完璧超人

完璧超人とは、週刊少年ジャンプに連載されていて、現在WEB連載されている漫画『キン肉マン』及び同名のアニメ作品に登場する超人、またはその勢力のことである（続編の『キン肉マンⅡ世』にも登場）。
なお、「かんぺきちょうじん」はアニメ版における読み方で、原作版では「パーフェクトちょうじん」と読む。

また、この項では他の作品における完璧超人についても解説する。

キン肉マンにおける完璧超人

夢の超人タッグ編で初登場。

正義でも悪魔でもなく、怒り・悲しみ・友情などの感情を超越した神に最も近い存在とされ、自分達以外の超人を「下等超人」と呼び、見下している。首領であるネプチューンキング以下1000人の弟子がおり、正義超人に代わって地球の支配を目論んでいた。

タッグトーナメントではロビンマスクなどの実力派の正義超人を次々と破り、正義超人軍を壊滅寸前まで追い込んだが、タッグトーナメント決勝でキン肉マン・テリーマン組にネプチューンキング・ネプチューンマン組が敗北したことにより、地球支配の目論見は失敗に終わる。
その後の「王位争奪戦編」では、ネプチューンマンはキン肉マンチームに協力して勝利に貢献した。

続編の『キン肉マンⅡ世』の初期においては、かつての勢いは衰え、残虐超人や悪魔超人と徒党を組んだ「悪行超人」の一派という扱いになっていた。「究極の超人タッグ編」では、正義超人から完璧超人に復帰したネプチューンマンが完璧超人界の再興を目指していたが、パートナーのマンモスマンがネプチューンマンを見限って去った上に、ネプチューンマン自身も世界五大災厄コンビに敗れ死亡状態となっていた。しかし、万太郎のパートナーであるカオス・アヴェニールの決死の行動によって生き返り、さらにカオスの力で未来へと戻っていった。
なお、この「究極の超人タッグ編」の時間軸では、本来の「完璧超人ネプチューンマン」はまだ蘇っていない。

• 主な完璧超人
  • ネプチューン・キング（完璧超人首領。新シリーズにて先遣部隊であった事が明かされる）／ビッグ・ザ・武道（初期デザインはマイルドマンのもの）
  • ネプチューンマン（もとは正義超人、ザ・喧嘩男。初代の後に喧嘩男として隠棲していたが究極タッグ編で完璧超人に復帰）
  • スクリュー・キッド
  • ケンダマン
  • ジ・オメガマン（新シリーズにて彼の兄が登場したが、兄アリステラはオメガ・ケンタウリの六鎗客であり完璧超人ではない）
• 『キン肉マンII世』での完璧超人
  • 麒麟男＜キリンマン＞（『キン肉マンⅡ世』初期における完璧超人首領。なおごく初期にはネプチューン・キングであった）
• 『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編』で一時的に完璧超人陣営に在籍した超人
  • セイウチン（ネプチューンマンの影響で正義超人から完璧超人に鞍替え、その後正義超人に復帰）
  • マンモスマン（ウォーズマンに指導され正義超人に→ネプチューンマンに寝返り完璧超人に→さらに寝返って戦線離脱）

※この他にも1000人の完璧超人がいるはずで、そのうち数人の完璧超人は名前やプロフィールが判明している。

• 一度死んだネプチューンマンを蘇らせた完璧超人（後ろの2名は旧シリーズからいるが、蘇生にはII世で参加）
  • グレート・ハリケーン
  • キャッチマン
  • フィッシングマン
  • アモイマン
  • ザ・ターボマン
•  主では無い完璧超人
  • カンデラマン
  • コンバットマン
  • ビッグ・ラジアル
  • 木木人
  • テール・ランプ
  • スプレー魔人
  • ダイヤマン
  • マグニチュードIマン
  • サイボーグ・キッド
  • ミスター・アキレス
  • アーム・ストロング
  • ミスターアメリカン
  • ミロスマン（新シリーズにて登場）

キン肉マン新シリーズ(完璧超人始祖編)に登場する完璧超人について

2011年よりWebコミックで連載されているシリーズに登場。
正義・悪魔・完璧の各超人代表たち（この時は、ネプチューンマンが完璧超人の主流派議会をまとめ、代表として調印している）による、不可侵条約が締結され、平和が訪れたと思われたその時、「完璧・無量大数軍(パーフェクト・ラージナンバーズ)」を名乗る完璧超人の精鋭部隊が条約破棄と実力を誇示するために来襲する。
強さが全てであり、彼らが言う「下等超人」に負ければ自害するのが掟である。
彼らと如何にわかり合うかがこのシリーズのテーマの1つとなっている。

また、その後の展開で完璧超人始祖（パーフェクト・オリジン）と呼ばれ、神話の時代から生き続ける10人の完璧超人の存在が明かされた。さらに、悪魔将軍ことゴールドマンとその弟のシルバーマンもかつては完璧超人始祖であったことも語られている。

完璧超人始祖は脱退したゴールドマンとシルバーマンを除き、超人墓場にて現世の超人界を見守っていたが、悪魔将軍の超人墓場侵攻により活動を再開。攻め込んできた悪魔将軍と悪魔六騎士を迎撃し、また、現世の超人たちを粛清しようとする者は超人墓場から飛び出し、世界に散った。

• 完璧・無量大数軍に所属する/していた/候補の完璧超人
  • 「完裂(かんれつ)」マックス・ラジアル
  • 「完遂(かんすい)」ターボメン
  • 「完掌(かんしょう)」クラッシュマン
  • 「完牙(かんげ)」ダルメシマン
  • 「完刺(かんし)」マーリンマン
  • 「完恐(かんきょう)」ピークア・ブー
  • 「完武(かんぶ)」ストロング・ザ・武道
  • 「完昇(かんしょう)」マーベラス
  • 「完流(かんりゅう)」ジャック･チー
  • 「完幻(かんげん)」グリムリパー
  • 「完肉(かんにく)」ネメシス
  • 「完力(かんりき)」ポーラマン
  • 元「完傑(かんけつ)」ネプチューンキング
  • 元「完狩(かんしゅ)」ネプチューンマン
  • ジ・オメガマン（完璧・無量大数軍候補）
• 完璧超人始祖に所属する/していた完璧超人
  • 完璧・零式 ザ・マン / 超人閻魔　(元・慈悲の神。ストロング・ザ・武道と同一人物)
  • 完璧・壱式 ゴールドマン / 悪魔将軍 / 黄金のマスク
  • 完璧・弐式 シルバーマン / 銀のマスク
  • 完璧・参式 ミラージュマン
  • 完璧・肆式 アビスマン
  • 完璧・伍式 ペインマン
  • 完璧・陸式 ジャスティスマン　（裁きの神ジャスティス）
  • 完璧・漆式 ガンマン
  • 完璧・捌式 シングマン
  • 完璧・玖式 カラスマン
  • 完璧・拾式 サイコマン　(グリムリパーと同一人物)

他の作品における完璧超人

最近では、他の漫画やアニメ作品などにおいてパロディとしてもよく使われており、容姿端麗・品行方正・成績優秀・文武両道など、まったく非の打ち所がない人物に対してこの呼び方が使われることが多い。

作品中には呼び方は登場しないもののキャラクターのファン等から完璧超人と呼ばれ、同人誌等でネタにされるケースもあれば、実際に作品の中で「こいつ完璧超人か？」などと言われるケースもある。欠点が少なく読者・視聴者が感情移入しにくいもともあり主人公になることは稀である。

完璧超人とされるキャラクター

公式に「完璧超人」と言われているキャラクター

• 桂ヒナギク（ハヤテのごとく！）
• 高良みゆき（らき☆すた）
• 美浜ちよ（あずまんが大王）
• 雪ノ下雪乃（やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。）
• アリサ・ミハイロヴナ・九条（時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん）

よく完璧超人扱いされるキャラクター

• 藤崎詩織（ときめきメモリアル）
• 五代雄介（仮面ライダークウガ）
• 天道総司（仮面ライダーカブト）
• フランク・ウェスト（デッドライジング）
• 宮小路瑞穂（おとボク）
• 風早翔太（君に届け）
• 中川圭一（こちら葛飾区亀有公園前派出所）
• 秋本麗子（こちら葛飾区亀有公園前派出所）
• 出木杉英才（ドラえもん）
• 羽川翼（物語シリーズ）
• 青木れいか（スマイルプリキュア！）
• ジークフリード・キルヒアイス(銀河英雄伝説)
• ヒイロ・ユイ（新機動戦記ガンダムＷ）
• 千秋真一（のだめカンタービレ）

現実における完璧超人

• 室伏広治（陸上競技）
• アレクサンドル・カレリン（レスリング）
• Gackt（歌手）
• 稲葉浩志（歌手）
• 中村太地（将棋棋士）
• ナタリー・ポートマン（女優）
• 大村智（ノーベル賞化学者）

関連動画

 

関連項目

• キン肉マン
• 完璧・無量大数軍
• 完璧超人始祖

関連サイト

• コミック - 週刊プレイボーイのサイト