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野球


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野球とは、「相手チームが投げるボールバットで打って走る」という事を題とした球技の一種である。


概要


野球とは球技の一種であり、日本では競技人口のトップを争う人気スポーツの一つである。英語ではbaseballといい、野球とは中馬によって和訳された言葉である(よく間違われるが、正子規ではない)。ほかにも、他のスポーツと違い、和訳され、一般化した言葉が多いのが野球の特色である。

野球の正確な起は定かではいが、ヨーロッパの球技の一種がアメリカに伝わりルールが大幅に変えられ、発展した物と考えられている。なお、ヨーロッパではクリケットという野球に類似した競技があり、人口の多いインドパキスタンなどで絶大な人気を誇るほか、世界的にはクリケットの方がメジャーな競技である。

日本に野球が伝わったのは、第一番中学(現:東京大学)の教師だったホーレスウィルソンというアメリカ人とされる。(ちなみにホーレス日本人に野球を教えたのは明治5年であり、江戸時代と呼ばれる時代とそんなに変わらない)

ちなみに日本最古の本格的な野球チーム1878年(明治11年)の「新アスレチック楽部」である。
設立の中心人物だったのがアメリカ留学経験のある工部鉄道局の技師の平岡凞(ひろし)だった。アメリカのスポルディング社から野球具を提供を受けたりしていたが、1888年(明治21年)に平岡鉄道局を退職すると共に、チームはあえなく解散となった。


ルール


まず、野球とは投げる、打つ、捕る、走るという4つのプレーを基本に、攻撃の時に塁を攻めていく競技である。そこには絶えず攻防が繰り広げられており、緩急のある動き、人的な美技、駆け引きなどを伴った頭戦、息詰まる心理戦などは野球の醍醐味といえるだろう。

その野球のルールだが、細かく説明すると非常に長くなり、最もルールが複雑なスポーツ競技ともいわれている。だが、内で最も好者、視聴者が多いスポーツの一つでもあり、観戦する程度ならだいたいのルール把握するだけで問題ない。だが、ある程度のルールは知っておいた方がより競技を楽しめるのは言うまでもない。

基本は9人からなる二つのチームが表、裏の間に得点を取り合い、最終的に得点が多いほうが勝ちになる。このように攻撃、守備が交代制で行われるスポーツしい方であり、他にはアメリカンフットボールぐらい(ただし、アメフトと違い、守備側で得点することはない)である。

審判によって「プレイボール」と審判に合図されてから試合が始まる。守備側の投手がマウンドと呼ばれる場所からボールストライクゾーンと言われる場所に、味方の捕手に向けて球(判定のボールと区別するため、本項では球と記述)を投げる。攻撃側は1番から9番まで打順に従い、順番に打撃を行う。打撃はバットを使って行われ、フィールドに向かって球を打ち、逆時計回りに走りながら、4つの塁(ベース)を順番に攻めていく。1人の走者が4つめの塁(本塁)を踏むごとに1点入る。攻撃は3回アウトになるまで続けられ、3アウトになると攻守を交代する。これを9回まで繰り返し、同点の場合は延長戦が行われる(延長の上限は、団体によってまちまち)。試合終了は「ゲームセット」といい、審判の合図とともに終了する。

なお、先攻側の攻撃を、後攻側の攻撃をという。よって、9回表に後攻側がリードしている場合、9回裏には先攻側に得点がチャンスがないため、9回表の先攻の攻撃が終わり、後攻側に追いつけなかった場合はそこでゲームセットとなる。また、9回裏に先攻側がリードしている、あるいは同点の場合、後攻側の攻撃によって、得点が先攻側をリードした時点で3アウトにならなくてもそこで試合が終了する(これを俗にサヨナラゲーム《単純にサヨナラ》という)。

なお、野球は基本的に時間制限はない(投球間隔など細かい時間制限はある)。そのため、野球は9回3アウトを取るまで何が起こるか分からないため、ドラマチックな逆転劇も起こりやすい。それゆえ、しばし野球は筋書きのないドラマともいわれる。かの、野球漫画家の第一人者でもあるあだち充も自著『H2』の中で、「タイムアウトのない試合のおもしろさを教えてあげますよ」と主人公に喋らせているほど。


投手の投球と捕手


投手は打者に対し投球(ピッチング)を行う。投げた球はストライクゾーンと言われる場所に投げると審判によってストライクと宣告される。このストライク3つ取ると1アウトとなる(投手にとっては奪三振、打者にとっては三振という)。ストライクとなるのは打者が球を打たずに見逃す(見逃し)、相手がバットを振ったが、球に触れなかった(空振り)場合である。または打者のバットにより球がファウルゾーンと呼ばれるラインより外側に飛び、かつ落下前に守備側の選手が球を取れなかった場合はファウルボールとなり、これも一種のストライクに分類され、2ストライクまではカウントされる。ただ、見逃し、空振りと異なり、ファウルによってアウトになることはなく、2ストライクからファウルを何発打っても2ストライクのままである。ただし、二つ例外があり、2ストライクの後にバント(後述)によるファウルアウトとなり、これをスリーバント失敗という。もう一つの例外はファウルチップという打者がかすったボール捕手が捕球した場合である。これは後述する飛球ではなく、通常のストライクカウントされ、2ストライクの場合は3ストライクが適用される。ファウルチップの条件は第一に捕手のミットに触れ、かつ捕手が捕球することである。よって、先に捕手のミット以外に触れ、次にミットに触れた場合は捕球してもファウルチップにはならず、ただのファウルとしてカウントされる。

一方、ストライクゾーンから外れた球はボールと言われる。これはアンフェアボールと言われた不正球のことで、今日ではアンフェアという言葉は省略されて、単純にボールという。このボール4つ与えるとフォアボール四球)といって、打者に一つだけ進塁の権利が与えられる(進塁については後述)。但し、ボール球であっても、打者が空振りした場合はストライクである。また、ストライクゾーン以外に投げられた球が打者に当たるとデッドボール死球)といって、これも同様に進塁の権利が与えられる(ただし、バットを振ってしまった場合は、ただのストライクである)。また、打者の首以上の一部(顔面や頭部)などに当てた場合は危険球といって、即退場処分になる。強打者などとの勝負を避けるためにわざとフォアボールを与える行為を敬遠という。また、満塁(後述)の時に四死球による進塁によって、塁上の走者が本塁に帰還してしまう場合を俗に押し出しという。

捕手投手が投げた球を捕球する義務がある。逆に捕球せず後ろに逸らしてしまった場合は、走者(後述)に走塁の権利を与えてしまう。捕球できずに走者を進めてしまった場合、投手責任がある場合はワイルドピッチ暴投)、捕手責任がある場合はパスボール(捕逸)と言い分けている。尚、3つストライク直後に、この捕逸(打者の空振りなら暴投でも起こる)が発生した場合は、1塁に走者がいない場合、または2アウトの時に限り、1つだけ走塁の権利が与えられる。これを三振振り逃げ(または単純に振り逃げ)という。但し、安全に進塁できる権利ではなく、フェア(後述)と同様に走塁の権利が与えられるだけであり、先に捕逸した球を捕手によって一塁野手に返球された場合はアウトとなる。

また、ピッチング以外に投手牽制球というものも投げられる(カウントには数えない)。これは後述する塁上の走者に対し行われるもので、走者のいる塁上を守る野手(フィールド上で守備を行う人)に向かって投げる。走者は普通、次の塁を狙うためにリード(今の塁を離れること)を取るが、その隙を衝いて野手に球を投げ、走者が塁に戻る前に野手が走者にタッチタッチは後述)すればアウトにできる。

なお、投手に対する違反行為にボークというものがある。これはマウンドのプレートを踏まずにボールを投げた、走者に投げるふりだけして投げなかった、走者のいない塁に牽制球を投げたなど様々な規定に反した投球や牽制球を行った場合に適用され、塁上の走者(後述)をそれぞれ一つだけ進塁させることができる。走者がいない場合はボールとなる。また、打者はボークの球を打っても問題ない。ヒット以上ならそれが認められる上、ファウル打となっても塁上に走者がいるなら走者を一つずつ進塁させた上で、カウントに数えられず打ち直しになるだけである。

補足1:ストライクゾーンのコース

ストライクゾーンは9つのコースに分けられ、高め(ハイ)、中央(ミドル)、低め(ロー)という上下区分とバッター寄りの内イン)、ん中(センター)、外アウト)の左右区分に分けられ、たとえば内低めならばインローと表現する(ん中、中央を伴う場合は日本語で表現されることが多い)。打者によってそれぞれ得意なコースや苦手なコースがあるため、これらは捕手が後述する球種と合わせてコースを要する。これを投手側においてサインの確認という。

ストライクゾーンは打者の肩の上部とユニフォームズボンの上部との中間点に引いたラインを上限として、 膝頭の下部のラインを下限とする本塁上の間とルールブックに定められているため、打者によって変化する(背の低い選手の方が狭くなる)が、球審がそれをストライクコールした場合のみ適用される。よって、球審によってストライクゾーンが変化することも少なくなく、これが良くも悪くも野球の不確定要素となっている。

補足2:球種

投手ストレートと呼ばれる直球を投げるだけではなく、変化球を駆使する。変化球には以下のものがあるが、定義はによって異なったり、呼び方が変わったりしている。


打撃と守備


打者は投手によって投げられた球を打つ。打った球は飛んだ場所によってフェアかファウルとなる。フェアとはファウルラインと呼ばれるラインより内側のフィールドに飛んだ場合をし、ここに球が飛んできた場合、打者は走塁の権利が与えられるので、守備側(野手)は捕球を試みる。ここで捕球できればアウトとなる(上に飛び上がった球を捕球した場合は飛球《フライ》、直線上に来た球を捕球した場合はライナーと呼ばれる)。一方、球が地面に落ちた場合、野手は打者に塁を踏まれる(打者が塁を踏むことを占塁という)までに返球しなければいけない。打者の占塁前に守備側が球を持って塁を踏む、あるいは踏むまでにボールを持った状態で走者にタッチすればアウトとなる(打者にとっては、これをゴロという)。一方、打者が守備側より先に塁を踏んだ場合はセーフとなり、これを安打ヒット)という。なお、打者は続けて進塁する権利があり、返球が返ってくるまでに塁を順番に踏むことによってそれぞれ安打二塁打ツーベースヒット》)、三塁打スリーベースヒット》)と呼ぶ(ただし、一塁を踏んだ後に次の塁に進もうとして、守備側によって塁を守られてタッチされた場合はアウトとなり、走塁の権利を失う)。これらの二塁打三塁打を総称して長打という。なお、本塁まで走った場合はランニングホームランといい、1点が入る(滅多に起こらないが)。

本塁打ホームラン)はこの安打の延長であり、ファウルを除き、相手が守備できない場所(専ら観客席、バックスクリーン、あるいはファウルゾーンを示すポール)にボールが飛んだ場合である。ホームランはその快な打球もさながら、最も盛り上がるシーンでもあり、野球のと言われる。返した走者(後述)によってツーラン、スリーラン、満塁本塁打グランドラム)という。本塁打は一切守備側に機会は与えられず、打った相手をただ見守るしかない。

犠打は自分がアウトになっても、味方走者の塁を進めたい場合に行う捨て身の打撃であり、そこではバントを選択することが多い。バントとはバットを軽く当てて前に転がすことであり、前述した通り、転がしている間は走塁権利が与えられるので、味方を次の塁に進めやすい。これを送りバントといい、自身の進塁も見計らったバントセーフティバントという。なお、三塁にいる走者を本塁に帰す的でバントを行うことをスクイズバントスクイズ)といい、高校野球ではよく見られる攻撃である。犠打には犠牲フライ犠飛)も含まれるが、犠飛については走塁の項で後述する。なお、バントの素振りだけ見せておいて、投手の投球後すぐヒッティングに切り換えることをバスターという。

ヒットエンドランとは、打者が打った直後に走塁を仕掛け、1塁にいる打者が3塁を狙いつつも、打者も安打を狙った作戦であり、また併殺打回避にも有効である(ただし、ライナーとなった場合は併殺打になりやすい)。このヒットエンドランは前述した送りバントと合わせ、ケースによって使い分けることで相手を攪乱することができる。前述したバスターヒットエンドランをかけることをバスターエンドランという。


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最終更新日: 19/10/16 19:14
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