北陸鉄道浅野川線とは (ホクリクテツドウアサノガワセンとは) [単語記事]

浅野川線(あさのがわせん)とは、北陸鉄道が運営する2本の鉄道路線のうちの1本である。

旧路線の浅野川電気鉄道を前身とすることから現在でも浅電（あさでん）という愛称で呼ばれている。

路線データ

開業：1925年5月10日（およそ100年前）
所有者：浅野川電気鉄道→北陸鉄道浅野川線
起終点：北鉄金沢 - 内灘（すべて石川県内の駅）
路線距離（営業キロ）：6.8km
軌間：1067mm
駅数：12駅（起終点駅含む）
複線区間：なし（全線単線）
電化区間：全線（直流1500V）
閉塞方式：自動閉塞式
最高速度：60km/h

概要

北陸鉄道浅野川線は石川県内を走る駅。金沢市の北鉄金沢駅から北に向かい、河北郡内灘町の内灘駅までを結ぶ路線であり、起点からから終点までの所要時間は20分弱である。

起点の北鉄金沢駅は地下駅でそれ以外は地上駅である。三ッ屋駅は、列車の行き違いが行われるため、相対式ホーム2面2線であり、その他の駅は1面1線となっている。また内灘駅に隣接して電車基地（内灘検車区）が存在し、車両の留置が行われている。当路線で金沢駅・内灘駅（以上の2駅は終日）・割出駅（平日ラッシュ時のみ）以外はすべて無人駅である。

内灘駅より先、かつて実在した粟ヶ崎海岸駅（金沢市粟ヶ崎地区）は北鉄の臨時駅だった。粟ヶ崎海岸 - 内灘間は1974年に廃止となった。

粟ヶ崎駅・内灘駅は河北郡内灘町内に所在し、それ以外は金沢市内に所在する駅となっている。また、七ッ屋駅 - 蚊爪駅間の東側わずか100mほどは、浅野川を一部沿っている。

使用車両

客車

いずれ客車の車体側面の帯はオレンジ色である。

8000系 - 元京王3000系、1996年から運用を続けている。かつては井の頭線の車両として運用されていた。・車体側面の帯のほか、フロント部分上側もオレンジ色である。
03系 - 元東京メトロ03系、2020年 2月末まで日比谷線の列車として運用されていた。同年12月21日より運用開始。2023年度まで計5編成が導入される予定。

駅一覧

全駅石川県に所在する。
すべて普通列車で各駅に停車する。

駅名	接続路線・駅周辺の場所・備考等	所在地
北鉄金沢駅 (ほくてつかなざわ)	JR西日本　北陸新幹線・北陸本線・ IRいしかわ鉄道線（金沢駅）	金沢市
七ッ屋駅 (ななつや)	金沢駅から500mの場所
上諸江駅 (かみもろえ)	ショッピングモールアルプラザ金沢金沢病院
磯部駅 (いそべ)	マンボウ金沢（ボウリング場）金沢城北市民運動公園
割出駅 (わりだし)	金沢市立浅野川中学校
三口駅 (みつくち)	JA 金沢市本店
三ッ屋駅 (みつや)	ホクモウスポーツガーデン旧称：吊橋駅（1946～1974）
大河端駅 (おこばた)	クァトロブーム金沢（パチスロ）
北間駅 (きたま)	中華料理屋上海麺餃王 8番らーめん
蚊爪駅 (かがつめ)	大浦公民館
粟ヶ崎駅 (あわがさき)	南側直近は大野川	河北郡内灘町
内灘駅 (うちなだ)	浅野川線の終着駅内灘海岸（駅から約1.5㎞）	河北郡内灘町
粟ヶ崎海岸駅 (あわがさきかいがん)	1974年まで存在した臨時駅（現在は廃駅）	金沢市