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素戔嗚尊


ヨミ: スサノオノミコト
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スサノオとは、

  1. 「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」 …… 日本神話に登場する海原。←本記事にて解説
  2. 「スサノオ号」 …… 東京都江東区島根県出雲市を結ぶ夜行高速バス中国JRバスと一バスが運行。
  3. GNX-Y901TW スサノオ」 …… 『機動戦士ガンダム00』に登場するMS(モビルスーツ)。
  4. ファフナーマークエルフ・スサノオ」 …… 『蒼穹のファフナーEXODUS』に登場する機動兵器。→ファフナー
  5. 戦神スサノオ」 …… 「カードファイト!! ヴァンガード」に登場するユニットカード)。
  6. 「電石火スサノオ」 …… アカメが斬る!の登場人物一人 → スサノオ(アカメが斬る!)
  7. スサノオ(パズドラ)」 …… パズル&ドラゴンズに登場する和モンスター
  8. 「スサノオ(生放送主)」 …… MHP2Gゲーム実況をする実況主。 詳しくは生放送記事の「スサノオ」へ。
  9. 「すさのお(生放送主)」 …… ポケモン界の強者かつ有名な実況主。詳しくは生放送記事の「すさのお」へ。
  10. スサノオ(ブレイブルー)」......格闘ゲームブレイブルーに登場するキャラクター

概要


耶那岐(イザナギ)が黄泉穢れを落とすために禊(みそぎ)を行った際、鼻を濯いだ時に生まれた。
天照大神アマテラスオオミカミ)や読命(ツクヨミミコト)と同じく三貴子(みはしらのうずのみこ)の一柱。
DQN(or、KY)・ニートマザコンシスコンロリコンの5つの属性を併せ持つ稀有な神様である。

古事記では「建速須佐之男命(タケハヤスサノオノミコト)」、日本書紀では「素戔男尊(スサノオノミコト)」、
出雲土記では「須佐乎命」と書物によって表記に細かな違いが見られる。
本記事ではこれ以降の表記を「スサノオ」 で統一する。


泣きじゃくる神


三柱の尊い神の誕生を喜んだイザナギアマテラスには高天原(たかまがはら)を、ツクヨミにはの食(よるのおすくに)をスサノオには海原を治めるよう申し付ける。

しかしスサノオだけは働きたくないでござる!と言わんばかりにが胸元に届くような歳になっても毎日のように泣きじゃくっていた。その泣き叫ぶ様子は々と木の生い茂る青山枯山に変え、河川は干上がり、ありとあらゆる災いが起こるほど凄まじいものだったという。恐ろしい子大人

そんな息子の有様に見かねたイザナギが「ねえなんで泣き止まないの?」と尋ねると、なんとスサノオは「母ちゃんの所(根の:地下世界)に行きたい」と申すではないか。既にの所に行って散々に懲りていたイザナギなんで母ちゃんの存在知ってんねん・・・それにお前母ちゃんから生まれた訳じゃないやん・・・。と困惑しながらも、なんとかスサノオを説得しようと試みるがスサノオは何時になっても泣き止まなかった。ついに堪袋の緒が切れたイザナギはスサノオを下界(地上の世界)に追放してしまう。現代で例えるなら、働かない息子から追い出したと解釈すれば分かり易いと思われる。

イザナギに会いに行って懲りた理由は「イザナギ」の記事へどうぞ


荒ぶる神


下界に追放されたスサノオは「そうだ!母ちゃんの元に行く前に姉貴挨拶しておこう」と何故かツクヨミのいるの食ではなくアマテラスのいる高天原に赴こうと考える。

こう書けば、儀でな心優しいだなと考えるだろうが決して勘違いしてはいけない。これは現代で例えると「実家を追い出されたのなら姉貴の住むアパートでお世話になればいいじゃない」と考えるのと同義である。

かくしてスサノオはアマテラスの住む高天原に向かう。スサノオがに昇ると山やに見舞われことごとく揺れ動き、大地全体がしく鳴動した。要は地震を引き起こしながらの住むアパートへ押しかけたのである。迷惑なことこの上なし。(この事から自然としてはスサノオは火山・噴火に係ると考える学説もある)
これにはアマテラスビックリが高天原を奪おうとしていると勘違いしたアマテラスを束ねて男装背中にたくさんの矢が入った矢筒を装備し、を高々と掲げながら雄叫びをあげてスサノオを待ち構えた。かわいい

すると今度は高天原に到着したスサノオがビックリする。それもそのはず実家から遠路はるばるの住むアパートを訪ねて上したと思ったら、玄関先で男装したに矢をつがえて待ち構えているのだから。これにはスサノオも慌てふためき「ちゃんそんなつもりじゃねーよ!それな儀式で潔明するから!!ねっ?」といって誓約(うけひ:占いのようなもの)を提案する。

こうして二人は高天原々が見つめる中、お互いがの安河(あまのがわ)の両に立って誓約を行った。まずアマテラスがスサノオの持っていたを譲り受け剣持ってんじゃねーか!そりゃ疑われても仕方ない)なるで濯ぎ、を噛み砕いた後にぷぅ~っと吹き出した。(を吐く要領で)するとの中から三柱の女神が現れた。
次にスサノオがアマテラスの持っていた勾玉でできた珠飾りを先程と同じ要領でで洗い口で噛み砕いた後に吹き出すと今度はの中から五柱の男が現れた。これを見たスサノオは「の持ち物から女神が生まれたのはの心が清らかだったからだ!よっての勝ち!」と、理論で自らの勝利を宣言する。

余談だが、ここまでの文章は全て古事記での話。日本書紀では予め男を生んだ方が勝ちという前提条件を付け、結果スサノオが勝利している。つまり、男が生まれようと女神が生まれようと、どちらにせよスサノオが勝つ運命にあったのだ。汚いな、さすがスサノオ汚い。更にスサノオはこの誓約の時に生まれた男の一柱に

正勝勝勝速日命(マサカツアカツカチハヤヒアメノオシホミミノミコト

と名付けている。↑()内を現代に直すと「正しく勝った!が勝った!勝つこと日が昇るのが速いが如しいぃぃ」
見たいな感じの意味になる。おそらく、この時のスサノオは勝負に勝ったことでハイテンションになり、勢いで訳の分からない名前を付けてしまったものと思われる。論、これが日本で初めてのDQNネームとなったことは言うまでもない。当時のスサノオも、まさかこんなふざけた名前を付けられたが現代まで続く皇室の祖先となるなんて思っても見なかっただろう。

さて、スサノオの暴挙はこんなものでは留まらない。勝負に勝って高天原への在留が認められたスサノオは田んぼの畦を破壊して用水路を埋めてしまったり、殿を撒き散らすなどやりたい放題。
極めつけは外にいたの皮を生きたまま剥ぎ、その死体を機織り場(織物をする場所)の天井から室内に向かって投げ込んだのである。不運なことに中で織物をしていた女神がこれにビックリ、持っていた杼(ひ:横糸を通す為のった具)を女性器に突き刺して死んでしまう。思わず股間を押さえたくなるような、想像するだに最悪の死に方である。
この一連の出来事にアマテラスは深く嘆き、悲しんだ。しかし既に誓約で敗北しているための暴挙ををくわえながら見ていることしか出来ない。そして、ついにアマテラスは岩戸に引き籠ってしまう。これがあの有名な「の岩戸」事件である。

さあアマテラスが引き籠ってしまったことにより高天原は大混乱世界中が暗闇に閉ざされ様々な厄災が沸き起こった姉弟そろってこの迷惑っぷりであるため(の方は仕方がないが)次第に高天原々からは多くの不満のが出始めた。しかしこの世に太陽が戻らなければどうしようもないため、高天原々は一計を案じなんとかアマテラスを岩戸から引っりだすことに成功する。
そう、古来より引き籠りをから引きずり出すのはずくに限ると相場が決まっていたのだ。(そして、この多くの々が協している時ですらスサノオは特に何もしていない)

※「の岩戸」の詳細は「天照大神」へどうぞ

こうして事に高天原が戻り、々の怒りの矛先は原因たるスサノオへと向かう。そして、持っていた財産は罰として全て没収の上、スサノオはを切られ、手足のを剥されて再び下界に追放されることとなりましたとさ。(よくそれだけの罰で済んだな・・・)


猛る神


さて、再び下界に追放されるのが決定したスサノオだが、その前にスサノオはがすいていたので「(財産は全て没収され一文だから、何もないからタダで)何か食わせろ」と何故か年上の現在徳島県ともされる)オオゲツヒメに要でかいという意味ではない。
気前よくオオゲツヒメは食物をくれるが、スサノオがそれを不審に思い調べると(後で不審に感じるのなら何故要したと考えてはいけない)彼女は口、鼻、などから食材を出し調理していた事が判明(因みに、本当に食う前に判明したのかは明確には記述されていない)。きたねえもん食わせやがってぇ、とブチ切れて切り殺すと、哀れ事切れたオオゲツヒメの亡骸からはたちまち蚕と五穀が生じたという。
ちなみにこれは「ハイヌウェレ神話」と呼ばれる類神話で、殺されたの死体から食物が生じるという
もの。似たような話が世界各地に伝わってるのって不思議だね。流石にスサノオ、悪い事したなあと思ったかどうかは定かではないが、その後出雲現在島根県東部)にある船通山山頂に降臨した。

実はスサノオが降臨した出雲は幸運にもスサノオの(?)の耶那美(イザナミ)が居るとされる根のにとても近かった。(というより出雲の中に根のがある)さっそくの元へ行こうとしたスサノオだが、そこへ近くのの上流から箸が流れて来るのを発見する。さて人が住んでいたのかとスサノオがの上流へ行ってみるとそこでは二人の老夫婦が涙に明け暮れていた。老夫婦が言うには、年に一度、越(今の北陸辺り)から八岐大蛇ヤマタノオロチ)がやってきて自分たちの七人のを食べてしまったという。
このままでは最後の一人である櫛名田比売(クシナダヒメ)も大蛇に食べられてしまう、と涙ながらにった。ちなみに老夫婦、クシナダヒメは日本書紀にはっきり「童女」と記載されている。

こうして童女に釣られたスサノオはクシナダヒメをに貰い受けることを条件に八岐大蛇退治を引き受ける。大蛇は八つの山と八つの峰にまたがるほど巨大な怪物らしいので、まずスサノオはの身を守るため超能力を駆使してクシナダヒメを櫛(くし)に変身させて身に着けた。次に老夫婦に「八折之(やしおりのさけ)」という強いを満たした八つの大きなを用意させ、大蛇を待ち受ける。果たしてやってきた大蛇を飲んで酔っ払って寝てしまうと、スサノオは持っていた十握(とつかのつるぎ)で大蛇の首を切り落としたのだった。
一見汚いように見えるが、不意打ち・闇討ち・騙し討ちは神話世界では定石中の定石なので、今回は大に見てやってほしい。何より、これまでっ当に働くことなく迷惑ばかりかけていたスサノオがここまでの大偉業をやってのけたのだから大したものである。高天原での暴君ぶりがのようだ。このため、学者の中で高天原までのスサノオと出雲でのスサノオは別のであるいう説を唱える人もいる。

さて、調子に乗ったスサノオが八岐大蛇の死体を切り刻んでいると、一尾の尻尾を切った間に十握が欠けてしまった。何かと思って尾を切り開いてみると中から叢雲(あめのむらくもつるぎ)が出てきた。スサノオはこのをこれまで迷惑をかけてきたお詫びとしてアマテラスに献上する。この叢雲現在熱田神宮に祭られている。

こうして事に八岐大蛇を退治したスサノオは、となったクシナダヒメとアーンするため血眼で新居の建設地を探し回り、出雲須賀という場所へ到着する。新居となる宮殿を建てている途中、がもくもくと湧き上がった。これを見たスサノオはあの有名な和歌を口ずさむ。

  やくもたつ      いずも やえがき  つまごみに        やえがき つくる        そのやえがきを
八雲立つ 出雲八重垣妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」

この和歌を現代に訳すると「出雲高くに、が幾重にも重なり立ち上っている。これからとの遊びを邪魔されぬよう新居の垣根を何重にも重ねたところだが、今の模様は正にこの垣根を見ているかのようだ」といった感じの意味である。(意訳あり)
この下心丸出しの和歌は、日本最古の和歌として広く知られており、延喜5年(905年)に成立した「古今和歌集(こきんわかしゅう)」の序文にも「スサノオ様が読まれた三十一文字の言葉こそが日本で初めて詠われた和歌ですよ」と記されている。


いびる神


さて、クシナダヒメと隠居したスサノオはいったんは神話の表舞台から姿を消すことになる。

そして再び姿を現すのは、ここから6世代も後のことである。(子、孫、曾孫、玄孫、来孫、昆孫←ここの世代)
ここでは、スサノオの6世代後の子孫にあたる大穴オオナムチ)という名の神様が、兄弟である八十からの魔の手から逃れるためにスサノオを頼るのだが、この時のスサノオは最のクシナダヒメと分かれて根の?)にいた。更にスサノオには須勢理毘売命(スセリビメ)という一人が生まれていて根ので二人暮らしを営んでいた。うらやましい

オオナムチがスサノオ邸を訪問したとき、スセリビメが応対するのだが、二人は出会った間スピーディーにに落ち、なんとその場で結婚してしまった。その後、がスサノオに「パパ!とってもカッコイイ神様がやってきたよ」といってオオナムチを紹介するのだが、を奪われたスサノオは「ただの醜男(文字通り醜い男)じゃねえか」と言って一蹴する。

その後、オオナムチムカデが屯(たむろ)するお仕置き部屋へ案内したり、原に鏑矢(かぶらや:音が鳴るよう細工した矢)を放ち、それをオオナムチに拾いに行かせると同時に原に火を放ったりと、全盛期いびり)さながらのドSっぷりを発揮する。この壮絶な婿いびりには、きっとオオナムチも「やめてくださいしんでしまいます^q^(三回)」と心の中でいたに違いない。しかし、そこは神話一幸運に恵まれたオオナムチ。お得意の主人公補正でこれらの試練を潜り抜けると、スサノオが眠っている隙にを柱に括り付けを奪ってスセリビメと共に逃亡した。


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最終更新日: 17/08/26 13:42
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