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紅茶(英語表記:black tea / tea)とは、ツバキ科ツバキ属のチャノキ茶葉を乾燥・発酵加工をした茶葉の一種、及び茶葉を冷水若しくは温水によって茶葉エキスを抽出した飲料の一般名称である。
茶の消費形態としては世界的にもっとも普及しているものであるが、普及した一番の理由は水の硬度であり、硬水が主のヨーロッパやアメリカでは緑茶で美味しいお茶が出せなかったため、後発の紅茶に取って代わられた歴史がある。
チャノキ(カメリア・シネンシス)から摘んだ葉から作られる。日本茶等の緑茶や烏龍茶などと区別する上で「発酵茶」と分類されるが、この発酵過程は微生物によるものではなく茶葉自体に含まれる酸化酵素によるものである。
ISOによる定義にもカメリア・シネンシスの二つの変種(中国種とアッサム種)を用い、発酵と乾燥をと言う工程を経たものである旨規定されている。
茶の原産地は中国大陸であり、紅茶の原型も中国で18世紀頃に完成された「工夫茶」であるとされている。この工夫茶(コングー茶)を緑茶と区別するために生まれた呼び方が「black tea」であり、紅茶の英名はここから来ている。
その後、紅茶にはまった英国人がインドで発見された自生の茶(アッサム種)を使い中国式の製法を導入して始めたのが近代的な紅茶産業の始まりとなる。
ヨーロッパに紹介された当時は王侯貴族だけのものであった紅茶は、栽培地域の拡大や産業化された生産方法の普及などによって生産量が増大し、庶民でも日常的に楽しめるものとなった。現代では世界でもっとも人気のあるノンアルコール飲料の一つとして、地球規模の貿易における主要産品の一つとしての地位を占めている。
▲昔は手摘みで、上のほうの葉だけで作った高級紅茶が存在したが、現在は製法が変化したため、出来上がった葉の大きさを示す言葉となっている。
葉が大きいから高級とは限らない。大きいものは蒸らすのに時間が掛かるので、ゆったりのんびりと紅茶を楽しみたい気分のときに選ぶとよい。
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