ニコニコ大百科モバイル

7/2(月)よりスマホまたはPCでアクセスした場合、各デバイス向けのサイトへ自動で転送致します


結城合戦


ヨミ: ユウキカッセン

結城合戦とは、1440年に関東で起こった戦いである。


結城合戦の始まり


1438年の永享の乱ののち、すっかり疲れ切ってしまった関東管領の山内上杉実は、上条上杉清方に政務を任せきって引退してしまった。しかし旧との間の轢は解消されないまま、時間が過ぎていったのである。

そしてついに、1440年1月13日。亡き足利持氏の近臣だった一色伊予守が鎌倉から蓄電。上杉氏家臣の長尾太田が討伐に向かうが、伊予守は行方不明になってしまった。京都では2月の段階で管領の細川持之が開戦に至った場合の対策を打ち始め、足利義教千葉胤直、三浦時高に伊予守の糾明を命じた。

そして2月中旬ころには、足利持氏の子息、安王丸、王丸の二人が活動を始めた。3月に入ると二人は常陸木所で挙兵。この挙兵には岩義、佐竹義人ら、有者たちが協しており、3月15日以降、幕府・上杉方は庁鼻和上杉信と長尾景仲を進軍させ、さらには太田、扇上杉千葉胤直、二階堂武蔵などに合戦の準備と情報収集を命じる。さらに山内上杉実の復帰要請も行われていった。3月21日には結城が、安王丸、王丸の二人を結城に迎えるが、すでに幕府方の大内左近将監が戦端を切っていたにもかかわらず、氏の離反はまだ幕府方には伝わっていなかった。


戦いの行方


そして4月に変わろうとする時期に、ついに小山持政から幕府に、安王丸、王丸方に結城がつき、結城に入った情報が伝わる。4月2日には幕府は扇上杉上条上杉清方に結城氏の討伐を命じ、幕府軍も本格的に組織され始める。上野守護代大石儀が高橋を落させ、山内上杉実が伊豆から復帰するなど、着々と反撃が進んでいった。

一方宿合戦で岩義、結城小山持政に撃退される。さらに長沼秀宗が離反し、氏はこれも攻撃するが、うまくいかず、鎌倉「環著」をしていた安王丸、王丸方の戦況は停滞してしまう。そして幕府軍は上条上杉清方が発向。5月には京都から扇上杉鎌倉に下向する。さらに山内上杉実も8月にはに入る。7月29日には結城への攻撃が始まった。

さらに各地では局地戦が進行。岩波氏を率いて「東方」へ出した他、南では幕府方だった篠足利満直が畠山氏、石橋氏、石川氏らに討ち取られてしまった。

そして結城を包囲した幕府軍はその後決定打を持たず、あけて1441年になる。幕府方に甲斐、越後、下野上野などから軍が集まり、ようやく1月中にほぼ戦況は決まり、4月16日結城は落し、結城氏はほぼ壊滅し、安王丸と王丸は捕らえられた。


戦後処理と足利成氏の新公方就任


白井宍戸といった局地戦はまだ続いていたものの、5月16日には安王丸、王丸は切腹させられた。またようやく結城が陥落したことで、安王丸、王丸の協者だった佐竹義人への攻撃が始まったのである。結城には詳細は不明だが、かつての稲村足利満貞の後継者や、後に鎌倉府再建の際名前が出る定尊らもおり、これら旧鎌倉府の足利一門は順次捕らえられていったようだ。

一方幕府の方針としては、1439年の時点で足利義教が子息・足利義永を新方に就任させようとしていた。しかし、1441年6月21日嘉吉の乱足利義教は暗殺されてしまう。さらに幕府も方針を変え、新方は安王丸、王丸のが相続、山内上杉実の関東管領復権といったものに定めた。これは義教が亡くなったからもあるが、混乱する関東情勢を収束させることも的としたものであった。しかしこの時期は、京都で預かっていた定尊を後継方と定めていたようだ。

しかし、東では1441年12月ころから、信濃で匿われていた万寿王丸の復権運動が開始された。当初は岩らと協し、安王丸、王丸を引き継ぎ軍事行動を行っていた万寿王丸勢であったが、京都に留め置かれ、東に何ら働きかけが行えなかった定尊にべると、彼の東における存在感は次第に増していった。

やがて上杉氏の軍事的優位が確立すると、万寿王丸方は政治的復権をす方に方針転換する。こうして1447年に万寿王丸が後継者として幕府にも認された。これに関しては、山内上杉実の去就と関東管領職の行方が決定しなかったこともあり、方の決定に時間がかかる中、定尊ではなく東に認知されていた万寿王丸の方が選ばれたのであった。こうして1447年8月27日、万寿王丸は鎌倉に下向した。さらに関東管領として、復帰する意思のない山内上杉実の就任はあきらめられ、その子である山内上杉忠が選ばれ活動を始めた。

1449年7月3日、万寿王丸は元し、足利成氏となる。彼によって鎌倉府は回復していくが、やがて江の島合戦を経て、享徳の乱へ至り、さらに泥沼化するとはまだも知らなかった…


関連商品


■az4864032769


関連項目



最終更新日: 18/01/23 19:04
タグ検索 パソコン版を見る


[0]TOP
ニコニコ動画モバイル
運営元:ドワンゴ