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『Sound Horizon』(サウンドホライズン)とは、サウンドクリエイターのRevo(レボ)を中心としたアーティスト集団のこと。「幻想楽団」と冠されることもある。
「サンホラ」「SH」などの略称で呼ばれ、逆にそのファンは「サンホラー」「ローラン」と呼ばれる。
1~2年のスパンでリリースされるStory CD(Concept Story CD)の内容は非常に特徴的な形態であり、アルバム1枚が(場合によっては部分的にシングルで独立させることも)、一貫した設定に基づいた一つの物語を形作っている。
もともとは後述の通り同人で音楽活動を行っていたが(当時のCDはすべて廃盤したどころか、初期作品に至っては作った本人ですらもはや音源を持っていない)、2004年にメジャーデビュー。以降2006年における主要メンバーの脱退と同時の第1期から第2期への方針転換やレーベル移籍など紆余曲折ありながらも現在まで活動を続けている。昨今ではタイアップなどを中心にした「Linked Horizon」での活動も行われ、「進撃の巨人」OPの「紅蓮の弓矢」で紅白に出場したことも記憶に新しい。またこの両者とは別にRevo本人としての活動や楽曲提供も行われている。
楽曲のジャンルも、メタル、オーケストラ、ラプソディ、エレクトロニカなど、物語の場面に応じて必要に合わせて使い分けられている。取り分け特徴的なのが、歌唱の幕間、背景にて「語り」と呼ばれるナレーションや台詞が入る点である(俗に言う「歌劇」スタイルの曲なので好みが左右される)。一応10周年ファンクラブイベントの時に参加したライターお三方から「ストリオン」、「ナラティブミュージック」、「カゲキ」という呼称が提案されている。
この語りは、当初はじまんぐ(Jimang)、あらまり(Aramary)らが歌と併せて担当していたが、第2期(『少年は剣を…』以降)初期は、語りはプロの声優に任せ、ボーカルは歌に専念するようになった。このため当初は歌を担当するキャラクターであってもセリフはボーカルとは異なる声優が担当していたのだが、『聖戦のイベリア』あたりから再びかつてのように歌と語りは同一人物がこなすようになり、逆に声優が歌手として参加するケースも見られるようになった。
現在正式メンバーは主宰のRevo一人であり、他のメンバーはサポートメンバーとされている。
▲ニコニコ動画では歌ってみた、演奏してみたの音楽ジャンルの基本は当然として、yokoyan氏のキービジュアルを元に、オリジナル画風や他作品の絵柄で描いてみた動画も数多く投稿されている。加えて、アイドルマスターとのコラボMADは、SHの楽曲の視覚的補完という意味で、数は少ないながらも完成度の高い力作が多い。
また、アニメの映像を用いたMAD作品も数多く投稿され、人気を集めている。しかし、一時期に比べてキングレコードの削除基準が厳しくなったこともあって、数万~十数万再生の人気MADなども多くが削除されているため、動画作成の際は充分に留意して臨む必要があるだろう。
■sm7587884[ニコ動]
■sm7589366[ニコ動]
※Revo以外はサポートメンバーという扱いだが、マキシシングルやアルバムにて複数回参加しているメンバーを主要メンバーとして扱う。