワで活動すれば3ヶぐらいで人間性が変わる」、小沢一郎ニート対策に「一定の猶予後子供から追い出し、それでも働きたくないならサービスも使うな」、カメラマン宮嶋ニート穀潰しと呼び「ニート自衛隊に入れて規勇気・自己犠牲・防意識という美徳を教育させろ」といった内容の発言を行っているが、偏見もいいところである。

そもそもニートとは「教育・雇用・職業訓練を受けていない若年層」をし、で何もせず遊んでいる若者をす言葉ではない。つまり…

これらの理由にいる人間ニートと言うことができる。これらのニートまで等しく「矯正」しなければいけないのか。もし「私がしているのは『働いたら負けかなと思っている』とほざくような就職意欲のない若者だけを対にしている」と言うのなら、それは職業支援で対処すべきであり、徴兵制を行う必要がない。している人間が個人的にニートに懲罰を与えたいだけである。これらニートに対する偏見への反論については『ニートって言うな!』で詳しく書かれている。


今の若者はモラルが崩壊しており、奉仕をするということに欠けている。徴兵制で他人への奉仕精神を養うべきだ。


モラルが崩壊」してる根拠として自分が見聞きしている事例を挙げているが、それを持って日本全体の若者のモラルが崩壊しているかは疑わしい。例えば少年犯罪1つとっても平成に入ってから少しずつ上昇しているが、統計資料を見る限り戦後少年犯罪最悪期は1950年代である。


徴兵制で兵役につけば各種技師の資格が取れる。兵役で人間として鍛えられており、就職の際に有利になるため若者のためにもなる。


確かに自衛隊では任期制自衛官は退官3年前から職業訓練で資格免許の取得を行い、任務の一環で行うため費用はかからない。例を挙げると、線通信士・自動車整備士・ボイラー技師・フォークリフト運転士・火類取扱保安責任者などいかにも自衛隊で勤めたような資格から、土地屋調士・ホームヘルパー・中小企業診断士行政書士・簿記などデスクワーク系のものまでっている。それに加えて自衛隊で得た経験や知識を生かして、自衛隊退役後の就職時に役に立つというはなんら問題はない。

ただ、得られる要な資格免許には芸術系のものがない。ゲームクリエイターファッションデザイナーになりたい若者が徴兵制で兵役について得られるものは兵役時代の経験ぐらいである。仮に芸術系に役立つ資格が得られたとしても、規められる兵役に就くよりもす分野の勉強に回して、基礎技や自分の個性を作るために時間を費やしたほうが効果的である。

そもそも「兵役で就職に役立つ」という発想自体、徴兵制を就職学校か何かと勘違いしているのではないのか。「最近の大学生大学全入時代でろくでもない連中だからこんな大学生よりも数年自衛隊に入隊した若者の方を採りたい」というのが人事のなのだろうが、当の自衛隊機関であり就職のために若者を育てる予備校ではない。そもそも資格免許だって徴兵制で毎年膨大な数の若者が資格を取れば希少性なんてなくなってしまう。

ちなみに自衛隊は二泊三日の体験入隊を行っており、一部企業は研修も兼ねて社員を体験入隊させている会社もあるようである。


韓国の若者達は徴兵制によって、ケータイやネットによってひ弱になった日本の若者とは比べ物にならないほど素晴らしい男になっている。



次へ»
最終更新日: 19/06/01 00:33
タグ検索 パソコン版を見る


[0]TOP
ニコニコ動画モバイル
運営元:ドワンゴ