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お昼休みはウキウキWatching あっちこっちそっちどっちいいとも
お昼休みはウキウキWatching あっちこっちそっちどっちいいとも
フジテレビ
森田一義アワー 笑っていいとも! 新宿スタジオアルタから生放送
(月)~(金) ひる0:00~1:00
笑っていいとも!増刊号 *増刊号は生放送ではありません
(日) あさ10:00~11:45
「テレフォンショッキング」のCM中トークや、
増刊号でしか見られない企画が盛りだくさん!!
森田一義アワー 笑っていいとも!とは、1982年から2014年までフジテレビ系で放送された、平日お昼の名物番組である。
これ以上の説明をせずとも問題のないほどの圧倒的な知名度を誇る。
放送開始当時は『深夜放送』『密室芸』『マニアック』のイメージが強かったタモリをお昼の顔に据えることに対して賛否両論あったが、ギネス・ワールド・レコーズによって『単独司会者による生放送バラエティー番組の世界最長記録』『生放送バラエティー番組の放送回数世界最多記録』が認定されるほどの人気長寿番組として長期に渡り君臨した。
放送期間31年6ヶ月・累計放送回数8000回以上という脅威の長寿番組となった「笑っていいとも!」であるが、当初は一部の関係者を除いて「すぐに打ち切りになる」という見方が一般的であった。
前身番組である「笑ってる場合ですよ!」(1980年~1982年)は人気番組であったものの、番組プロデューサーの横澤彪は出演者が楽屋で金や女の話しかしなくなったことに危機感を感じ番組リニューアルを決断。
当初は新番組の司会者としてビートたけしにオファーを出したが「気分が乗らないと休む癖のある自分には務まらない」という理由で断られた。そこで、当時偶然タモリのライブを見に行った横澤がその才能に興味を持ち、司会を打診。
タモリの所属事務所は芸風が昼向けではないことと長時間の拘束がある帯番組の司会であることから一度断ったものの、 横澤が当時の事務所副社長に「タモリは大して売れてないじゃないですか」と暴言にも取られかねない発言をした。(この発言は「これからの人ですよ」というニュアンスで発言したものであり、決してタモリを侮辱した意図のものではない)
これに事務所側が食いついて、タモリ司会のオファーを承諾することとなる。
しかし、タモリのスケジュールをなかなか出さない、打ち合わせをしない、週3日は他の仕事があるのでNG等、事務所は消極的な態度を取り続けた。番組スタッフも「なぜ人気がまだある『笑ってる場合ですよ!』を終了させてまで新番組を立ち上げるのか」と不満が噴出し、肝心のタモリも「この番組は3ヶ月、長くても半年で終わる」と考えていた。
紆余曲折ありようやく始まった「いいとも!」であるが、チープな造りのセットと、昼間の番組に相応しくない雰囲気で登場してくるタモリの姿(「いいとも」放送開始当時のタモリはもみあげを長く伸ばしていた)はやはり華があるとは言いがたく、視聴率も最初の3ヶ月程度は5%以下と低迷。
第1回の放送を偶然観ていた明石家さんまも「この番組は3ヵ月で終わる」と思ったそうである。
年越しすら危ぶまれた船出であったが、放送開始年の1982年の年末頃から徐々に「いいとも!」の掛け声が浸透し始め、タモリやスタッフも「これは番組が当たるのではないか」と感じ始める。その直感は年明け後の1983年に現実のものとなる。タモリの飄々としつつも刺のあるキャラクターや、生放送ならではのハプニングが話題を呼び、一躍「フジテレビお昼の顔」となった。タモリはこの「いいとも!」人気のおかげで、1983年の第34回紅白歌合戦の総合司会にまで抜擢される。それまでNHKアナウンサーが務めていた総合司会に芸能人が初めて起用されたものであり、その人気の凄まじさが窺い知れる。
こうして、「笑っていいとも!」は1980年代・1990年代・2000年代・2010年代と移り変わりの激しいテレビ業界を生き抜き、ついには世界的記録まで打ち立てた長寿番組へと変貌していった。
番組開始当初の裏話についてはこの動画での横澤氏の回想が詳しい。(71:36頃~)
■sm7046868[ニコ動]
長きに渡って平日昼に君臨した「笑っていいとも!」であったが、2000年代からマンネリ化が叫ばれるようになる。
2005年9月の「終了って本当ですか事件」ごろから終了説は流れており、実際に2005年11月2日発行の日刊ゲンダイが『来年3月でフジテレビの長寿番組「笑っていいとも!」を打ち切り、4月からは明石家さんま司会で「さんまのお昼番長(仮)」を放送予定 さんまは「年間8000万円」という格安のギャラで引き受けた』などという飛ばし記事を掲載したこともあった。同じ日に発行された東京スポーツにも『いいとも終了後のタモリは出演者の入れ替えが検討されている「笑点」(日本テレビ)の司会に起用』という記事も掲載されている(当然両方ともとんでもない大誤報だったのは言うまでもない)。
徐々に「いいともの役目は終わった」という声が出始めたものの、視聴率的には一定の数字を記録し支持を得ていた。
しかし、「いいとも終了説」を濃厚なものにする事件が起こる。
2013年7月1日(月)より、それまで番組後半のコーナーにも出演していたタモリが出演しなくなるコーナーが登場。タモリの体調不良説、タモリとスタッフとの不仲説が噂された。公式には「番組リニューアルの一環」としてこれらの説を否定したものの、「いいとも」のXデーが近いのではないかという説を強くすることとなった。
そして、ついにその日はやってきた。
2013年10月22日(火)、放送終了間際に木曜レギュラーの笑福亭鶴瓶が突然登場。そして、タモリに「いいともが終わると聞いたんですがホンマですか?」と問いただした。これにタモリは「来年(2014年)の3月でいいともが終わります」とはっきりと明言し、番組の終了を発表した。
この番組終了はレギュラー出演者やフジテレビ関係者にもごく一部を除いて告知されていない状態で発表された突然のものであり、 世間を驚かせた。
後に鶴瓶が語ったところによると、「週刊誌等に番組終了の話がリークされる前に発表してしまいたい」というタモリの意向から、鶴瓶と中居正広(火曜日レギュラー)、そしてごく一部の関係者にのみ事前に伝えられ、鶴瓶の口からきっかけを貰いたいとのタモリの要請によりこの様な発表となったということである。
2014年3月31日(月)、通算放送回数8054回(通常放送)で最終回を迎えた。
最終回当日の新宿アルタ前には、終了を惜しむファンが3000人近く集結。通常では放送が流れないアルタのオーロラビジョンでも最終回とグランドフィナーレ特大号の模様が放送され、あたかもパブリック・ビューイングの様な状態となった。
最終回に合わせて、アルタビルや周辺の建物に大量の広告も登場。JR山手線には最終回を宣伝するラッピング車両まで現れた。
通常放送最終回、番組冒頭には特大号恒例であったタモリ扮する神父の説教コントで登場。
テレフォンショッキングでは、最後のゲストとしてビートたけしが特注の紋付き袴姿で登場し、たけし流の毒舌でその功績を讃えた。「明日のテレフォンゲスト」と称して寝起きの明石家さんまに電話するサプライズも行われ、久々のお笑いBIG3共演も実現した。
番組最後、ギネス・ワールド・レコーズより『単独司会者による生放送バラエティー番組の世界最長記録』『生放送バラエティー番組の放送回数世界最多記録』が正式に認定され、タモリらが表彰を受けた。
番組スタッフとして32年間携わってきた面々も紹介され、番組開始から一貫してタモリを撮り続けてきたカメラマンが目に涙を浮かべるシーンも。
タモリは最後に「明日も見てくれるかな?」といつも通りの挨拶で番組を締めた。
同日の夜のゴールデンタイムに、終了記念生放送特番「グランドフィナーレ感謝の特大号」も放送している。
番組終了時のレギュラー出演者のみならず、歴代の番組レギュラー出演者も駆けつける大盛り上がりの放送となった。
番組冒頭、番組開始当時のセットを再現したステージで「ウキウキWATCHING」をタモリが1コーラス歌った後、番組出演者達の座る座席の中央に設けられた花道を渡って、番組終了時と同じセットで特大号バージョンの「ウキウキWATCHING」の替え歌を改めてタモリが歌う演出が行われた。
その後、タモリが学生時代より大ファンである吉永小百合も映画のロケ地から中継で出演。緊張するタモリに吉永は旅行バッグをプレゼントした。
番組前半に往年の名コーナー「日本一の最低男」が復活し、タモリと明石家さんまのフリートークを40分近く続け、しびれを切らしたダウンタウン、ウッチャンナンチャン、とんねるず、ナインティナイン、爆笑問題が同じ舞台に登場するという異例の豪華共演が繰り広げられた。
番組後半は番組出演者によるタモリへのスピーチが行われ、タモリが目頭を抑えるシーンも見られた。
タモリによる番組終了の挨拶が行われた後、番組最後に再び「ウキウキWATCHING」を出演者全員で合唱。特大号もタモリの「明日も見てくれるかな?」の掛け声で番組を締め、32年間に渡る「いいともの時代」に幕を閉じた。
(ちなみに、放送ではこの掛け声の後に会場に集った出演者やスタッフに向けてタモリが「ありがとうございました!感謝します!」と御礼の言葉を述べたところで終了している)
後継番組については様々な説が流布されたが、最終的に、坂上忍・雨上がり決死隊・フットボールアワー・おぎやはぎなど日替わり司会者による情報バラエティー番組「バイキング」となった(番組開始1年後の2015年4月より坂上忍の単独司会番組となる)。
一方の日曜午前の「増刊号」の後番組は放送枠が分割された。
午前10時台は、深夜番組として放送されていた、松本人志と東野幸治が出演している「ワイドナショー」とその付随番組「ワイドナショーB面」となった(関西テレビのみ「ワイドナショー」は引き続き月曜深夜に放送され、日曜朝の時間帯には平日朝の人気番組「よーいドン!」の総集編「よーいドン! サンデー」が放送されることとなり、休日に「隣の人間国宝さん」などの人気コーナーが観られるようになった)。
午前11時台は、関根勤らが司会を務めるスポーツドキュメンタリー番組 「ミライ☆モンスター」となった。