オキクルミ 単語

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オキクルミ

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オキクルミとは、

  1. 北海道に伝わるアイヌ民話に登場する英雄。別名アイヌラックル
  2. PS2専用ソフト大神」に登場するオイナ族(半人半)の戦士。1が元ネタ
  3. DMMゲームスが提供するブラウザ/ソーシャルゲーム一血卍傑」に登場する英傑

である。ここでは1と2について記載する。

1の概要

北海道で伝承されてきたアイヌ民話の英雄で、アイヌの祖。別名が非常に多い事で有名。

父親雷神カンナカムイ母親はニレの木の精チキサニカムイとされ、オキクルミ自身もカムイ()の一人である。しかしながら上界ではなく地上で生活し、人間行動を共にしてきた。アイヌ民話自体、伝承に地域差がある上、失伝しかかっているので正確な資料や記録ど残っていない。数多く居るカムイの中でも格別の強さを持ったオキクルミには多数の英雄譚や活躍劇が残されている。に姿を変えたり、父親が宿った魔王を討伐するなど、枚挙に暇がい。快で腕っ節が強い一方、知略や術にも長ける人として描写されている。

現在北海道取町に降臨したオキクルミは、自身の知識を人間に分け与えた。稗の栽培方法や事の執り行い方、大の造り方、狩猟の仕方など数々の事を教えたり、人々を苦しめる魔王を討伐したりと人類の発展に尽している。しかし知恵を与えたことで人間が堕落したため、オキクルミは見限って去ってしまった。が、全に捨て切れなかったのか時折とともに現れては様子を見に来ていた。

2の概要

極北のカムイにある、の双山エゾフジの麓に抱かれた「ウエペケレ」に住むオイナ族の青年。オイナ全員に言える事だが、常に仮面を付けており素顔が分からない(設定資料集にはちゃんとあった模様)。人形態と形態の2種類あり、状況に応じて使い分けている。称は「凡人」。おそらくオキクルミの迷言(?)である「そこで凡人英雄が別れるのだ」から来ていると思われる。長のサマイクルとは旧知の間柄。

 ヤマタノオロチ死骸から飛び出た霊がカムイに流れ込み、エゾフジの頂上に封印されていた双魔神復活カムイを氷漬けにしようとしたため、ウエペケレの長サマイクルらとともにイリワク殿に乗り込むも、双魔神の強の前に敗れ撤退している。そのため内心かなり焦っており、の宝クトネシリカを勝手に持ち出してしまう(の言い伝えとして、クトネシリカ鈍色にく時、氷は砕かれへのは拓かれんというものがある)。オキクルミはクトネシリカらせて双魔神を倒そうとしたが、いくらケムラム(妖怪)の血を吸わせてもらなかったため、彼はもっともっとケムラムの血を吸わせようと、手当たりしだいに妖怪せていった。

を持ち出し、一人でを出て行ったオキクルミの事をカイポクは心配している。

物語終盤に当たるカムイ編の要人物かつを握る存在。戦士だけあって腕っ節は強く、妖怪が強いカムイの地でも独で生き延びられるほど。傲慢な面が強調されているが、よりも故郷の危機を憂いている。一度双魔神敗北した事実も、その危機感に拍を掛けている。ちなみに彼に頭突きをしようとしても、残像によってかわされてしまう。しかし、ある方法を使うと頭突きが可。その際の台詞もしっかり設定されていて、憎悪を込めて舌打ちされる。一方で、カムイ危機を救った後に頭突きをすると「お前も相変わらずだな」と柔らかな物となっている。

劇中の活躍

の外で居を構えたオキクルミは、ケムラ狩りに腐心していた。そんな中、ナカツクニからやってきたアマテラスと遭遇。さっそく一戦を交え、者ではないと悟ると一旦矛を収めた。そしてアマテラスイッスンに、現在カムイが置かれている状況を説明した。

打開策が見えない状態が続いた結果、オキクルミは焦燥。いつしか血を吸わせる事に固執するようになり、強敵と戦えるという理由でヨシペタイの地にある禁忌のをくぐって100年前の木村へ渡った。十六夜に潜むヤマチオロチ背中には、同じの住人で物語を握る少女ピリカがいたが、承知の上でりかかろうとし、身近な命さえ救おうとしなかった。しかしオキクルミの放った渾身の一撃はオロチ結界に難なく弾かれ、反撃をモロに喰らってしまう。人が危機に陥っても一向にろうとしないクトネシリカに、オキクルミは疑問を感じずにはいられなかった。

物語が進むと、単身イリワク殿へ乗り込んでいってしまう。プレイヤーも後を追う形でイリワク殿に入る。そして殿プレイヤー双魔神の片割れ、コタネチクにトドメを刺そうとした間にブチ破って現れたモシレチク。そのモシレチクの顔にはオキクルミが取り着いていて、何度もりつけていた。やがて振り払われて地上に落ちるも、ようやく追い詰めた事で勝利を確信していた。しかし不穏な動きを見せる双魔神イッスン野威の制止を振り切り、勇んでモシレチクに飛びかかったオキクルミだったが、双魔神に掛かり敵前で時間を止められてしまう自由に動けないオキクルミにコタネチクはトドメと言わんばかりに鋭利なを振り上げた。

だが、すんでのところで自由になった野威が身代わりとなってコタネチクの攻撃を受けオキクルミを助けた。野威は致命傷を負いながらも一のうちに反撃し、双魔神り付けた。しかし、野威は吹っ飛ばされ高所から転落しかける。が、アマテラスイッスンによって何とか支えられた。引き上げようとするアマテラス。そんな時、後ろにあった木がアマテラスらに向かって、倒れようとしていた。助けられたオキクルミは悩んだ。ダメージを負った双魔神は慌てて逃げていく。今ならトドメを刺せるが、命がけで自分を助けてくれた野威を救出するのが先か。

オキクルミが選んだのは、野威を助ける事だった。倒れ掛かってきた木をクトネシリカったのである。野威はアマテラスによって引き上げられ、事なきを得た。

その間、クトネシリカ鈍色にいた。そしてオキクルミは気づかされる。

今まで自分は双魔神に勝つ事に執着しすぎて、心が曇っていたという事。身近な命さえ救おうとしなかった事。これではクトネシリカるはずもない。深く反省し、頭を垂れたオキクルミにイッスンを入れる。今自分がやるべき事は双魔神を倒す事のみ。心したオキクルミはアマテラスとともに双魔神と決着をつけるべくイリワク殿の最深部へと向かう。

心後のオキクルミは非常に勇ましく、かっこいい事からイケメンモードと呼ばれる。

 対にある祭壇で、傷を癒やしていた双魔神と会敵。カラクリ仕掛けの双魔神を倒すには、一気に攻めるしかない。ここにアマテラス&オキクルミ対双魔神決戦の火蓋が切って落とされた。双魔神は2対2の戦いとなる。オキクルミは氷の魔法を使って攻撃するが、まず独ではダメージを与えられない。ダメージを入れるにはプレイヤー自身が奮闘する必要がある。一定のダメージを与えると双魔神に隙が出来、アマ公の方へオキクルミが駆け寄ってくる。そして彼の体をの原理で飛ばすと、双魔神の顔にり付いて墜落させられ、更に大きな隙が出来る。

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