時事ネタとは (ジジネタとは) [単語記事]

時事ネタとは

その時のニュース・出来事を元にしたネタの事。
世の中に大きく発信され印象に残るものを指す場合が多い。

その事象を多くの人々に支持されたり話されたものは「ブーム」「話題」とも呼ぶ。

概要

じいさんが寝た＝爺ネタとかくっそ寒いことではなく「政治家の汚職事件」「近所で井戸から温泉が湧いた」「小学生が水着で田植え」「プレイステーション５発売」「東京スカイツリー完成」「大統領就任」などそのときの出来事を元にしたネタの事。

毎年／定期的にスケジュールに沿ってほぼ同じ内容が行われている恒例行事タイプ
- 歴史ある有名な祭、入学、海開き、梅雨入り、クリスマス、正月など（→風物詩）
- 身もふたもなく言えば、初見でなければ真新しさはない。
  - 特段の変更や出来事、事故がなければニュース等で取り上げられてもさらっと流されることも多い。
  - 地元の新聞やローカル局では大きく取り上げるかもしれない。
- 大統領や首相就任、それに伴う選挙活動などの行事自体。
毎年恒例ではないが、スケジュールに沿って行われ結末を迎えるもの。
- 予告があるなど、予測が可能なもの。
- 東京スカイツリーの完成など。（特徴的であり、毎年新規に作られないため）
- プレイステーション５発売など。（毎年同じものを発売するものではない）
- オリンピック、万国博覧会など。
- アニメ・漫画などの有名作品の特報やイベントが取り上げられる場合もある。
単純に頻度や回数、確率が少ないもの。
- 様々な偶然が重ならなければ起きないレアな自然現象の発生・観測など。
- ロケットの打ち上げなど、莫大な金額がかかるので頻繁にできないもの。
- スポーツ競技その他公式試合、ギネスブックにおける新記録、記録更新、最年少など。
一般的に予測不可能で突然起きるタイプ。（基本的に1度きり）
- 自然災害や人災、事件・事故・テロといった好ましくないものや想定外の被害。
- 有名人や政治家、企業経営者、作者の不祥事、失言、死去。
- 研究開発においては、新しい技術・歴史的な発見や発明など。
- 時の人、ネットミームとなりうる発言（名言・パワーワード）や行動、存在。
  - 意図がなくとも、テレビで取り上げられた後に急激に話題になるもの。
- 稀にホームビデオや生放送、監視カメラ、ドライブレコーダーなど、記録中に偶然決定的瞬間を捉えてしまうこともありそれが転用されることがある。
真新しさと勢いに全振りするもの。
- 今まで××の無かった群馬県についに××1号店がオープン！
- 米国のあの俳優が手掛けた有名外食チェーンが日本初出店！　…など鳴り物入りで紹介されるもの。
  - 2号店以降は特に放送されない場合が多い。ネットニュースでは出る場合がある。
大ヒットした漫画や映画・ドラマ、アイドルグループなど、一般的に支持されてきたものを「今大人気の××」と報道する物。（元々人気がないものを焚き付けるため、人気を捏造している場合もある）
その他
- 戦争、経済、社会情勢、貿易、原油高や影響など

国内／海外、全国的／ローカル、リアル／インターネット上、おめでたいもの、好ましくない事象、
一部の趣味や地域の人間のみ大盛り上がりする（温度差がある）ものも含める場合がある。

「政治家が御食事券がきっかけで汚職事件ｗ」「ドローンが空中にドロンってかｗ」といったこのくっそ寒い冬場に芯から冷えるような駄洒落もそのときのニュースであれば時事ネタになる。

しかし、こういったネタはニュースや旬が終わると数ヶ月もたたないうちに忘れ去られる事が多い。

弊害

マスゴミなどが面白おかしく取り上げ、飽きたように放送しなくなるパターンも多い。

結果的にマスゴミ自体や興味本位な人間や車両が、わざわざ現場の近くを通る場合もある。
写真を撮ったり、じっくり見ようと停車・わき見運転・徐行をするなど非常に邪魔。^[1]

もちろん現場の近くだからといって、近隣住民全員が時事ネタの事象の関係者ではないし
事故・災害現場等においては別に支援物資を持ってきたわけでも助けるわけでもなく、ただの高みの見物に来る輩もいるため厄介である。

その他、正直、時事ネタにする程でもない事象を大きく取り上げまくり
「これよりもっと報道すべき大事なものあるだろ」「芸能人の不倫とかどうでもええわ」
「こっちの××に不都合な出来事は大きく報道しないのか」とツッコミが入ることも。
（→報道しない自由）（→マスゴミ）

その他

社会科のテストや入学試験、入社試験で時事ネタが出題される場合もある。
一過性であるが、流行やブームと似た話題性を持つこともある。
- 時事ネタ元の近隣地域住民や関係者が一躍、時の人になることも。
- お土産やマスコットとして利用するなど、地域観光として活用する場合もある。
- 見通しが甘い場合、準備を整えた頃には全盛期を過ぎてしまい在庫の山といったデメリットも。
国内外問わず皮肉った風刺画やパロディにされる事も多い。（旬のネタ・素材として扱われるもの）
- えらく特徴的なものはMAD動画、MAD素材、みんなのおもちゃ、ネットミームとして残る場合もある。
- 何だかんだで印象に残ってしまい時事ネタと呼ばれる時期は過ぎても、ニコニコ動画ではそれを彷彿とさせるシーンで多数のコメントが並ぶことも多い。（激しく号泣するキャラが登場→「野々村竜太郎議員」「ワハハーン」など）
悪事であった場合、関係者や近隣住民は時の人どころか風評被害に晒されるなど大迷惑な事例も。
思い出の一種として記憶される場合もあるが、10年以上経っているといくら有名でも伝わらずジェネレーションギャップになることも。
特殊性・専門性の強いマニアックものは一般人と専門家・マニアの間でかなりの温度差がある。
- 「今期の夏アニメが面白い神作品ばっかり！」はネット上や一部の人間では超有名でも、テレビや新聞がそれを持ち上げてくれる事は稀。
- 自衛隊の新型戦車など、日常的に目に触れない・身近で使われないものも温度差が激しい。（テレビや新聞が持ち上げてくれる場合もあるが、悪意ある偏向報道の場合もあるため一概には言えない）
アニメや漫画作品、漫才コント等でパロディ・オマージュされる事もある。