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レーヴディソール

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飛翔

飛ぶを見た
へ羽ばたいていく

学者は述べるだろう
それは上昇志向の徴だと
占い師はるだろう
束縛から逃れたいのねと

どちらでもいい
ただこの高揚感が
いつまでも続けばいいと
そう私は願った

JRA「名馬の肖像」レーヴディソールexit

レーヴディソールとは、2008年生まれの日本の元競走馬繁殖牝馬である。

名はフランス語で「飛翔」。 

な勝ち
2010年:阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)、デイリー杯2歳ステークス(GII)
2011年:チューリップ賞(GIII)

「悪夢」に喘ぐ一族

さて、このる前にはレーヴドスカー(仏:Rêve d'Oscarオスカー)とその産駒についてらざるを得ない。
レーヴドスカーはフランスGI勝ち(サンタラリ賞)であり、3歳にはGI3戦連続2着の実績があり、日本ジャパンカップ引退馬主社台グループ吉田勝己氏である関係から日本で繁殖入りした。
この繁殖牝馬としても間違いなく優秀の一である。しかしながら、生まれてくる子供体質がとにかく弱すぎてどうにもならないのである。

・初(ドバイミレニアム)→デビュー前に病死
・レーヴダムール(ファルブラヴ)→優れた資質を見せながら骨折療養からの復帰途上に骨折ショック
・アプレザンレーヴ(の後、シンボリクリスエス)→ダービーでも上位人気に推されながら、に故障し引退
・レーヴドリアン(東洋のスペシャルウィーク)→骨折療養中に病死
ナイアガラ(ファンタスティックライト)→長く現役は続けられたが、故障で3歳と4歳をまるごと棒に振る

見ただけでもうわあ…となるであろう。それを踏まえて彼女競走馬生をご覧頂きたい。 

黒ニーソの勝気なお嬢様(外見)

アグネスタキオンレーヴドスカー、Highest Honorという血統。字面だけ見ると素晴らしい血統なのだが、
アグネスタキオンといえば、優れた競走は受け継がせるが、タキオンタイマーと揶揄される程の脆い脚に悩まされるのが宿であり
レーヴドスカーの産駒は上記の通り死連発でやっぱり脚元に難があるという血統であった。 

デビュー戦は後の重賞ノーザンリバーを本当に一で差し切り快勝。脚元を考慮してか一ヶ開けて臨んだデイリー杯2歳ステークスでは外をぶん回し後の朝日杯フューチュリティステークスグランプリボスらを撃破。
圧倒的人気を背負い臨んだ阪神ジュベナイルフィリーズでは人気に応えスローペースを切り裂き快勝。
クラシックはこのが全てかっさらう!そのくらいの評価を下される存在となった。 
ちなみにこの年の阪神ジュベナイルフィリーズは、2着ホエールキャプチャ3着ライステラス芦毛芦毛による1着2着3着独占という事が起こっていた。

翌年、チューリップ賞を楽勝。いざクラシックダービー出走もあり得る!が広がる!…しかし彼女クラシックで実を発揮する機会は訪れなかった。
右前脚骨折で全治半年。血の宿からは逃れられなかったということであろうか。骨折癒し11月エリザベス女王杯から復帰したが
全盛期を飛ぶかのような跳びの大きい雄大フォームは全にを潜め、11着惨敗。年末の愛知杯敗。牝馬三冠どころかダービーすら狙えると言われた逸材の面欠片もなくなっていた。
その後、金杯から復帰予定であったが右後脚の腫れで出走取消、その後また右前脚に骨折を発症し結局引退。繁殖入りとなった。
本当にガンガン追ったのは新馬戦の中くらいで、デイリー杯以降の福永は壊さないようそっとそっと追っていた。それでもやっちゃうんだから、体質の弱さというものは本当にいかんともしがたい。
繁殖牝馬としての産駒に期待がかかるところではあるが、致命的に脆い脚のせいで結果を出すのはなかなか難しいかもしれない。
だがそれでも、無限の可能性すら感じさせた彼女の「飛翔」するかのごとき末脚を受け継ぐ子が出ることを期待したいものである。

産駒はというと、初アラバスター新馬戦1勝のみと、2021年11月11日現在まだ彼女快速を受け継ぐ者は現れていない。

血統表

アグネスタキオン
1998 栗毛
*サンデーサイレンス
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
アグネスフローラ
1987 鹿毛
*ロイヤルスキー Raja Baba
Coz o' Nijinsky
アグネスレディー *リマン
コマエイカン
*レーヴドスカ
1997 芦毛
FNo.1-p
Highest Honer
1983 芦毛
Kenmare Kalamoun
Belle of Ireland
High River Riverman
Hairbrush
Numidie
1988 鹿毛
*バイアモン Blushing Groom
Lodeve
Yamuna Green Dancer
Yeovil
競走馬の4代血統表

クロス:Sir Gaylord 5×5(6.25%)

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最終更新:2024/03/28(木) 17:00

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最終更新:2024/03/28(木) 17:00

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