瞬間移動とは (シュンカンイドウとは) [単語記事]

瞬間移動とは超能力の1種である。或いはSF作品などで登場する技術としても用いられる。

概要

遠く離れた場所へと一瞬で移動してしまう事。或いは物質を任意の離れた場所・空間へ送ってしまう事。
科学技術（オーバーテクノロジー、ロストテクノロジー）や魔法や超能力など、扱われ方は作品によって様々であるが、「瞬時に移動する」点は共通している。SF作品では電車や飛行機に代わる最新鋭の移動手段として用いられるケースもあるほか、移動宇宙を舞台にした作品の場合は宇宙船に瞬間移動（ワープ、超光速航法、etc...）の機能が備わっている事も多い。

バトル漫画（アニメ）でもよく見かける描写だが、科学技術や魔法や超能力といったガジェットが登場しない場合は単に「超高速移動」の延長及び比喩的表現として「自分の背後に敵が一瞬で移動してきた」描写などが瞬間移動と類似したものとして扱われることがある。
また、アニメやゲーム、特撮作品などでも敵の幹部やボスキャラが現場から退散する際にも瞬間移動を行い瞬時に消え、主人公達は後を追えない、というパターンも定番と化しつつある。ただし、そのテレポート能力はあくまでも移動にのみ用いるだけでヒーロー達との戦闘で直接使う事は殆ど無い。もっとも、ドラゴンボールの孫悟空やデビルメイクライのネロ・アンジェロのように戦闘でも瞬間移動が用いられる事例もまた少なからず存在するのだが。または絶対可憐チルドレンや仮面ライダーアギトでは、自分ではなく相手を壁の中へ空間転移させて埋め込み拘束するという瞬間移動の応用戦法も披露された。

マジックショーでも、脱出マジックの一環として瞬間移動が題材にされる事もあり、転じて「壁や障害物をすり抜けて移動する」事例を指して瞬間移動（テレポート）と言われる事もある。

瞬間移動（テレポート）は大きく数種類に分けられる。

空間を飛び越える瞬間移動
現在位置と移動先の、2つの空間を繋ぐ事で瞬間的に移動したり、物質を転送する事。ワームホールやどこでもドアのように対象となる場所に穴や扉などが出現する事が多いものの、移動者の姿が瞬時に消え移動先の場所に瞬時に現れる、という場合もある。
また、瞬間移動の際は「移動先の空間座標がわかっている事」「移動者がイメージできる場所」「行った事がある場所」など、移動できる場所に制限が設けられているケースも多い。
高速移動・時間停止による瞬間移動
目にも映らないほどの超高速で移動することで、あたかも瞬間移動したように見えるさま。バトル漫画（アニメ）で見られる事が多いものの、上記で説明した瞬間移動とは別に扱われる。
または、超能力等で時間を停止する事で止まった時が動き出した際に、同じく瞬間移動したように映る、という使われ方もする。