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AK-47とは、旧ソ連軍にて開発された歩兵用アサルトライフルである。
正式名称は「Avtomat Kalashnikova-47(アブトマット カラシニコバ-47)」。
ハイフン(-)を抜いて「AK47」と表記されることもある。
旧ソ連・ワルシャワ条約機構加盟国を中心に軍用制式ライフルとしてされていたアサルトライフルである。旧ソ連軍 のミハイル・カラシニコフ(Mikhail Kalashnikov)を筆頭とした人々が開発したもので、戦後まもなく作られた古い銃であるにも関わらず、現在も名銃として親しまれる。
威力が高い、耐久性が高い、コストが安い、と3点揃った優秀なアサルトライフルであり、現在でも後継モデルであるAK-74シリーズがロシア軍などで制式採用されている。ロシア本国では在庫数が必要十分と判断されたためか新規調達は中止されたようだが、発展型であるAK-12が発表され現在トライアルの真っ最中、制式採用が決まったという話も上がったがテスト自体は2015年末まで行われていたようで現在続報が待たれる状態である。
また操作法も簡単で、旧ソビエト時代に横流しで闇市場に流れ、コピー生産も容易な為、ゲリラや犯罪組織等にも使用される事が少なくないと言う。
粗雑なコピー生産品なども多数存在し、そういったものまで含めれば全世界に5億挺以上あるとか言う話もある。また、意外な事にアメリカ合衆国を始め、西側のガンマニアにも人気であり、まさに、世界で一番使われているアサルトライフルと言えるだろう。
▲スペック | |
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使用弾 | 7.62mm x 39弾 |
発射速度 | 約600発 / 分 |
重量 | マガジン付 約4.3kg (マガジン無しの場合は約3.8kg) |
作動方式はガスピストン式(ロングストローク)・ロータリーボルト。
弾薬は、低温でも信頼性の高い雷管を使用する。しかし腐食性が強いため、薬室・銃身へのクロームめっきは必須。第三世界で生産された銃身には施されていないことが多く、耐久性低下の原因になってい る。
薬莢は省資源化のため軟鉄製 [※1]、薬室への張り付き防止のためきついテーパーが付けられており、特徴的なバナナマガジンの原因になっている。ちなみに、腐食対策のためにラッカー等で周りを塗装しているが、一部の物は黄銅色に色付けされており、一見すると真ちゅう製と誤解される。
また、部品の校正誤差の許容値をあえて広く取り、更に部品同士のクリアランス自体にも余裕を持たせる事で、生産拠点の違いや、有事の際の生産能力低下による品質のばらつきを抑え、安定した共有を可能としている。
野外で分解する時に部品を無くしたり、簡単に故障したりしないよう部品は可能な限り大型化、ユニット化されており、シンプルな構造となったおかげで多少の無茶も難なくこなす。泥水に浸かったり車に踏まれてもほぼ問題なく作動する頑丈さがある。その反面、パーツの精度問題から集弾率はあまり高くなく、発射される弾丸や動作部品が重く大きい為に比較的反動は大きい。発射音は独特とされる。
[※1] この技術を生かし、東欧圏の弾薬会社では「.223レミントン弾」なども鉄薬莢で生産していたりする。
▲ベース、基本形 (製造時期により1型~3型まである)。スイングして折りたためるストックのバージョンのものはAKS-47と呼ばれる。
1959年採用のAK-47の改良版、折り畳みストックのものはAKMSとなる。直銃床と銃口のハス切り加工によるマズルブレーキ作用、銃身の延長による反動の減少によりフルオート時の命中精度が改善された。また生産にはプレス加工が多用され生産性も増している。
1974年に旧ソ連軍が制式採用したAK-47の後継。西側、というかアメリカのM16に対抗するため開発された5.45mm弾を使用する。詳細はAK-74の項目へ
AKS-74をベースにガスシステムも含めて銃身を短縮し、サブマシンガンを代替する事までも前提に開発されたショートカービン。オサマ・ビン・ラディン愛用の銃としても知られる。
AK-74の近代改修モデル。木製であった外装などが樹脂パーツに置き換えられ、AKS系では金属フレー ム状の物であった銃床は元の形状のまま横に折りたためるようになっている。AK-100系列は使用弾と銃身 長違いのバリエーション。107と108は74Mと同様の5.45mm仕様だが独特の速射と反動減退の機能を備え、3 点バーストが追加されるなどより近代的な造りとなっている。
2010年に試作品が作られ、その後それら試作品に対する改修が施されたうえで発表された5代目AK
AK-74Mを更に軽量化し、ピカティニー・レールの導入などが行われている。
華々しくデビューしたものの財政事情の関係でテスト中止の憂き目にあったりと散々な目にもあったが2014年末にロシア軍内での試験運用が始まり、またロシア軍での制式採用という話も上がった。
しかし対抗馬であるA545とのトライアルは2015年末まで続けられるという話もあり、現状予断を許さない状況となっている。
第二次世界大戦以降のロシアの銃器はだいたいAKの機構を踏襲している。
特殊部隊向けに開発された消音狙撃銃、基本構造はAKS-74Uのものを踏襲している。「消音に有利な亜 音速弾ながら高い貫通力と命中精度と殺傷能力を得る」というやたら無茶な要望に対応するべく開発され た9mm×39 SP-5、SP-6、及びPAB-9と呼ばれる特殊な弾薬を用い、銃そのものに大型のサップレッサーを 備え付けることで高い隠密性を実現している。
イスラエルのIMI社がAK-47をベースに開発したアサルトライフル。兵士がやたらとこいつにビンをぶ つけて栓抜き代わりにしてぶっ壊しやがるので、支給品に栓抜きを入れたけどわざわざ銃にも栓抜きをつ けたという逸話で有名。
詳細はガリルの記事を参照。
ボックスマガジンタイプのセミオート式ショットガン。12ゲージのショットシェルを使うため部品の 互換性等は無いが、機構そのものはAK-47を踏襲している。どうでもいいが、銃の名前としては世界一かっこいいと思う。
マカロフ弾を使用するサブマシンガンではあるが、機構はAKそのものでありAK-74Mと一部部品が互換 する。64発の弾を収められる「スパイラルマガジン」が特徴。
ウクライナ軍が2010年の制式採用をアナウンスしていたブルパップ式のライフル。Groza同様AK-74を ベースにブルパップ化している。しかしタボール採用の動きもあり存亡の危機にある、がんばれVepr。
7.62×54R弾を使うマークスマンライフル、AK-47系とは別の銃である。しかし、設計思想や開発時期 に共通点があったりガスシステム周りの見た目が似ているため派生の銃として扱われる場合が多い。構造的に同じなのは発射ガスでボルトに繋がったピストン叩いている所ぐらいなもんである。
アバカンという名前でも知られるロシア・イズマッシュ社のアサルトライフル。超ハイレートの2点バースト機能が特徴。これが元で信頼性の悪化も招き、制式採用されるも特殊部隊向けに少数配備されただけに終わった。機関部周辺の見た目が似ているのでこれまた派生の銃と間違えられる場合があるが別の銃である。
AK-47の構造を元にロシア・コブロフ社が設計したアサルトライフル。内部に搭載した重りが反動を打消す構造をしており、これによりAKとアバカンと比較して単純構造でありながら反動の軽減とレートの向上の両立を図っている。AK-74Mとのトライアルには敗れたものの2014年に改良型であるA545を発表、AK-12を相手に次期主力小銃に向けたトライアルを受けている。
チェコスロバキアで開発されたアサルトライフル。見た目がかなり似ており、またAK-47と同じ 7.62x39mm弾を使用する為AKのライセンス品と誤解される場合もあるが別の銃であり、構造も異なる。
ルーマニアのロムテクニカ社によって作られた狙撃銃。外観はドラグノフに極めて似ており、コピー品といっても差し支えない・・・ように思えるが、内部構造はSVDよりはAKに近い。言い方としては「AK47の銃身を伸ばしてスコープを付けたSVDモドキ」が妥当か。
AK-47・AKS-74・RPDが登場、ダットサイト付けるのは辞めた方が良い。
AK-47が登場、癖が強いが威力は高い。
BFVからBFHまでにおいて、その時代背景に沿って物を変え登場している。ただ一時期次期制式銃扱いをされていたAN-94とAEK-971の陰に隠れていた時期もあった。3ではAK-74M系統が4ではAK-12系統とRPKが登場。BFHにおいてはAKMとAKS-74Uが登場した。
バイス・シティ以外の全ての作品でAK-47が登場(ただしⅤだとノリンコの56式がモデル)、IIIではFBIも使用。
AK-74・金メッキを施したAK-74Sが登場、反動が大きいが威力は高い。
AKS-74・AKS-74U・Groza・VSS・AS VALが登場する。また、SoCではMODを導入することで47系やAK-100 系なども使うことがきる。
AK-47・AKS-74Uが登場、AK-47は所謂、頭に当てれない人用の武器。
AK-47・AK-74M・PP-19 Bizon・AKS-74U・VSS・OC-14(OTs-14)Groza・ドラグノフが登場。
AK-47(CODE:Veronica)・AK-74(5、リベレーションズ2)・ドラグノフ(5、リベレーションズ2)が登場。5では敵のマジニ武装兵も使用する。リベレーションズ、リベレーションズ2のレイドモードではAKの金属部が金ピカになったオリジナルモデル「ハイローラー」が登場している。
AK-47(MGS3)・AKS-74U(MGS2)・AK-102・VSS狙撃銃・PP-19 Bizon・サイガ12(MGS4)が登場、ストーリ ー中に入手可能。主に敵の標準武器で登場。
アサルトライフルとしてAKMが初期から実装。手ブレが多いが高威力の銃として登場。
スナイパーライフルとしてVSSが初期から実装。低威力ながら入手時からサプレッサーと倍率スコープが標準装備されている。
近未来の世界設定故かAKシリーズそのものこそ登場しないが、これをモデルとしたと思われるV-47(続編のApex LegendsではVK-47)という銃がTitanfall2から登場。「フラットライン」の通称の通り独特な左右のブレを持つが、基本的にはマガジン火力も高く反動も少なめな扱いやすい武器となっている。
第一話にて朝比奈みくるがAK-47のモデルガンを渡され、その後発砲。
第22話で園崎魅音が所持 作中での呼び名は「カラシニコフ」。
旧ソ連のアフガニスタン帰還兵で構成されるロシアン・マフィア「ホテル・モスクワ」のロアナプラ 支部の標準的な装備としてAK-74が登場。
「勇敢なる同志諸君。 サハロフ上等兵、メニショフ伍長は掛け替えのない戦友だった。
鎮魂の灯明は我々こそが灯すもの。 亡き戦友の魂で我らの銃は復讐の女神となる!
カラシニコフの裁きの下、5.45ミリ弾で奴らの顎を食い千切れ!!」