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橋(建造物)


ヨミ: ハシ
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6カキコ!

とは、人や物が交差物・障物を乗り越えるための建造物である。梁(きょうりょう)とも呼ばれる。乗り越える対となるのは道路・線路などであるが、状の地形をショートカットする的で建造されることもある。


橋とは何であるか



橋とは愛である


古来より、「こと座ベガするわし座アルタイル」や「向こう魔王を倒したい伝説勇者の血を引く青年」などがを渡れずぐぬぬ状態であったが、不思議なを駆使してを架けることに成功し、己の野望を達成したと言われている。また、「サメを騙してを渡ろうとして酷いったの逸話」や「を泳いで渡ったはいいが映画化までに相手のが死んでしまい撮影のためだけにやっぱり泳いでを渡ってしまったの悲劇」など、かったことだけに起因する悲劇も数え上げれば枚挙に暇がい。

そう、世間にはとかく障物が多いものなのである。的地までまっすぐたどり着ければ楽なのに、さまざまな阻要因が々の往来を邪魔しようとする。そのような困難に立ち向かうべく人類が発明した「会いたい」をカタチにしたもの、それがである。つまりであると言うことができる。


ラブイズビューティフル


この世で一「」を具現化した存在であるといっても過言でないであるが、当然そのフォルムは美しさに溢れている。いや、正確には「であるがゆえに美しくなった」と言うべきであろう。

地震で簡単に壊れてしまったり、耐用年数が短かったり、建設にお金や時間がかかりすぎてしまっては、とてもることなどできはしない。古来より人類はそう考え、多大な努のためにげ、物理学という学問を発展させた。物理学の発展により、を造る技術は飛躍的に向上したのである。

優れた力学的なアプローチがそのまま構造に表れるため、きわめてシンプル幾何学模様と重なることが多い。シンプル幾何学模様美しい故にには「優れた設計のものほど美しい」という基本的な法則がある。また、優れたは「そのを造った人物が何を的としたのか」がひとで分かるデザインとなりやすい。これもの美しさを知る重要な手がかりと言うことができる。


愛の探求者たち


このように、を知ることで々は本当のを知ることができる。残念ながら、そのことを知っている者は決して多くないのが実情ではある。しかし、本当のを知るため、日本中・世界中のを追いめる探者はまあそれなにぼちぼちちょこっと気持ち程度は存在している。

ところで、あなたは「レインボーブリッジはなぜなのか」を考えたことがあるだろうか?レインボーブリッジの東側の長いスロープ・西側のループ桁のトラス構造、わりかし低めの、これら全てにちゃんとした意味があることをご存知だろうか?

について学ぶと、レインボーブリッジがなぜあのデザインとなったのかが理解できるようになる。すると他のについても見え方が変わる。このはなぜこの形なのか、この形によって掛け渡されるは何であるのか。このような見方ができるようになれば、あなたの退屈な生活は一変するであろう。

の探者は、あなたが覚める日を待ち望んでいる。


橋の種類



用途による分類


陸橋(りっきょう)

などを渡ることを的としないを陸と呼ぶ。なお、などを渡ることを的としたについて特別な呼称は特に存在しない。

跨道橋(こどうきょう)

道路を越える的ののこと。もっともポピュラーなものは横断歩道橋であろう。

跨線橋(こせんきょう)

線路を越える的ののこと。鉄道マニアには絶好の撮影ポイントとなることが多い。

高架橋(こうかきょう)

地上に連続して架けられたのこと。特定道路や線路を越えるためではなく、交差点や踏切の数を少なくすることを的とすることが多い。地域の断絶を防ぐ効果もある他、騒音・振動対策としても有効。

道路橋

自動車用の道路を渡すことを的とした

鉄道橋

鉄道を走らせるための床のデッキガーダーなど鉄道特有の構造も見られる。鉄道道路併用と呼ばれる鉄道道路の両方を合わせたものも存在する。

水道橋

の上を通るもの。日本でよく見られる管だけが渡されたものをと呼んだりもする。ちなみに世界最大のである明石海峡大橋世界最長のでもある。

水路橋

路を渡すためのもの。特に運河を通すものを運河と呼ぶことがある。の上を船が通る様は圧巻。


構造による分類


桁橋

脚と桁で構成される、もっとも標準的な機構のである。曲げモーメントによる応が大きいため支間(脚の間の長さ)を大きくすることが難しく、脚が多くなってしまうことが多い。大きな船舶が下をくぐることのないような、幅の広い河川などによく架けられる。道路の場合、桁の支えである「支承(ししょう)」の上部の路面に伸縮対策のしくみがなされていることが多く、で通行すると「ゴトゴトン」と音がする。

力学的な工夫の余地はあまりない(というより工夫を施したものがトラだったりアーチだったりする)ため、構造的な見所は少ない。せいぜい支間(脚と脚の間の距離のこと)を長くするために桁の中央を薄くする程度である。非常にシンプルスタイルであることもあり、欄干や頭の美しさをるにはもってこいのでもある。

ラーメン橋

脚と桁が全に一体化しているのこと、と考えて差し支えない。コンクリートで作られることが多い。桁が「脚を作って桁を乗せたもの」なのに対し、ラーメンは「ウルトラマンよりも大きな巨人がコンクリートでおもちゃを作り、の上に置いたもの」のような特性をもつと考えてほしい。剛性が強く地震などに強いと言われている。物理特性は桁と大きくは変わらないが、脚を斜めにしたり桁にヒンジを使用するなどの工夫ができ、構造によっては支間距離が200mをえるような大きなを造ることも可である。

山間部の高速道路を越えるための連絡路として採用されている例が多い(桁も多いが)。脚が斜めだったりVの字だったりするとマニアは「ほう・・・」と満足げな顔を浮かべる。また、支間が極端に広いラーメンを見ただけで突然をさして笑い出したりすることもある。

なお、ラーメンドイツ語で鋼節組という意味であり、おなかをかせる必要はない。

トラス橋

トラス構造を桁に利用したもの。トラス構造とは三角形を基本単位とし、その組み合わせで構成される構造である。三角形を基本構造としているため、変形に強い。また、三角形の各辺はピン接合(つまり各接点で各辺が自由に回転できるということ)であると考える場合、各辺には圧縮・引のみがはたらくことから、力学的にも強度が保障されている(実際には剛接合されることが多いためこの限りではない)。単純な桁よりも支間を長くとることができる利点がある。

よく分からないという人はダンボールを思い出してほしい。ダンボール断面構造こそ一番身近なトラス構造である。トラダンボールでできているわけではない。

トラには種類が多く、大阪の港大橋に代表されるカンチレバートラスなどという馬鹿デカいものもある。トラは特に鉄道などでおなじみのであり、標準的なものはあまりマニアには好まれないが、ただの桁桁の下をトラス補強した安っぽい上路トラスなどを見るとニヤニヤできたりする。鉄道模型Nゲージなどで下路トラ製品を上路トラスに改造して使うなどは日常茶飯事である。

なお、などの桁にトラスが使われることもあるが、この場合はトラと呼ぶことは少ない。また、旧余部橋梁のように脚のみがトラス構造である場合もトラと呼ぶことはない。

アーチ橋

アーチ構造を基本としたアーチ構造を形成することで曲げモーメントを小さく、圧縮を大きくすることができる。支間を長くするための基本的なアプローチであり、形状もいろいろなものが存在する。

もっとも理解しやすいのは、錦帯に代表されるような桁そのものがアーチを描いているものである。日本以外でも伝統的な梁技術によく見られる形である(ただし、一般的に錦帯のような複数の脚をもつものは桁に分類することが多い)。現代では桁自体がアーチ状でないものが一般的である。の下部にアーチ状のアーチリブをもつ上路アーチや、の上部にアーチ構造をもつ下路アーチトラス構造を有するブレースドリブアーチなどがある。

長大な支間にを架けたような雄大アーチ観にも優れ、それ自体が観光名所となることもある。面上に上路アーチが2つ並ぶとメガネなどと呼ばれることも。トラスを有する下路アーチなどは、素人にはトラと勘違いされてしまうケースが多いが(それが間違っているわけではないが)、アーチを中心としたり下げ力学バランスをとっていることは理解しておきたいところである。

吊り橋

支間を長くしたい場合の決定的な手法。メインケーブルと呼ばれる丈夫なケーブルを2点間に垂らすようにつなげ、その引桁を支える構造となっている。特に長大なの場合は、メインケーブルの支点にと呼ばれる巨大なアンレイジなどと呼ばれる巨大な重りを用いる。桁の保持にはハンガーロープと呼ばれるケーブルメインケーブルから垂直に降ろすことが多い。メインケーブルハンガーロープの接合をピンとすることにより、全体の応をほぼ全てメインケーブルの引に変換できるところが最大のポイントである。このため、他の方式では到底不可能な1キロ以上にも及ぶ支間距離を確保することが可である。

マニアでなくとも憧れるの大スターであり、大きいものもボロいものもされやすい傾向にある。構造の素らしさに感極まってドキドキしてしまい、一緒にいる異性にしているとうっかり勘違いしてしまう「吊り橋理論」なるものがその徴といえるだろう。

は特に「脚を作ることができない(難しい)」「の下を大きな船がくぐるため桁を高くする必要がある」このどちらかのケースに該当し、かつを長くする必要がある場合に選択されることが多い。マニアは巨大なを見ると、そのデザインされた経緯について々と妄想をはじめるものである。余談であるが、筆者は巨大なアンレイジを見るだけで性的奮をおぼえる

斜張橋

の一種とも、またの構造を簡素化したともいえるメインケーブルし、から直接ケーブル桁を支える構造である。このためケーブル斜めに配置される。ほどではないが、500mクラスの支間距離を実現でき、かつ(支間距離に対して)の高さも抑えられることが特徴。の数は何本であっても構わないところもポイントケーブルり方として放射ファン・ハープなどがある。

近年の日本では一大勢になっており、大小さまざまな斜が登場している。もはや食傷気味とも言えるが、それでも好きなんだから仕方がない。ハープが一番美しいという意見に賛同しつつも、並行でないケーブルを間近で見てファンもいいなあなどとハアハア息を荒げたりする。最近はデザインの凝ったものも増えてきている。

エクストラドーズド橋

見たは「の低い斜」であるが、特性的には桁に近い。斜よりも支間がさらに短くなるが、ケーブルの疲労強度が大きく、コストダウンをはかりやすい。支間距離200m程度までであれば斜よりコスト的に有利になると言われている。これは斜較して脚が多くなることを意味するが、桁を高くする必要がないのであればの高さも大幅に抑えることができ、コストにも観にも有利に働く可性が高い。

現在もっともホットなの一つであり、さまざまな応用技巧が吟味・実行されている。撮り鉄聖地余部橋梁の新しいにも採用され、鉄道ファンにも認知されるようになった。今後、特に河川の横断としての採用が進むであろう。わくわく


日本人と橋


日本で、も多いことからも多く、古来より多くのが架けられてきた。また、地震台風天国でもあることから、架技術は世界でも有数のものとなっている。世界最大のである明石海峡大橋をはじめとして、巨大で壊れにくいを量産している。日本建築業界そのものに言えることであるが、リフアップ工法やスライド工法などユニークで効率的な建築方法にも定評がある

ただし、マニアからすると「日本地味」とするもある。そもそも日本土が狭いため、ダイナミックを造る必然性に乏しいという理由もあるが、海外の大胆なデザインシンプルでないデザインにも学ぶものはあるだろう。また、海外の建設に日本の技術が使われることが多々あることも忘れないようにしたい。


日本の橋、世界の橋


オススメのがあれば追記をお願いしたい。


日本の橋


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最終更新日: 19/10/27 03:15
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