烙陽決戦篇とは、漫画『銀魂』における長編エピソードの名称である。
なお、原作者・空知英秋氏はこの長編を『新八のツッコミ喪失篇』と称している。
原作の第五百五十二訓から第五百九十五訓までにわたって描かれた長編エピソード。直前のさらば真選組篇(全27訓)を大きく上回り、実に全44訓に渡って展開された。これまでの長編は長くても半年程度(計20訓前後)のものだったが、今回は1年近くにわたって展開されるというかつてない大作となった。当初は史上最長となる話数だったが、直後の銀ノ魂篇に追い抜かれている。
「さらば真選組篇」での佐々木異三郎の類を見ない反乱により、将軍・徳川喜喜率いる新政権は樹立後3ヶ月という期間で早くも崩れ落ちた。近藤勲と松平片栗虎を奪還した真選組は生き延びて革命を遂げるという使命の元、江戸を守るべく江戸を去った。
その少し後、桂の手により地下都市アキバに匿われていた銀時たちの元に、「依頼」と称して現れた元・見廻組副長の今井信女は、来島また子をはじめとする鬼兵隊残党の面々を銀時たちに会わせた。鬼兵隊は高杉救出の協力を仰ぎ、銀時は神楽と高杉を目的として烙陽へ向かうことに決めた。そして信女は虚の正体と天導衆の真の姿を明かし、虚を倒すためには松陽の弟子たちの力が必要なのだと説く。
その後、武市変平太から春雨により鬼兵隊と第7師団が壊滅に追い込まれた事、この時に敵方として参加した星海坊主との交戦中に神威が行方不明になった事を伝えられた神楽は、父や兄ともう一度家族に還るべく単身で『休暇届』を提出し独り万事屋を離れた。
残された銀時たちは信女の「依頼」を承り、神楽と同じように万事屋に『休暇届』を提出。桂や星海坊主からの情報提供を受けて一連の状況を把握していた坂本辰馬率いる快援隊と合流した。そして坂本らが春雨の手から秘密裏に救出した河上万斉の案内の元、神楽の故郷であり鬼兵隊の緊急集合場所でもある捨てられた星・烙陽へと向かう。
一方、春雨側では虚が春雨の元老院を抹殺し全12師団の力を掌握していた。宇宙で最も危険な生物と化した存在が銀時たちの行く手を阻もうとしていた…。
この長編にて今まで謎に包まれていた神楽の母や星海坊主の本名をはじめとする神楽一家の詳細、高杉と銀時の因縁、さらば真選組篇で姿を現した虚の正体や過去、朧と虚の関係などが判明。そして物語は最終章『銀ノ魂篇』へと続く。
テレビアニメでは2017年1月~3月[1]に放映。アニメが深夜枠に移行したのはここからであり、第317話~第328話が「烙陽決戦篇」にあたる。これもまた昨年の「さらば真選組篇」の全9話を上回る話数であり、本放送第4期を丸ごと使った[2]全12話という当時としては稀に見る例であった。アニメシリーズにおいても当時最長のエピソードであったが、翌年放送された「銀ノ魂篇」に追い抜かれている。
「烙陽決戦篇」専用のロゴおよびキービジュアルもあるが、「将軍暗殺篇」や「さらば真選組篇」の文字や「/」の部分を黄地にしただけのものである。
銀魂関連商品一覧を参照。
長編一覧 |
原作掲載順 |
星海坊主篇 - 紅桜篇 - 柳生篇 - 芙蓉篇 - 真選組動乱篇 - 夏休み特別篇 - モンハン篇 - 幽霊旅館篇 - 吉原炎上篇 - 寺門通OFC篇 - たまクエスト篇 - 紅蜘蛛篇(地雷亜篇) - 人気投票篇 - かぶき町野良猫篇 - 陰陽師篇 - かぶき町四天王篇 - 蓮蓬篇 - バラガキ篇 - 金魂篇 - 一国傾城篇 - ビームサーベ流篇 - エクスカリバー篇 - 男女逆転篇 - HDZ48篇 - 死神篇 - 入れ替わり篇 - 愛染香篇 - 将軍暗殺篇 - さらば真選組篇 - 烙陽決戦篇 - 銀ノ魂篇 |
アニメ放送・公開順 ※( )内は原作での長編名 |
星海坊主篇 - 紅桜篇 - 芙蓉篇 - 柳生篇 - 真選組動乱篇 - 竜宮篇(夏休み特別篇) - モンキーハンター篇(モンハン篇) - スタンド温泉篇(幽霊旅館篇) - 吉原炎上篇 - トッシー篇(寺門通OFC篇) - たまクエスト篇 - 月詠篇(紅蜘蛛篇) - 人気投票篇 - かぶき町野良猫篇 - 陰陽師篇 - かぶき町四天王篇 - 蓮蓬篇 - バラガキ篇 - 金魂篇 - 一国傾城篇 - 恒道館篇(ビームサーベ流篇) - 性転換篇(男女逆転篇) - 死神篇 - 入れ替わり篇 - 将軍暗殺篇 - さらば真選組篇 - 愛染香篇(OVA) - 烙陽決戦篇 - エクスカリバー篇 - HDZ48篇 - 銀ノ魂篇 |
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/24(水) 03:00
最終更新:2024/04/24(水) 03:00
スマホで作られた新規記事
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。