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抑え投手とは、野球・ソフトボールにおいて最後を締める役割を持った投手である。
単純に抑えと呼称される事も多いが、「クローザー」「ストッパー」「守護神」との呼び方もある。
通常チームが僅差で勝っているときに、試合の終盤、早くとも8回以降からが出番となる。登板するときのおおよその目安はセーブが記録されるかどうかであって、9回3点差以内でリードしている時には、まず間違いなくクローザーが起用される。
ただしセーブが付かない場面であっても、どうしても勝ちたい試合や、延長になってサヨナラが許されない時なども登板することがある。いずれにしても楽な場面で登板することは考えられず、一度打ち込まれてしまえば試合を落とすだけではなく前に投げた投手の勝ち星まで消してしまうことから、肉体以上に精神的なタフさが求められるポジションだと言える。その重要性から、全リリーフ投手の中で最も能力のある投手が務めることが多い。
1点も許されない場面では打球が前に飛べば何が起こるかわからないので、奪三振率が高くボールをバットに当てさせない投手は、打たせて取る投手よりも有利に攻めることが出来る。そのためクローザーには速く力のある直球と、キレのある大きな変化球を持つ投手が起用されやすく、奪三振率の高い投手が揃いやすい(藤川球児(阪神)やマーク・クルーン(巨人)などは、そうした典型的なタイプの抑え投手であろう)。ただし中には元ヤクルトの高津臣吾のように、直球を武器としない軟投派のクローザーも存在している。
▲抑えの中にはランナーをよく出すものの、結果的にはセーブを記録してしまうタイプの投手が存在している。そういった現象のことを俗に「劇場」と呼び、たびたび「劇場」をおこす投手のことを「劇場型守護神」「○○劇場」などと揶揄することがある。劇場を巻き起こそうがチームが勝てば問題は無いとも言えるが、安定感が不安視されることから、劇場型守護神に信頼を持つことが出来ないファンも多い。
同じような言葉に「炎上」があるがこちらは劇場とは違い、完全に打ち込まれてセーブを失敗してしまうことを意味した言葉である。「炎上」は先発や中継ぎに対しても頻繁に使用されるが、「劇場」は概ね抑え投手に使われる。やはり場面が試合のクライマックスである9回だというのが大きいのだろう。
詳細はセーブ(野球)を参照。
「中継ぎ投手」の勝ち投手と同条件なので、そちらを参照してください。
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