ニコニコ大百科モバイル

7/2(月)よりスマホまたはPCでアクセスした場合、各デバイス向けのサイトへ自動で転送致します


芦沢央


ヨミ: アシザワヨウ

芦沢央(あしざわ よう)とは、日本小説家である。女性

名前の読みは「おう」でも「ひろし」でもなく「よう」。また「芹沢」と間違われることも多いが、「沢(あしざわ)」である。


概要


1984年東京都生まれ。小説家になる前に会社員勤めを経験していた。

2012年、会社を退職後に投稿した『罪の余白』が第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞。角川書店から単行本化され作家デビューを果たす。同作は2015年映画化されている。

アマチュア時代、純文学を志向しながらの投稿生活は結果に繋がらなかった。そこで「自分を楽しませる」というテーマに切り替えて執筆した作品が心理描写を軸にしたミステリー『罪の余白』であった。デビュー後はそのままミステリーを中心に執筆するようになる。

ミステリーの傾向としては、いわゆる「どんでん返し」を仕掛けている作品が非常に多い。この「どんでん返し」を期待して彼女の著作を読んでいる人も少なくない程、イメージとしては強いものになった。

一般的に「どんでん返しがある作品は、どんでん返しがあると明かす事が既にネタバレ」と言われることが多く、そのため騙されないように気構えて読む読者も多い。しかし、上手く読者の先入観を利用し、高く上がったハードルを越え続ける綿密なプロットや文章におけるミスリードは非常に高く評価されている。また、それに伴った意味深タイトルを見事に回収していく技は非常に鮮やかであり、それが小説に心地のよい余韻を残している。

ミステリーはいわゆるイヤミス的要素が含まれている作品が多く、『告白』の湊かなえ、や『暗女子』『絶対正義』の秋吉理香子などとも並べてられる。とはいえ、「イヤミス」や「どんでん返し」ばかりの作品ではなく、どんでん返し爽やかラストを演出するために使用していたり、ミステリー的な仕掛けを少なくし心理描写をメインとした作品も上している。

デビュー後、しばらくはミステリー好きや読書好きの間では知られていたが、なかなか一般的な知名度は高くならなかった。しかし、2015年に発表された短編『許されようとは思いません』が第68日本推理作家協会賞補。また同作が収録された単行本が週刊文春ミステリーベスト10、このミステリーがすごい!ランクイン。そして第38回吉川英治文学新人賞補になる。また、2016年に文庫化された『悪いものが、来ませんように』の角川文庫版がじわじわと売れはじめ、10万部をえるヒットになる。

続けて2018年に『ただ、運が悪かっただけ』で再び第71日本推理作家協会賞補。2019年には『火のないところに煙は』で第32山本周五郎賞補、本屋大賞ノミネートと怒涛の快進撃を続けており、一気に知名度・注度が高くなり、今最も勢いのある、今後が期待される作家の1人になったと言ってもいいだろう。

まだ彼女の著作を読んだことがない人は軽めに読め、かつ1話1話に驚きのある短編集(『今だけのあの子』『許されようとは思いません』など)から読んでみることを勧めたい。


受賞・候補歴


野性時代フロンティア文学賞

日本推理作家協会賞

山本周五郎賞

吉川英治文学新人賞

本屋大賞


作品リスト


  1. 罪の余白 (2012年角川書店2015年角川文庫)
  2. 悪いものが、来ませんように (2013年角川書店2016年角川文庫)
  3. 今だけのあの子 (2014年東京創元社ミステリ・フロンティア2018年、創元推理文庫)
  4. いつかの人質 (2015年KADOKAWA2018年角川文庫)
  5. 許されようとは思いません (2015年新潮社2019年、新潮文庫)
  6. 利終活写真 (2016年、小学)
  7. 貘の耳たぶ (2017年幻冬舎2019年幻冬舎文庫)
  8. バックステージ (2017年KADOKAWA  → 2019年角川文庫)
  9. 火のないところに煙は (2018年新潮社)
  10. カインは言わなかった (2019年文藝春秋)

関連商品 


■az4041023874
■az4041044421
■az448847411X
■az4041063396
■az4101014310
■az4093864608
■az4344030990
■az4041051924
■az4103500824


関連項目



最終更新日: 20/02/21 19:26
タグ検索 パソコン版を見る


[0]TOP
ニコニコ動画モバイル
運営元:ドワンゴ