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「命あるところ、正義の雄叫びあり!百獣戦隊・ガオレンジャー!」
「百獣戦隊ガオレンジャー」とは、
2001年から2002年までテレビ朝日系列で放送されたスーパー戦隊シリーズの第25作目である。
牙吠!!
2015年3月3日~8日にかけて、ニコニコ生放送で全話無料上映会(※一部はプレミアム会員のみ視聴可能)が実施された。また、5月3日には全話一挙上映(※一部はプレミアム会員のみ視聴可能)が実施された。
その後、大方の予想通り2020年11月6日より東映特撮ニコニコおふぃしゃるにおいて公式配信を開始。毎週金曜午後5時30分に最新話を配信、無料視聴期間は72時間(月曜午後5時30分まで)となる。
21世紀で最初の戦隊であり記念すべきシリーズ25作品目を飾る。これを記念して久しぶりに劇場版が製作、平成仮面ライダーシリーズの作品と共に公開。以後、毎年夏の劇場公開が恒例となった。スーパー戦隊VSシリーズはまだVシネマでの公開で、翌年冬の劇場版に移行するのはそこから更に8年後の事。
メインライターは「救急戦隊ゴーゴーファイブ」でメインを手がけた武上純希。チーフプロデューサーには前述作より戦隊に参加、「爆竜戦隊アバレンジャー」までの5年連続担当の3年目となる日笠淳が起用された。
戦隊メンバー同士は互いを名前ではなく色で呼び合う。変身後も本名で呼び合う事が「鳥人戦隊ジェットマン」以来通例になっていたため、この形式が採られたのは現在ではかなりの異例といえる。
また巨大戦力においては従来のスーパー合体ではなく、パーツ換装などのマルチ合体形式が導入された。本作以降、このマルチ武装/合体形式が定例となり、複数固体での巨大戦も可能になる。
この作品以降は戦隊メンバーの衣装は常にジャケット姿になるのが主流となっている。また本作から、OPにて追加戦士のテロップに加え、そのメンバーの1カットが追加されるようになった。なお「百獣戦隊ガオレンジャー」は星獣戦隊ギンガマンの企画段階で没になったタイトルでもある。
なお、プレイステーションでゲーム化もされている。→百獣戦隊ガオレンジャー(ゲーム)
前作「タイムレンジャー」は同時期放映の「仮面ライダークウガ」とともに、主婦などの女性層や大きなお友達の人気を獲得した。やや大人向けな要素が多かった前作に対し、本作は従来の路線に軌道修正したものの女性人気は継続し、同時期に放映された「仮面ライダーアギト」とともに、いわゆる「イケメンヒーローブーム」の立役者となった。
前作の主題歌が英語を多用した女性ヴォーカルの曲だったのに対し、本作の主題歌はガオヒューマン山形ユキオのパワフルなシャウトが炸裂する熱い曲となっている。おかげで山形氏が子供の前で主題歌を歌ったら怖がられて泣かれたそうだが。
▲21世紀を迎えた地球ではさまざまな環境状態の悪化などにより、人々のためのエネルギーが減少していた。
そこへチャンスとばかりにオルグと呼ばれる邪悪な鬼たちが出現し、地球を荒らし回っていた。
ガオの巫女・テトムはオルグに対抗すべく5人のガオの戦士「ガオレンジャー」を召集させる。
彼らは天空に浮かぶ島「アニマリウム」に住む大地の精霊が具現化した聖なる動物「パワーアニマル」の力を借りてオルグに戦いを挑むのだった…。
巨大な一本角をもつオルグの大幹部。
シュテン
全身に無数の目玉を持つ赤い鬼。破壊衝動が強く任務を失敗したツエツエとヤバイバにお仕置きするなど非常に凶暴である。なのだがコピーオルグに「チョーチョーチョー!いい感じ!」となぜかノリの良いシュテンに変身した姿を見せた。
斧と電撃によって攻撃する。名前の由来は酒呑童子。
ウラ
瀕死のシュテンにトドメをさして現れた2人目のハイネスデュークオルグ。
鼻と耳のような姿の緑色の鬼。一人称は「マロ」で、語尾に「おじゃる」とおじゃる丸貴族のような口調である。
美しい者を好み彼が登場した期間はオルグの本拠地がツエツエとヤバイバの集めた花で埋め尽くされていた。
狼鬼を利用してガオの宝珠を奪おうと企む。名前の由来は温羅。
ラセツ
多数の口をもつ青鬼。頭部と腹部に2つの人格を持ち、前者は女声で後者は男声で話す。
巨大なナイフとフォークを武器とし、あらゆるものを喰らい世界を破滅させようとする。名前の由来は羅刹。
一本角を持ち、ハイネスデュークに次いだ実力を持つオルグ。狼鬼もこれに分類される。
ヤバイバ
ツエツエと共に行動するオルグ。ひょうきんな性格で、ピエロのように2本のナイフを武器とする。
戦闘ではガオイエローと対峙することが多い。「こいつはヤバイバ~」が口癖。
中間管理職であることを気にしている。
ゲームセンターでツエツエに振り回されているところを見ると、彼女には尻にしかれている模様。
しかし、「ハリケンジャーVSガオレンジャー」にて
「ツエツエ!あの世でも一緒になろうなぁあああっ!!」
と言って爆死したことから、彼女のことは大事にしているようである。
ツエツエ
ヤバイバと共に行動するオルグ。魔女のような姿で杖を持っている。
戦いで敗れたオルグたちに
「オルグシードよ、消え行かんとする命に再び巨大なる力を!はぁっ!鬼は~内~!!福は~外~!!」
の掛け声とともにオルグシードを与え巨大化させることができる。
一時期オルグパワーによって鬼姫というハイネスデュークオルグになったことがある。
以前はホワイトに「おばさん」呼ばわりされてキレていたが、
「ボウケンジャーVSスーパー戦隊」に出演した際は言い返さず「まだまだ若いものには負けないわよ~?」
と発言したことから、どうやら開き直ったようである。
プロプラ
ラセツの側近のオルグ。プロペラ戦闘機を模しており、飛行能力をもつ。
キュララ
同じくラセツの側近のオルグ。戦車を模したオルグで、角からの砲撃が得意。
ドロドロ
ラセツに影で仕えるオルグ。卑怯な性格でオルグ忍法を使って戦う。
オルグ魔人
複数の角をもつオルグ。デュークオルグに従い、ガオレンジャーと戦う。
オルゲット
不完全な角しか持たないオルグ。オルグの中では最下級兵士に分類され、常に集団で行動している。
Gフォン
シルバー以外の5人が所有している携帯電話型通信機で変身アイテム。ポーズをとって「ガオアクセス」とコールすることで変身モーションに入り、「サモン・スピリット・オブ・ジ・アース(Summon Spirit of the Earth:地球の精霊よ目覚めよ)」という掛け声により形状が変化し、使用者を変身させる。
Gブレスフォン
シルバーの変身アイテム。Gフォンと同性能だがブレスレットタイプで、彼は左手首に装着している。
オオカミを模していて、変身時にはやはり「ガオアクセス」と叫ぶ。
ガオの宝珠
パワーアニマルがパートナーとなる戦士に託す宝石であり、パワーアニマルとの絆の証。
その中には小さなパワーアニマルが入っている。
獣皇剣
シルバー以外の5人が所持する短剣。その切れ味は厚い鉄板をも切り裂く程で、光線の発射も可能。また鍔に「ガオの宝珠」をはめ込み、「百獣召喚!」の掛け声でパワーアニマルを召喚する事ができる。