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空母棲姫とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場する敵勢力「深海棲艦」の一種である。
率いる艦隊の名や登場する作戦・海域から、「ヨークタウン(CV-5)」がモデルであろうと考えられる。
また、彼女に沈められた赤城、加賀成分が混じっているとの説も。蒼龍はいずこへ・・・。
本記事では、下位バージョンの「空母棲鬼」についても記述する。
「ナンドデモ・・・ナンドデモ・・・・・・シズンデイケ・・・・・・!」
2014年夏イベント「AL/MI作戦」の第3海域(MI作戦第1段階)のマップのボスとして登場。
深海棲艦に共通する特徴のほぼ白黒のカラーリングに赤く光る瞳で、赤城の長髪と加賀のサイドテールを合わせ持つかのような髪形をしているのが特徴。
艤装は砲台の左右から滑走路が延びている形式で、その中央にまるでバカンスのように空母棲鬼本体が持たれかかっている。 空母棲鬼本体も甲冑のようなものを着込み、肌は顔と肩くらいしか見えないほどの重武装。
空母ヲ級flagshipに続き新型たこやき艦載機を大量に搭載しており、お供にフラグシップ級のヌ級・ヲ級を引き連れている事もあって、こちらも空母を大勢投入する連合艦隊ではあるが、制空権確保は非現実的である。
なお陸上タイプではないため三式弾の特殊効果が無く、代わりに魚雷攻撃が通じ、艦爆搭載艦も攻撃可能。
またHPは250とボスとしては控えめなため、昼戦での撃沈も望める。
「ヒノ・・・カタマリトナッテ・・・シズンデシマエ・・・・・・!」
同じく2014年夏イベの第5海域(MI作戦第3段階)のボスとして登場。
空母棲鬼が重武装で殆ど肌を見せない服装だったのに対し、全体的に破壊されて肌の露出が多くなっているイメージを受ける。おっぱい部分は服ビリでもう少しで見えそうで、パンツなんかは完全に脱げてるんじゃないかこれ?(ポーズのせいで見えないけど)
手足の甲冑だけは残っているが、血濡れのような模様が走っている。
背後の艤装も血濡れのような模様が走っていたり、内部の赤いエネルギー的なものが見え隠れしたりと、本体同様にダメージを受けている印象がある。
彼女らがボスとして登場するMI作戦海域のボス戦のBGM「シズメシズメ」は、深く暗い海底に沈んだ亡霊の呼び声とも表現できそうな、空母棲姫がモデルとしていると思われるものを考えると悲しいバックコーラスのある、恐ろしくも美しい名曲として名高い。
能力は純粋な鬼のバージョンアップ版で、凄まじい制空力と高いHP(350)を持つが、陸上タイプではなく魚雷攻撃が通じるので、夜戦に入る第2艦隊に一定数以上入れなければならない駆逐艦や軽巡でも有効打を与える事が可能。
鬼バージョンのE3よりは打ちもらしてしまう可能性が高いという程度で、やはり極悪な強敵と言うほどのイメージは無かった。
が、空母棲姫の本気はここではなかった。
AL/MI作戦の隙を突いて本土急襲をかけてきた別働隊を迎撃すると言う最終海域E-6にて、なんとボス前のマスにて待ち構えていた。
空母であるが故の非常に高い制空力により航空優勢どころか劣勢を回避するのがやっとE6は連合艦隊戦ではない上、対ボスの戦力を考えるとそんなに空母を入れられない。で、高い火力を空母の火力計算式でぶつけてくるため反抗戦だろうがほぼ火力キャップを割らないと言う脅威の攻撃力で戦艦だろうが何だろうが容赦なくワンパン大破。
ちなみに彼女の装備にある電探は命中+16と言う別次元の性能を誇る代物で、攻撃もバンバン当ててくる。艦載機の命中補正も含めると実に+22。ただこれは空母そのものが制空権に左右されやすい艦種だからであり、制空権を確保するのが当然だった味方空母でさえ攻撃を外す事がよくある中、劣勢~よくて均衡の制空状態で攻撃する事が殆どの敵空母は元来命中においては非常に不利だった。実際この命中を持ってしても、外す時は外す。
大破が出てもこの戦闘を勝ちさえすれば良かったE5ボス戦とは違い、大破を出さずに進撃できる状態で戦闘を終えなければならないボス前戦では脅威度が段違いであり、E6に挑んだ多くの提督の毛根に深刻なダメージを与えた。
E6は開幕から単縦フラ戦だの潜水艦×5だの、他の海域であれば一級の大破撤退ポイントになったであろうマスが盛りだくさんだったのだが、それらが殆ど話題にならないほどの大破っぷりを誇った。
ルート制御によって空母棲姫のマスを回避する事は一応可能なのだが、そうすると必ず夜戦マスを通る事になり、どっちもどっち。と言うか、夜戦マスを通る覚悟の編成で挑んでも完全な固定はできず、1/2の確率で空母棲姫のマスの方に逸れてしまう。
あまりの脅威度に、「空母棲姫の攻撃を1回減らす」ために戦艦を入れない編成が考え出され、それで挑み続ける提督もいたほどである。空母棲姫は戦艦ではなく、お供にも戦艦を連れていないため、こちらが戦艦を入れなければ戦艦なしで昼の砲撃戦が1巡しかなくなる。ボス戦はどうせ夜戦にかけるので必ずしも戦艦は必須ではない。
多くの提督の円形ハゲの原因を作ったこの空母棲姫に対し、艶やかな容姿やE-6における圧倒的な脅威への畏怖・怨念・若干の揶揄あるいは親しみを込めて「空母おばさん」と呼ぶ提督もいる。
ダイソンだの爆乳大要塞だの、妙な渾名が付けられる傾向にある最近の名有り深海棲艦であるが、空母棲姫のファンからは「空母お姉さんやろ!」と突っ込まれることもある。
ワンパン量産から単に「ワンパン姫」と呼ばれることもあるが、こちらは春イベでの戦艦棲姫の方がイメージが強い人が多いかも知れない。
なお、戦艦棲姫と同じく陸上タイプではないが故に、モデルとなる陸地が存在しない海域でも気軽に配置することができるため、同イベント内で早速使いまわされた事からも分かる通り、今後のイベントマップでも「また来たよ♪」とばかりに出てくる可能性は高…
▲来やがった。
それもイベント海域ではなく、通常作戦海域への実装である。アップデート2014/09/26にて進出可能になった「中部海域」第1作戦(つまり、6-1)の最深部、ボスマスから逸れてしまったいわゆる「お仕置き部屋」に空母棲鬼が配置され、提督達は驚愕した。
陣形が輪形陣固定のため火力はさほどでもないが、その分制空能力が高く、ボーキサイト消費が大変な事になる(もっとも、この6-1はあまり空母を編成できないが…)。では完全に絶望する必要があるかというとそうでもない。このマスは伊401がドロップする通常海域唯一のマスなのである。
ここ以外では大型艦建造でしか入手できない伊401を求め多数の提督が殺到……したからといってホイホイ出るわけでもなく、そもそもこのマスにたどり着くことも確実ではないため、提督たちは血涙を流しながら資源と毛根を注ぎ込むのであった。
先述のように、戦艦棲姫同様再登場が十分あり得る空母棲姫であったが、やはり現れた。しかも、すぐ次のイベント「発動!渾作戦」への連投である。
出現場所はExtra Oparation「敵機動部隊迎撃作戦」(E-4)のボス前マス、ボスの空母水鬼へ進撃せんとする連合艦隊の前に立ちはだかり、戦艦タ級flagship、E-1ボスの重巡ネ級elite、軽巡ツ級等を引き連れてくる。編成次第ではこのマスからボスへ直行出来るのだが、北東のマスに行ってしまうと軽母ヌ級flagship×2or3、戦艦ル級flagship×0or1を引き連れてリベンジしてくるという二段構え、陣容は夏イベボスマスとほぼ同じである。陣形も輪形陣と変わらないので、前回の死闘がほぼ再現される形となった。
ただし、MI作戦当時と違い連合艦隊編成で水上打撃部隊を選択できるため、比較的楽である。戦艦を多く採用でき耐久力があり、ボス戦での夜戦を担当しないためある程度の被害を許容できる第1艦隊を砲撃戦フェイズにて先にぶつけて空母棲姫の戦力を削ることができるため、第2艦隊の被害を減らせるのだ。
また、連合艦隊を使用する海域は敵味方共に砲撃戦の命中率が下がるので、夏イベのE-6に比べれば大分楽になっている。ここで大破しても装備「艦隊司令部施設」を活用すれば進撃することは可能だが戦力ダウンは否めず、結局ボスだろうがボス前だろうが、お祈りすることに変わりはないのである。
二度あることは三度ある、2015年冬イベント「迎撃!トラック泊地強襲」にも引き続き出現した。
もはや誰も驚かないであろう。
第4海域「敵機動部隊を捕捉せよ!」(E-4)で空母棲姫がボスとして、第5海域「決戦!連合艦隊反撃せよ!」(E-5)で空母棲鬼がボス直前の戦闘マスでそれぞれ出現する。
E-4では空母棲姫がボスとして軽母ヌ級、重巡リ級、戦艦ル級(難易度によりグレードが変化)などを従え、練習巡洋艦娘「香取」を入手せんとする提督の前に立ちはだかる。
通常編成の6隻による艦隊で挑まなければならないものの、複数の進撃ルートを選択でき、複数の正規空母や戦艦を連れて高火力で殴り倒すことも、軽量の水雷戦隊によって反復出撃で「削る」ことも可能である。
ただし当の本人は相変わらず強力であり、攻撃に当たっては味方艦娘を一撃中大破に追い込み、防御に当たっては駆逐艦や重雷装巡洋艦の連撃・カットインなしに撃沈が難しい高耐久・高装甲を誇る。
本作戦は海域の難易度を選択して出撃することが可能であるが、空母棲姫の強さ自体は変化しないのでゲージ破壊に当たってはとどめを刺せる艦と装備の選択を熟慮されたい。
なお、ゲージ破壊・海域攻略時には「ナンドデモ……クリカエス……カワラナイ……カギリ……」と言葉を残し消えていく。その意味するところは……皆まで言うな。
E-4ボスマスはイベントの中で唯一伊401(甲・乙のみ)と雲龍(全難度)が獲得可能なマスである。クリアしてからも彼女たちを求めて周回する提督も少なくないだろう。何度でも繰り返すってそういうことか……
イベント最終海域であるE-5では3つあるボス前のマス全て、そして難易度に関わらず空母棲鬼が出現する。
姫ではなく鬼だけまだ有情なのかもしれないが、道中であり損害を受けてはボス戦で充分な戦力となることができず、大破→護衛撤退ともなれば言うに及ばない。
このボス前マスでは三隈・まるゆ・初風などのレア艦のドロップも見込める。随伴艦が大破し撤退せざるを得ない場合、夜戦撃破を狙うのも一手だろう。
▲最早、第2の戦艦棲姫と言っていい程の出ずっぱりである。2015年春イベント「発令!第十一号作戦」にて出現する。
出現場所はExtra Oparation「E6『打通作戦!ステビア海を越えて』ステビア海」(E-6)の、各ルートの合流地点であるボス前マスにて、空母棲姫として待ち構えている。
上記の過去イベント部分に散々書かれている通り、相変わらずの大破ポイントであり、相変わらずの壁である。
このマスにてまるゆのドロップが確認されているので、大破撤退時は夜戦を挑むのも手だが、それ以外のめぼしいレア艦が無い事も注意。
また、E-6ゲージが破壊可能な時のみ、難易度甲・乙の場合に、ボスマスにて重巡ネ級1体と差し替わりで、戦艦水鬼の随伴艦として出現。前回の随伴ダブルダイソンより見た目のインパクト及び難易度は若干ましなものの、制空値を意識しないと、弾着観測及び夜偵が機能しなくなり、撃破難度が上がるので要注意。
幸い今回の最終編成は、E6に限らずゲージ破壊した後は元の編成に戻るので、気合いを入れてさっさと壊してしまえば、二度とボスマスには出てこないのが救い。
▲後述のやらかしも含めて、ダイソン2号と呼んでも差し支えないのだろうか……。2015年夏イベント「反撃!第二次SN作戦」にて出現する。
甲作戦及び乙作戦ゲージ破壊時のみ、空母棲鬼が水母棲姫の随伴艦として2隻登場。おまけにかばう率の高い輪形陣である。ダイソン戦艦棲姫に極意でも教えてもらったのだろうか?
彼女らの存在により、甲作戦においてはS勝利は極めて困難であり、このマス限定のドロップである瑞穂を狙う際には、丙掘りで先に済ますか、大和型も考慮に入れた大火力を用いるか、よく考える必要がある。