ゴリランダーとは (ゴリランダーとは) [単語記事]

No.0812	ゴリランダードラマーポケモンタイプ　　くさたかさ　2.1m おもさ　90.0kg
とくべつな　きりかぶの　パワーをドラミングで　コントロール。ねっこを　あやつって　たたかう。

図鑑説明

ポケットモンスターソード: 通常; とくべつな　きりかぶの　パワーを　ドラミングで　コントロール。　ねっこを　あやつって　たたかう。; キョダイマックス; キョダイマックスの　パワーによって　きりかぶは　せいちょうして　まるで　しんりんのような　ドラムに　なった。
ポケットモンスターシールド: 通常; ドラムテクニックに　すぐれた　ものが　ボスになる。　おだやかな　きしょうで　グループの　ちょうわを　おもんじる。; キョダイマックス; ゴリランダーは　もりのドラムと　ひとつとなり　ガラルぜんどを　ゆらす　ドラムビートを　きざみつづける。
ポケットモンスタースカーレット: 穏やかな　気性の　持ち主だが　調和を　乱すものは　許さず　反省するまで　厳しく　指導。
ポケットモンスターバイオレット: ボスに　挑むものが　現れると　ドラミングバトルが　始まり　勝った方が　群れの　ボスとなる。

ガラル地方御三家の草タイプであるサルノリの最終進化系。
サルノリ、バチンキーと木の棒を増やしていった結果、専用ドラムを備えたドラマーとなった。
仲間を治める長して、リズムとビートで屋台骨を務める。

名称としてはそのまんまゴリラと　ガラルの元ネタであるイギリス・スコットランド北部の住民「ハイランダー」がモチーフか。ドラムに関連しては乱打やドラミングも含む。
英名はRill aboom。これも同じく、英語圏でゴリラをイメージさせる名称のRILLAと、ソニックブームなど強烈な音を指すブームが組み合わさっている。

20年以上続くポケモンの歴史の中でありそうでなかった史上初のゴリラモチーフのポケモン。
これまでケッキングのようにゴリラ要素があったり、ヤレユータンのように似たような生物であるオランウータンがモチーフになったことはあったが、純粋にゴリラモチーフなのはゴリランダーが初である。

専用技であるドラムアタックは命中率100、威力80、当たると確定で素早さを1段階下げるという大変優秀な性能。ゴリランダーの高い耐久と攻撃力、絶妙な素早さと合わせて相性は抜群である。
更に言えば物理技だが接触技ではないのでニードルガードやキングシールド等の接触系キラーな技も効かないとまさに至れり尽くせりな技。

そんな感じで元々草単タイプとしては異例に健闘していた(シーズン6で52位)ゴリランダーだが、DLC 鎧の孤島が追加されてからは使用率がシングル 2位、ダブル 1位の大躍進を果たす。
その最大の理由は直前に解禁された隠れ特性グラスメイカーと、鎧の孤島で追加された新技グラススライダー。グラススライダーの効果は「グラスフィールド下で先制技になる」であり、元の威力70×フィールド補正1.3×タイプ一致1.5=136.5が攻撃種族値 125から先制で飛んでくる。ハチマキなら更に火力1.5倍。これはあのファイアローの鉢巻ブレバと同じ火力と言えばどれだけの物かわかりやすいと思われる。

また、鎧の孤島で追加されたキョダイマックスとも相性が良い。自前でグラスフィールドを展開できるため通常ダイマックスのメリットは薄く、何より御三家のキョダイマックス技は威力 160で固定であり、元の威力が控えめなグラススライダーであっても超高火力のダイマックス技として放つことができる。グラスシードを持てば場に出るだけで防御ランク+1であり、グラスフィールドの回復効果と合わせて継戦能力も高い。

このように火力面・耐久面共に不遇な草単タイプの限界を目指しているとまで言われており、準伝説ポケモン等強力なポケモンが多数解禁されたシリーズ7においてもシングル・ダブル共に10位以内の高順位をキープしている。ちなみに同じ特性だがグラススライダーを貰えなかったカプ・ブルルの方はというと、シングル 100位程度、ダブルは150位圏外である。