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臤
ヨミ: ケン
臤とは、賢の初文である。
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- 意味
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- (賢と通じて)賢い
- (堅と通じて)堅い
- 〔説文解字・巻三〕に「堅なり」と、堅いの意味で、「讀みて鏗鏘(コウソウ)の鏗の若くす」とコウと読むとある。一方で〔説文〕は「古文、以て賢の字を爲す」と、賢の古文としていて、漢の碑にも臤を賢の意味で使う例がある。堅・賢どちらの意味でも使われていのだろう。
- 字形
- 諸説ある。
- 〔説文〕には臣声の形声とある。臣+又の会意説もある。臣は人の目の象形で、又は右手の象形。白川静は、手で瞳を突き破る形であって、そのようにして神に仕えさせたもののことし、賢の初文とした。甲骨文には、又が瞳の部分に突き刺さっているものもある。
- 音訓
- 音読みは1.の場合、ケン(漢音)、2.の場合、カン(漢音)、コウ、訓読みは、かしこい、かたい。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第四水準。JIS X 0212補助漢字。
- 部首
- 〔説文解字〕では部首臤部を作る。臤のほかに緊、堅、豎を収める。
- 声符
- 臤を声符に持つ漢字には堅、婜、菣、掔、腎、㹂、緊、賢、䁂、豎、鋻、𧼒などがある。
最終更新日: 13/06/18 20:13
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