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Kritaとは、オープンソースで開発されているフリーのペイントツールである。
フリーでありながら、ペイントツールの中では有償のものを含めてもトップレベルの高機能を誇るペイントツール。強力なブラシ・キャンバス操作機能と、ペイントツールというよりレタッチソフトの様な高度な色管理・変形・レイヤー関係の機能を特徴とする。
だがそれにもかかわらず日本での知名度は低い。Pixivの使用ツール一覧からもハブられている2015年11月28日付でKritaがPixivの使用ツール一覧[外部]に記載されたことを確認。やったぜ。そして使われてもしばしばPsd読み込み機として使われたりCMYK出力機として使われたりと殆どの高機能は腐ったままにされる。多分そうやって使っている人のペイントツールより大抵Kritaは強力な機能を備えてるのにである。かなしい。
現在の最新安定版のバージョンは3.1.2.2[外部]。2016年5月31日に3.0シリーズが正式リリースされたことにより2.9シリーズから大きく変化した箇所が出ている。
Linux及びWindows(Vista以降)OSX/macOS(10.9 "Marvericks"以降)に対応するクロスプラットフォームソフトである。本来Linux向けのデスクトップ環境KDEの描画ツールとして開発されているのだが、現在はKDEを使用しないLinuxディストリビューションやWindows、OSX/macOS向けに単独で配布も行われている。OSX及びmacOSへの対応はバージョン3.1でようやく実現した(Kritaが依存するGUIキットQt自体を書き換える大工事を要するものだった)ただしKritaのGPLライセンスとAppleの規約が干渉するため、OSX/macOS版の配布はMac App Storeではなく、Krita公式サイトでのディスクイメージの配布で行われている。
多言語対応であり、日本語はもちろん、エスペラントからマイティリー語まで世界中の70の言語に対応している。バージョン3.0からWindows版についてはデフォルトで英語ではなくシステム言語で起動するようになり、英語UIから日本語UIに変えるのにもたついたり、間違えて変な海賊版翻訳リソースを突っ込んでしまう心配がなくなった。
ちなみにKritaユーザーはKritanとよばれる。かわいい。