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持将棋


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主な持将棋


1968年 第5期奨励会A組東西決戦 野本虎次三段 対 滝誠一郎三段(段位は当時)

当時の奨励会A組(現在で言う三段リーグ)は関東関西に分かれての開催で、それぞれの優勝者が東西決戦1番勝負を行いその勝者が四段(プロ)となる規定であった。その大一番で持将棋模様になるも、野本三段の点数がどうしても足りない。野本三段は3回(3期,4期(敗者決戦),5期)の決戦進出と言う事もあって投了しない。最後は当時奨励会幹事であった佐伯優六段(現九段)に促されて(その後も数手したそうですが)投了した。
(詳しくは将棋世界1968年12月号に載っているそうですが、入手不可能な為Webから断片的な情報を集めて書きました。間違っていたらごめんなさい。)

なお、野本三段は次期の敗者決戦(前後期の決戦敗者による1番勝負)に勝ち四段となり、2006年まで現役として活躍されました(最終段位は八段)。野本虎次(日本将棋連盟)[外部]

1975年 第34期名人戦第7局 中原誠名人 対 大内延介八段(段位は当時)

(これは棋譜と色々な文献があるのでか書いて>、<。)

2013年 第2回電王戦第4局 塚田泰明九段 対 Puella α

中盤でPuella αが有利になった所で塚田泰明九段が入玉に方向転換して入玉成功。塚田九段としては事前提供された練習ボンクラーズ(ボンクラーズPuella αの旧名)が入玉しないので、この対局でも入玉後に攻める方針であったが、Puella αにも良が施されていてPuella αも入玉する(139)。この段階で、前述の野本三段同様に明らかに点数不足な状況であり 普通の対局なら投了もやむなしの局面であった。しかし、対コンピュータであること、そして何より団体戦(塚田九段が負けるとプロ棋士側の負けが決定)と言う事もあって塚田九段もる。Puella αが入玉してから83222塚田九段も引き分けになる24点に到達する。そして230手で両者同意による引き分けとなった。見苦しいと言う批判もあるが、団体戦の重みが塚田九段にあそこまでさせたのかも知れない。
また、この対局だけを見ると電王戦以前からコンピュータ将棋ソフトは入玉が苦手な事が分かっていたのに、何故底的な対策が施されていなかったのかと言う疑問が湧くが、対局に占める持将棋率は低く、そこに労を注ぐぐらいなら通常時に労を注いだ方が良い(強くなる)訳で、開発者を責める(又は入玉対策を急がせる)のは酷な話である(むしろそこまでしないとプロ棋士でもが立たなくなっている事に誇りをもって良いと思う。)。
以下にPuella α開発者の伊藤英紀さんの対局後のコメント引用させて頂く。

まあ、「入玉局面でも正しくすべき(してほしい)」という気持ちはわかります。というか開発者だってできるもんならそうしたい。だけど、こっちも限られた時間とリソースの中でやりくりしてるわけですよ。何でもかんでもできるわけではない。「最小のコストで、最大限の効果をす」が当然だと思ってます。入玉局面でも正しくすために大なコスト/時間をかけるのは、エンジニアリング的には正しい判断とは思えません。
伊藤英紀(Puella α開発者) 全文[外部]


2018年 第31期竜王戦 6組ランキング戦3回戦
牧野光則五段 対 中尾敏之五段(段位は当時)

フリークラス陥落後の在籍上限となる10年を迎えていた中尾は、当年度中に順位戦C級2組への再昇級を果たせなければ引退が決まる立場に追い込まれていた。年度末が迫る中で迎えた2018年2月27日午前10時牧野先手番で始まった対局は相入玉となるが、中尾の点数が1点足りない。現役続行に望みを繋ぎたい中尾がここから闘志を見せ、牧野ミスを誘って待望の1点をもぎ取り、日付変わって28日午前1時44分に持将棋が成立した。ここまでの手数は420手で、記録が残っている1954年以降の公式戦では史上最長手数となった。両対局者が闘を演じた持将棋局は第45回(2017年度)将棋大賞・名局賞特別賞に選ばれた。

しかし、2人の勝負は決着させねばならない。竜王戦ランキング戦はトーナメント方式のため、即日し直しとなった。先後を入れ替えて午前2時14分から開始したし直し局は、午前4時50分、100手にて牧野勝利した。前日午前10時から数えて、実に18時50分に及ぶ死闘であった。

2020年 第5期叡王戦七番勝負 第2局・第3局
永瀬拓矢叡王 対 豊島将之竜王・名人 (肩書は当時)

開幕局(持ち時間5時間)で千日手し直し(113手+115手)の闘を繰り広げた両者。第2局(5時間)も222手という長手数の末、持将棋が成立した。一時はし直し局の実施が告知されたが後日撤回され、第2局は引き分けとなった。

2週後にされた第3局(1時間)も207手にて持将棋が成立し、引き分けとなった。将棋界史上初めて、タイトル戦挑戦手合の同一シリーズにおいて持将棋が2回成立した。


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最終更新日: 21/02/27 18:08
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