三島市とは (ミシマシとは) [単語記事]

三島市とは、静岡県東部にある市である。

基礎データ

伊豆半島の北端部に位置する、富士山・箱根山を始めとした火山に囲まれた街。

昔から交通の要所として栄えてきた土地で、今現在も三島駅には新幹線が停車し、バスの種類と本数も少なくないため交通の便はいい。

「水の都」と言われることもあり、白滝公園や水の苑緑地など所々で水が湧き出ている。市によってせせらぎルートという順路も設定されており、これは「美しい日本の歩きたくなるみち 500選」にも選ばれている。三島市ではないが、隣接する清水町の柿田川公園（柿田川湧水群）も近く、市境から徒歩10分ほど。

市役所の近くには源頼朝が戦の勝利を祈願し参拝したという、三島市を代表する観光スポット、三嶋大社がそびえる。パワースポットとしても有名で雨の日も参拝客が後を絶たない。近年では「三島スカイウォーク」と呼ばれる箱根の山麓に架けた吊り橋も観光地として有名になった。

「中学3年生まで入院・通院による子どもの医療費無料」や「保育園や幼稚園の保育料の負担軽減」といった子育て支援や豊富な移住者サポートなど、独自の人口増加策を打ち出している。

主な特産品は箱根山麓の火山灰土壌で生産される馬鈴薯。数日湧水の中で泳がせた鰻も有名。

隣接する長泉町・清水町・函南町との結びつきが特に強く、特に長泉町は三島駅北口から100mほどで町境に着いてしまうほか、沼津市・裾野市との人の行き来も多い。伊豆箱根鉄道駿豆線で結ばれている伊豆長岡・韮山・修善寺などの中伊豆地域、さらにはそこから足を延ばして土肥・堂ヶ島・松崎など西伊豆地域の玄関口にもなっている。