グローアップ・バルブ単語

グローアップバルブ

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グローアップ・バルブとは、アニメ遊☆戯☆王ファイブディーズ」に登場するカードである。
OCGにも存在し、その強さから禁止カード制限を行ったり来たりしている。

概要

十六夜アキの使用するレベル1、植物族のチューナーモンスター。自分のスタンバイフェイズ時にこのカード墓地に存在する場合、墓地のこのカードレベルを1つ上げる効果、このカードレベルと同じ枚数のカードを自分のデッキの上から墓地へ送ることで、墓地のこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する効果を持つ。

効果モンスターチューナー
1/地属性/植物族/ATK 100/DEF 100
このカードが自分のスタンバイフェイズ時に墓地に存在する場合、
このカードレベルを1つ上げる。
その後、このカードレベルと同じ枚数のカードを自分のデッキの上から墓地へ送り、
墓地に存在するこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。

テキストだけを見ると2つは一連の効果処理のように見えるが、アニメでの実際の処理を見るに、それぞれは別の効果だと思われる(「その後」が不要)。

WRGP、VSアンドレ戦で登場。
「Sp-エンジェルバトン」で手札から墓地へ送られ、そのターンのうちに自身の効果で蘇生され、「レベルクライムトークン」(OCGの「トークン」にあたる)とともに「スターダスト・ドラゴン」のシンクロ素材となった。


墓地カードレベルを上げるという前例のない効果を持つが、墓地へ送られたターン蘇生され、その後一度も使用されていないので、この効果が実際に使用されることはなかった。
また、蘇生回数に制限がないため、「キャノンソルジャー」などと組み合わせれば容易に1ターンキルが行えてしまう。

グロアップgrow up)は「成長する」を意味する。また、バルブ(bulb)は「球根」を意味する。

OCG版

STARSTRIKE BLAST」(2010年7月17日発売)でOCGに登場。

効果モンスターチューナー
1/地属性/植物族/ATK 100/DEF 100
「グローアップ・バルブ」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。

(1):このカード墓地に存在する場合に発動できる。

自分のデッキの一番上のカード墓地へ送り、このカード墓地から特殊召喚する。

※「STARSTRIKE BLAST」収録のカードSTBL-JP018)による

墓地に存在するときのレベルアップ効果が削除され、蘇生効果はデュエル中1度のみのものとなった。

効果は汎用性が高く、シンクロ召喚を行うデッキであればほぼ全てで採用できる。何も考えずに入れても大抵邪魔にならないが、デュエル中1度の制約がついているので、基本的に3枚投入は避けたい。

レベル1であるため、「ワンフォーワン」でデッキから特殊召喚できる。また、「マスティシャン」や「おろかな埋葬」などで直接墓地へ送るのもいい。

植物族のサポートも数多い。
ローンファイアブロッサム」の効果を使えばデッキから特殊召喚でき、効果を使用した後はほかの蘇生カードで使いまわしたり、「スポーア」のコストとして除外できる。「ダンディライオン」などと一緒に、植物族以外のデッキでもこれらのカードがよく投入されていた。

レベル1なので、「フォーミュラ・シンクロン」のシンクロ召喚に使用しやすい。上記の「ダンディライオン」の効果で特殊召喚される「綿毛トークン」を併用するといい。
ランク1のエクシーズ召喚や「絶望神アンチホープ」の特殊召喚にも利用できるが、デュエル中に1度しか効果を使えないため、ほかのレベル1モンスターを用意する手段が必要となる。このカードの効果を理に使わず、「」の効果で蘇生する手もある。
体のデッキであれば、上記のような運用以外にも「サクリファイス」の儀式召喚素材や「強制転移」での送り付け要員としても使用できる(ただ後者の場合、戦闘破壊に失敗すると相手に利用される恐れがある点に注意。)。

シンクロデッキであれば大抵使用できる汎用性の高さや、海外で「Reborn Tengu」と組み合わせて連続シンクロというひどいコンボが生み出され、あちこちで使用されたことから、シンクロ規制の意味もあってか、2012年3月1日制限改訂禁止カード定された。第7期出身のカードとしては初の禁止カードである。
同時に「スポーア」、「TG ストライカー」、「秘の代行者 アース」のような優良なチューナーが禁止・制限カードになっているほか、「氷結界の龍 トリシューラ」が禁止カード定されている(後に緩和)。

その後、シンクロ召喚の衰退に伴って、海外では2014年10月1日訂で制限復帰し、2015年7月16日に制限解除されている。日本でも1年遅れて2015年10月1日に制限復帰することとなった。
2016年4月1日には制限カードとなっている。

2017年に新マスタールール施行と共に現れたリンク召喚と相性が凄まじく良いことが分かり、その中でもリンクモンスターサモン・ソーサレス」、「水晶機巧-ハリファイバー」の登場で、ただでさえ良かった使い勝手がまた危険な領域に達した。「サモン・ソーサレス」はそうでなくても相性が良いカードが多かったので先に禁止カードとなったが、このカードに関してはそれでも十分強かったので、遂に2019年1月1日からまた禁止カードとなってしまった。ちなみに「水晶機巧ハリファイバー」は同日制限となった。

余談であるが、2019年1月1日付けのリミットレギュレーション発表の数か前に「ストラクチャデッキR-アンデットワールド-」が発売し、その中に「グロアップブルーム」という名前アンデット化したこのカードが収録されていた。どうも「アンデットワールド」の下でこうなったようだが、はたしてどういう意味だったのか・・・。

2023年4月、前年の訂で水晶機巧-ハリファイバー」禁止の後に制限復帰を果たす。既に同の新パックがシンクロ召喚強化のものとなっており、強チューナーも登場予定のことから、このカード現在環境でどのように活躍するか注される。

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最終更新:2024/03/29(金) 03:00

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