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競
ヨミ: キョウ
競とは、日本や中国語圏の人名である。
人名
著名な人物、記事のある人物を以下に挙げる。
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- 意味
- 勝敗をきそう、優劣をきそう、強い、にわか、という意味がある。日本語では、せりを行う、せり、気負う、という意味がある。〔説文解字・卷三〕に「彊語なり。一に曰く逐ふなり」とある。
- 字形
- 諸説ある。
- 金文の形は言+人+言+人で、甲骨文は▽+人+▽+人のような形である。そのことから、金文の字形をもとに祝詞を掲げた二人が並んで祈る字とする説(白川静)、甲骨文の字形をもとに、礼冠を抱いた人が並ぶ会意で祭祀に参列する意とする説がある。ほかに辛+人+辛+人で、二人が罪について争う義とする説などがある。
- 〔説文〕は、誩+人+人の会意としている。
- 音訓
- 漢音はケイ、呉音はギョウ、慣用音はキョウ、訓読みは、きそう、せる、きおう。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校4年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 1946年に当用漢字に採用され、1981年にそのまま常用漢字になった。
- 語彙
- 競泳・競演・競技・競合・競進・競走・競争・競駝・競艇・競馬・競売・競歩・競奔・競輪
異体字
- 傹は、〔集韻〕に「競、亦た傹に作る」とある異体字。僵の異体ともされる。JIS X 0212補助漢字。
- 𥪰は、〔字彙補〕に「卽ち競字なり」とある俗字。
- 竸は、〔篇海〕に𥪰と同じとある異体字。JIS X 0213第二水準。
- 𧫙は、〔玉篇〕や〔集韻〕に競と同じとある異体字。
- 𧫘は、〔康煕字典〕が〔説文〕の本字とする字。
- 𨐼は、〔字彙補〕に競と同じとある異体字。〔字㝈〕にも「二言、競と爲す」とあるが、形としてはどちらかというと誩に近い。
- 𧡟は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 簡体字は竞。
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最終更新日: 11/12/30 22:47
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