ラブライバーとは (ラブライバーとは) [単語記事]

ラブライバーとは、「ラブライブ!」及び「ラブライブ!サンシャイン!!」のファンを表す名称。初期はラブライ部員と言う名称もあったが、今ではラブライバーでほぼ統一されている。

概要

アニメ化以前から応援していたファンは古参ラブライバーと言い、アニメから入った新参ラブライバーからは敬愛されている。

ファンの名称だが、騒動が起きてから熱狂的すぎるファンの悪い意味としても使われる場合もある。

また、「ラブライブ!サンシャイン!!」を応援するファンの事を「サンシャイナー」、「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」のプレイヤーを「スクフェサー」と称して分けられる場合もあるが、殆ど定着しておらず、「ラブライバー」で統一されている。

現在の使われ方

本来は公式認定のファンの名称なので良い意味でも使われているが、騒動が起きてからは熱心すぎて迷惑な行動をするファンの名称としても言われている場合が多い。

その理由は、イベンター(アニメ声優イベントで迷惑行為を働く輩の総称)による問題行為がSNSを通じて公表されてたため。ゴシップ誌「実話 BUN KA タブー」やニュース番組で問題行為について特集が組まれた。もちろん作品自体の評価とは別である事を理解されたい。

その一例として、『竹むら』(劇中の穂乃果の実家のモデルとなったお店)に関する騒動がある。

「店を訪れたファンが、先方の制止も聞かず二階の和座席へ土足で乗り込んだり、他のお客(大体は老人)の迷惑を顧みず店内でスクフェスやラブライブの楽曲をオンスピーカーでかけるといった迷惑行為をはたらいた。この騒動がSNSを通じて拡散した際、「ラブライバーが竹むらを出禁になった」という情報が流れた。」

しかし、以上の騒動について事実とするソースは確認されていない。

事件があったとする説では後にファン側とお店側で和解したと言われており、無かったとする説では店主の「出入り禁止にした事もない」という発言が紹介されている。

竹むら騒動の後の大きな騒動

5th ツアーチョコ強奪暴行
演目の一環で行われたμ's 声優による包装チョコのプレゼント(通称ばら撒き)の際、小泉花陽役・久保ユリカが投げたチョコをキャッチした男性が周囲の参加者から殴る蹴るなどの暴行を振るわれ手にしたチョコを強奪された。

ライブ会場における参加者間での問題について、主催側は不介入である事が常である(これはラブライブに限らず、国内開催のライブ・イベントでは共通)ため、被害者は治療を受けただけで泣き寝入りとなる事に。後日、久保ユリカもツイッターにてこの事件に対してコメントを発した
劇場版ラブライブをめぐる騒動
イオンシネマ茨木では、入場特典の複製色紙をもらえず腹を立てたファンが発狂し、喚き散らしながら館内のチラシを床にばら撒いた。散乱したチラシは同じく劇場版ラブライブを観にきた観客達によって片付けられたとのこと。

後日いくつかの映画館で開始されたスペシャル上映(劇中のライブシーンに併せて、サイリウムを振ったりコールをしたりする事が可能な特別上映プログラム)を行ったMOVIX 宇都宮では、サイリウムを投げる、イスを飛び越して破壊する、館内を全力疾走する、大声でキャラ disを始めファンの間でケンカになるといった問題が頻発し、イスが破壊された事を理由に同館はスペシャル上映回を急遽永久中止にした。

以上のような騒動についての留意点として、信頼に足る情報源による裏付けがあるかが最も重要である。

マスメディアとしての企業が運営するニュースサイトなどの「一次ソース」による裏付けの無い場合、まとめサイトの記事や個人のSNSでの発言は事件があったことの証明にはならず、事実の誇張による印象操作や無関係の画像を引用した捏造が可能であることから、個人のメディアリテラシーによる冷静な判断を忘れてはならない。

逮捕者が出た事件

ラブライバー殺人予告
2015年 7月にネット上で、「全国のラブライバーを一人残らずこの手で殺します。ラブライバーは詐欺を行ったり映画館でチラシを撒き散らして踏みつけるような社会不適合者です。そんな奴らをこの世には置いておけません。確実に殺します。」と殺人予告をし、アニメ制作会社にイベント会場などの警備を強化させて業務を妨害したとして、同年9月に高校生が警察に逮捕された。

「自分もアニメは好きだが、ほかのファンのマナーが悪いのが嫌いだった」などと容疑を認めている。

また、同様の事件が2018年 6月のAqours 西武ドーム公演でも発生し、高校生が埼玉県警に逮捕されている。
マンホール破損・汚損事件

2018年 5月19日に有志のクラウドハンティングで集めた資金を基にAqours メンバーが描かれたカラーマンホールが沼津市内各所に設置されたが、27日に2枚（高海千歌と渡辺曜）が傷つけられ、さらに6月8日には3枚（渡辺曜、津島善子、黒澤ダイヤ）に白い塗料が散布されていたため沼津市はマンホールを回収のうえ静岡県警へ被害届を提出した。

その後高海千歌と渡辺曜のマンホールを傷つける動画がTwitter上でアップロードされていたため特定を急ぎ、7月にマンホールを傷つけた高校生2人と白い塗料をかけた大学生3人を逮捕（いずれも静岡県外在住で、地元住民やラブライバーではなくアンチまたは愉快犯の犯行と考えられる）、このうち高校生2人については家庭裁判所へ送致されている。

これを受け沼津市は10月にマンホールを再設置（これまでの場所には無色のマンホールが置かれ、カラーマンホールは防犯カメラのある仲見世商店街に4か月交換で3枚、残りは2019年 12月よりキラメッセ沼津に設置）したが、その後も誤ってマンホールを踏んだ住民に対しラブライバーらしき人物が恫喝したという報告がTwitter上で散見されるなど、事件の影響が尾を引いている。

問題を起こさないために

ラブライブ！が好きなあまり、人目を気にせずに騒いだり、人に暴力を振るう、物にあたるなどは絶対にやめるべきである。

同時に、ラブライバーと自称・他称されている者が全てその迷惑行為を行っていると思い込み、ひどく誹謗中傷するのも迷惑行為にあたる。ネット上で問題がある者を見つけた時は相手を刺激しないよう穏やかな口調で注意、スルースキルを持ち無視する、収まるまで時が流れるのを待つ、黙ってNG登録、運営に削除申請の対策を取るのが賢明である。

指摘は具体的かつおだやかな口調で行いましょう。
ニコニコ大百科には、誤った情報が投稿されている場合があります。そのような投稿を見かけたら、「これは間違っています。正しくは～です」といったように、具体的かつおだやかに問題点を指摘しましょう。「お前の意見は違う、俺の意見が正しい!」といったような、あいまいかつ激しい口調で指摘を行わないようにしましょう。
正しい内容と正しい伝え方、両方がそろってはじめて相手に届く言葉となるのです。