居酒屋鳳翔とは (イザカヤホウショウとは) [単語記事]

概要と誕生前後

鎮守府の一角にある小さな居酒屋。其処には艦娘たちが引きも切らず集まり、大いに飲み食いに興じる・・・そんな店を切り盛りするのが我らがお艦こと鳳翔さん。彼女の穏やかな笑顔が絶えないこの場所は艦娘のみならず提督にとっても憩いの場である。これはそんなホッとする店の一時を垣間見る物語

作品群が出来る切っ掛けとしては艦隊これくしょん～艦これ～の稼働の最初期2013年まで遡る。数居る艦娘の中、鳳翔さんの容姿を語る話題になった際、

「鳳翔さんって割烹着が似合うんじゃね？」

「居酒屋の女将さんなんかピッタリなんじゃない？」

・・・元々鳳翔さん自身母港や図鑑閲覧で

「私の夢ですか？そうですねぇ、いつか二人で小さなお店でも開きたいですね・・・って、あらやだ。ごめんなさい忘れてください」

と発言しており、更に同年10月の時報追加で千歳の時報にて「午後7時、そろそろ晩ご飯です。鳳翔さんのお店に行ってみます？」と発言。千歳が隼鷹と並ぶ「酒飲み勢」であった事から、時置かずして『鳳翔さんのお店＝小料理屋・居酒屋』と変換され、居酒屋鳳翔の誕生と相成ったのである(ちなみに冒頭の静画はニコニコ静画における最古の居酒屋鳳翔の図)

拡散と公式への逆輸入

その後、二次創作で鳳翔さんが女将を勤める料理漫画の勃興、公式でのセリフ追加によって鳳翔さんが家事全般において取り組む家庭的側面が強調され、公式作品でも鳳翔さんが空母寮の寮母さんだったり、経理や補給の手配をするなど、更に公式小説「陽炎、抜錨します」「鶴翼の絆」において鎮守府でお店をしている描写が出るなど二次創作を巧みに拾ってイメージを付ける艦これ運営鎮守府のフットワークの軽さも相まって鳳翔さんの女将さんイメージは急速に拡散していった・・・

そして、2016年夏においての季節限定ボイスで浜茶屋のオープンを担当、2017年新年のアップデートにて遂に割烹着を着てお銚子を持った鳳翔さんの季節限定グラフィックが実装されたのであった・・・

更に2018年 5月、春のミニイベントとして『「食材」兵站奪還＆「主計科任務群」』が発令。戦闘により入手した「食材」を鳳翔さんが調理する(=限定装備を入手)というイベントでとうとうゲーム内にて制式採用となった。ちなみに献立はおにぎり・高級おにぎり・お茶漬け・和定食膳・日の丸弁当と何ともお袋の味らしい一覧(とある任務の救済措置として秋刀魚のかば焼きの缶詰も手掛けている)。同イベントは同年6月13日まで。