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西野勇士(にしの ゆうじ、1991年3月6日-)とは、富山県高岡市出身のプロ野球選手(投手)である。現在は千葉ロッテマリーンズに所属。
千葉ロッテマリーンズ #29 | |
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西野勇士 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 富山県高岡市 |
生年月日 | 1991年3月6日 |
身長 体重 |
183cm 87kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2008年育成ドラフト5位 |
経歴 | |
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プロ野球選手テンプレート |
小学2年生から野球を始める。
新湊高校入学後に投手に転向。高校では3年夏に県大会決勝で敗退。ドラフト前はほぼ無名の存在だったが、2008年の育成ドラフトで千葉ロッテマリーンズに5位で指名され育成選手として入団。背番号131。
入団後は3年間で支配下登録に至らず、規定で2011年オフに一度自由契約になるが再契約して残留。
2012年(育成4年目)、シーズン終盤に二軍の先発ローテーション入りし、オフに支配下登録を勝ち取った。背番号は67。
2013年、オープン戦中に急遽一軍に呼ばれ、結果を残して開幕一軍入り。4月7日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦でプロ初先発するが、2回27球を投げたところで試合が降雨ノーゲームになり、翌日の試合にスライド先発。このため、2日連続プロ初先発という珍事が起こった。その試合で7回無失点の好投を見せ、プロ初勝利。育成出身選手のプロ初先発初勝利は史上初であった。
そのまま先発ローテーション入りすると、前半戦だけで8勝を挙げる活躍を見せ新人王候補にも挙げられ、オールスター出場も果たす。後半戦では右肩痛もあって1勝に留まったが、24試合で9勝6敗、防御率3.80の成績を残した。クライマックスシリーズ(以下CS)ではリリーフとして登板して勝ち投手になり、育成出身選手初のCSでの勝利を記録。オフ、背番号が村田兆治、小野晋吾が背負った「29」に変更されることになった。
2014年は益田直也の出遅れなどもあり、クローザーに配置転換。これが見事にハマり、57試合で1勝1敗31セーブ9ホールド、防御率1.86という安定感抜群の投球を披露。小林雅英や薮田安彦、益田直也ら劇場型守護神に慣れたロッテファンからはロッテらしからぬ守護神と讃えられた。オフには侍ジャパンに選出され、日米野球第3戦で則本昂大、西勇輝、牧田和久とともに継投ノーヒットノーランを達成した。
2015年は開幕から抑えとしてセーブを積み重ね、5月こそ月間防御率が3.97とやや失点が目立ったが、それ以降は安定した投球を続けチームを支える。しかし9月23日の楽天戦で、左足に打球が直撃し、24日に病院で検査したところ「左足第二中足骨基部亀裂骨折」と診断され、25日に登録を抹消されてシーズンを終えた。
2016年も抑えを務めたが、7月から2ヶ月右肘痛で戦線離脱。32試合の登板で21セーブに終わった。
2017年は先発転向を直訴し4年ぶりに先発に回る。開幕ローテーション入りしたが、低調な結果が続き5月に二軍落ち。消化試合の9月まで一軍復帰できずわずか5試合の登板に留まった。
2018年はリリーフとして再出発し完全復活を目指したが14試合登板で防御率6.19と結果を残せなかった。二軍でも清宮幸太郎にプロ初含む1試合2本塁打を浴び注目されるなど精彩を欠いた。
2019年はリリーフとして開幕一軍入り。数年来の怪我の後遺症が癒えたこともあり好調が続き、3年ぶりにセーブも挙げた。後半戦はチーム事情から先発に転向するとこちらでも安定した投球を見せ、特に9月7日の福岡ソフトバンクホークス戦ではプロ入り初となる完封勝利を挙げた。先発・リリーフ双方で存在感を発揮し、復活を大きくアピールしたシーズンとなった。
2020年は先発として調整し、オープン戦や開幕延期後の練習試合でも好投を続けて開幕ローテ入りが決まっていたが、開幕前のラスト登板で右肘に違和感を訴え、精密検査の結果、右肘内側側副靱帯損傷が判明。トミー・ジョン手術を受けることになり、シーズンを棒に振った。
▲最速147km/hの直球を軸に、フォーク、スライダー、カーブ、ツーシームを投げる。
▲年度 | 球団 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
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2013年 | ロッテ | 24 | 22 | 0 | 0 | 9 | 6 | 0 | 0 | .600 | 139.2 | 40 | 106 | 61 | 59 | 3.80 |
2014年 | 57 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 31 | 9 | .500 | 58.0 | 15 | 63 | 12 | 12 | 1.86 | |
2015年 | 54 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 34 | 4 | .333 | 54 | 12 | 71 | 13 | 11 | 1.83 | |
2016年 | 32 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 | 21 | 5 | .333 | 43.0 | 11 | 36 | 17 | 16 | 3.35 | |
2017年 | 5 | 5 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | .400 | 26.2 | 14 | 17 | 15 | 14 | 4.73 | |
2018年 | 14 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | 16 | 6 | 19 | 12 | 11 | 6.19 | |
2019年 | 37 | 6 | 1 | 1 | 2 | 3 | 2 | 5 | .400 | 70 | 23 | 64 | 23 | 23 | 2.96 | |
NPB:7年 | 223 | 33 | 1 | 1 | 18 | 21 | 88 | 23 | .462 | 407.1 | 121 | 376 | 153 | 146 | 3.23 |