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東方儚月抄


ヨミ: トウホウボウゲツショウ
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東方儚月抄とは、上海アリス幻樂団(ZUN氏)制作弾幕STG東方Project」を漫画化、小説化した作品である。


概要


東方初の本格シナリオ」という触れ込みの企画で、内容的には「東方永夜抄 ~ Imperishable Night.」の後日談にあたるオリジナルストーリーである。本作が初登場のキャラクターには綿月依姫綿月豊姫レイセンらが存在する。

この作品は他の東方作品とは違い、ひとつの異変発生~解決といった一日で終わるものではなく、長期にかけて各キャラクターの行動を追ったものであるため、描かれている期間が非常に長くなっている。物語の中で数ヶ単位で時間が飛ぶこともしくなく、途中で風神録の出来事も起こっていることが確認される。なお、東方緋想天での会話より緋想天の事件までには終了していることがうかがえる。

また、三誌縦断連載の形態をとっており、

の三種類が存在する。

 

ちなみに、東方儚月抄の熱狂的なファン(信者)はボウゲッシャーと呼ばれる。


漫画版『東方儚月抄 ~ Silent Sinner in Blue.』


月刊ComicREXにて連載されていた漫画作画秋★枝原作ZUN。通称「抄(あきえだげっしょう)」。

単に「儚月抄」と言った場合はにこの作品をす、中核的な存在。

再度の侵攻を企てる八雲紫彼女に先んじてへ行こうとするレミリア、さらにその周辺の様々な思惑と同時期に発生している内部の混乱を描いている。

2007年7月号から2009年5月号まで連載。単行本は上巻・中巻・底巻の三冊。
ComicREX11月号には、単行本収納BOXが付録としてついた。

なお、日本神話神様大国主」が東方関連の動画に出てきた際に、やたらとイケメン扱いのコメントが流れる一因となっている作品でもある。
元々の日本神話の中でも女神に一ぼれされたり、傷ついたを助けたり(「因幡の白兎」)とイケメン的な神様ではある。しかし本作中ではさらに、
 てゐ 「大変な美男子 達の憧れ」
 霊夢 「大国主命とかどうかしら? 美形だって言うし」
  「たちがいつも歌にしている神様ですか? あいつらのアイドル的な」
 と、イケメンであることを強調された言及が何度もなされている。

上巻

第一話から第七話まで収録。
霊夢と魔理沙。裏表ロケットラジコン操作するパチュリー。背表ロケットの上部(上筒男命)。
巻末にTOKIAMEとあらたとしひらより上巻の発売を祝うメッセージが寄せられている。
また、「儚月抄」の単行本の中でCDが付いているのはこの巻のみ。

  1. 妖怪宇宙旅行
  2. 綿月のスペルカード ~ Lunatic Blue
  3. 呑んべぇのレムリア(Retro Ver)
第一話 賢者の計画

神様を借りる方法について霊夢に稽古をつけ始めた。
最近の様子がおかしいので、何か企んでいるのではないかと霊夢は心配する。
近く起こるであろう面倒事に備えて、一人でも修行をし続けることにした霊夢
大国主命を借りるのはどうだろうか(美形だって言うし)などと考えていたところに、
一匹の妖怪がふらふらと現れ、倒れこんだ。

永遠亭では毎満月の日に、の入ったを搗きげる例祭が行われていた。
これは月の都から逃げ続けていた輝夜永琳鈴仙たちが自らの罪を償うために行っている行事なのだが、
を搗く達は本来の的とは違う、ダイコク様に感謝する歌を歌いながら搗いていたので、鈴仙は嗜めた。

そのでは不穏な噂が飛び交っていたようだ。
「新しい勢が生まれてを支配しようとしている」「新勢により人間が表のに刺した旗が抜かれた」
等の噂が達を混乱させているらしい。
本来月の都の人は表のを弄ることはできないので、その表のの旗が抜かれたということは、
増長した月の民同士の争い「戦争」が起こることを意味するのではないかと輝夜永琳は考えていた。

は式達を使って協者への呼びかけと情報を集めていた。
からの報告を受けたは妖しい笑いを浮かべ、「第二次戦争」を始めることを宣言した。

第二話 玉兎の手紙

霊夢妖怪神社で休ませ、医者も呼ぼうとしてあげたが、ちゃっかりが持っていた羽衣を拝借していた。
は羽衣を取り返すと、霊夢が寝ている間に、の呼びに導かれて神社を立ち去った。

、玉であり、地上の者には発音することのできない名前を使われ、永琳に呼び出された。
永琳の正体を聞くと、自分を匿って欲しいと言い出す。
では不死のを飲んで閉された罪人の名前を冠する面探計画、「嫦娥計画」に対する恐怖や、
新しい勢革命を起こそうとしているなどの流言飛混乱の中にあった。
嫦娥の罪の肩代わりにを搗くことに嫌気が差してから逃げ出したのだ。
そこで玉が当てにしていたのが「八意永琳の逆襲」説で、革命リーダーとされる永琳を頼って地上に逃げてきたのだった。

永琳は自分を悪役に仕立て、月の都混乱させている者の正体を探りたかった。
永琳は玉を匿うことはせず、羽衣を使ってに帰るように言うと、月の都を守るリーダーに渡すように一通の封書を与えた。
これを渡せば玉の逃亡罪は帳消しになるだろう。

神社で修業を続ける霊夢とそれを見る魔理沙は、に昇っていく流れ星を観測したのだった。

第三話 紅いロケット

紅魔館レミリアは、一ヶ前にから「月の都に侵入し、めぼしい技術を奪ってくる」計画への協を持ちかけられていた。
妖怪の数が増えたからかつてのように負けることはない、方のような妖怪が協してくれるなら簡単にめぼしい物を見つけてくれる、
等のの言葉で興味を持ったレミリアは、「先に行って侵略し、を驚かせる計画」を始める。
パチュリーへ行く方法を作らせるため、咲夜に資料集めを命じると、
たまたま香霖堂に資料が入荷しており、いとも簡単に、
ロケットには「三段で構成された筒状のもの」が必要であるという情報を手に入れることができたのだった。

第四話 旧友の雨月

白玉楼妖夢幽々子団子を食べながらの中の名を楽しんでいた。
妖夢幽々子は二ヶ前にから「吸血鬼達がに行くことがないように監視する」ことの協を持ちかけられていた。
く、間違ってレミリアらがに行ってしまったら、ただでさえ強月の民を警させ、勝ちくなってしまうからだという。
しかし幽々子は、も理解していない意を理解したのか、興味いと言い放った。

妖夢もわけがわからなかったので、二ヶ間、一人でレミリア達の監視をしていた。
そのことを幽々子に報告すると、幽々子は「あること」を霊夢に伝えるように命じる。
それがロケットの推進になり、レミリアロケット完成するだろうと言うのだ。
完成させてはに都合が悪いはずのロケット完成させてしまおうとする幽々子意が妖夢にはわからなかった。

第五話 住吉計画

紅魔館ロケットは、外観は出来ていたが、推進が見つからず完成しなかった。
パチュリー咲夜に推進となる「三段の筒状の魔」を見つけてくるように命ずる。
咲夜は何のことだかわからず、霊夢に相談をするが、霊夢も全くわからなかった。
そこへ妖夢が現れ、ロケット宇宙を飛ぶ船なので、に関するものではなく、航に関するものを探すべきだと言う。
幻想郷にはいので、航に関する神様を呼んでも意味がい、と霊夢が言おうとしたその時、答えが見つかった。

上筒之男命、中筒男命、底筒男命、三柱併せて住吉さんと呼ばれる航神様
霊夢ロケットに乗せ、この神様を呼び出させることによってロケットは推進を得ることができるのだった。
「住吉侵略計画(スミヨシプロジェクト)」はここに完成した。

第六話 三神式月ロケット

住吉三を呼び出すための修業をする霊夢と魔理沙神様について会話する。
神様は何分割しても同じを持つ。神様の宿る場所があれば限に神様を増やすことができる。
そんな物理法則に反したことができるのは、神様霊とは精、つまり「考え方」を示すからで、
考え方は伝播しても減らないからだという。
つまり、神様が宿るというのは神様の性格を持つこと。よって、多くの神様(考え方)を宿らせると神様同士が喧してしまうのである。
ついでに神奈子のような体を持った神様は、自分の霊を分霊させることで増えるのだという。(つまり本体は増えない)

霊夢へ行くことに面さを感じるようになっており、魔理沙ロケットび込んでに行くつもりになっていた。
レミリア達は、ロケット発進の前祝いとして、咲夜が短時間で作ったヴィンテージワインを飲んでいた。
月の都に向けて式を飛ばしていた。
における月の都は、地上での幻想郷と同じ関係にある。
外の世界ロケットでは月の都は見つけられない。では別の生き物を「表の」に連れて行くことはできない。
幻想郷ロケットならば――

突然月の都へのを見失い、息絶えた。

第七話 月のお姫様

中華な外観の建物が立ち並ぶ月の都
永琳からの封書を渡すため、玉月の都を守るリーダー綿月姉妹の宮殿していた。
入り口で門番ともめているところに、「と山を繋ぐ綿月豊姫が両手にを抱えて落ちてきた。
豊姫は玉を屋敷に招き入れると、の「霊の依り憑く綿月依姫に嗜められる。
二人は玉の話を聞くことにした。玉から永琳の話を聞くと、懐かしさを感じると共に、
永琳師匠であり、建前上の使者のリーダーとして討伐しなければならない罪人であるが、そのつもりはいことを話す。

二人は玉に地上に逃げた「罰として」この宮殿に住み、共に月の都を守ることを命じ、
新しい名前「レイセン」を与えた。これは昔地上に逃げたの名前だった。

二人はこれでまた玉を束ねるリーダーをつけられてしまうと、自らの甘さをみる。
しかし、綿月姉妹には多くの人手が必要である理由があったのだ。

いよいよ永琳の封書を開く二人、中の手紙に書かれていたのは――

中巻

第八話から第十四話まで収録。
豊姫依姫。裏表ロケットの前に並ぶパチュリーレミリア咲夜。背表ロケット中部(中筒男命)。

第八話 賢者の封書

依姫の率いる達は稽古をサボって噂話にを咲かせていたり寝てたり本読んでたり食ってたり散々な状態で、
依姫の気配を感じると稽古を始めるのだった。
依姫から「新しいレイセン」を仲間に加えるように言われ、快く受け入れるのであった。

月の都が存在するのはの裏側と呼ばれるが、この場合の裏表とは結界の外側か内側かという意味である。
裏側の穢れのないと豊かな都の美しいであるが、
表側は荒とした生命のないとして、機械の残骸や旗など穢れ人間の夢の跡が眠っている。

豊姫依姫は、綿月系ゆえ懐かしく感じるを眺めながら、永琳手紙を思い出す。
不確かな噂が飛び交う中、二人が信用できるのは永琳手紙だけであった。
二人は永琳手紙が示す通り、個別に動くことを確かめるのであった。

紅魔館ロケットを見た永琳は、その璧さに驚いていた。
住吉三加護を得ることはの入れ知恵なのだろうか。
このロケットが確実にに辿り着くように、ある工作を施すのだった。

第十話 幻想ケープカナベラル

霊夢魔理沙咲夜レミリア妖精メイド3匹が乗り込み、外からパチュリー儀式を行う。
住吉三降ろしを行い、ついにロケットへと飛び立った。

飛ぶロケットを眺める永遠亭の住人達。
侵略者は吸血鬼のことだったのかと輝夜は言い、あんなロケットで辿り着くのか心配する。
そこで永琳が確実に辿り着く仕掛け、の羽衣を貼り付けておいたことを話すと、吸血鬼侵略することを望んでいるのかと問い詰め鈴仙
永琳は、「本当の犯人を見つけ、月の都を守るために」ロケット計画を成功させようとしていることを明かす。
黒幕なのかはわかりきっている。あとは綿月姉妹にかかっていた。

第十一話 青い宙を行く

パチュリー図書館永琳輝夜が訪れた。
どうやって、どういうつもりでロケットを作ったのか問い詰め永琳に、パチュリー意を明かす。
レミリアが踊らされてることも、ロケットの羽衣が仕掛けてあることも、
本当にを攻めるのを望んでいるのがであり、ゆえに都合よくロケット情報が手に入ったことも、
全てわかった上でロケットを作ったのだった。単にレミリア儘に付き合っただけだった。
地上に残ったのは痛いに遭いたくないからだけれども。

底の筒と中の筒を切り離し、ロケットは「普通空気のある宇宙」を順調に飛び続けていた。
そして、ついにに辿り着くと、の上にっ逆さまに墜落していった。

第十二話 豊かの海

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最終更新日: 14/04/04 22:26
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