秋姉妹とは (アキシマイとは) [単語記事]

秋姉妹とは、上海アリス幻樂団の弾幕STG『東方風神録』に登場するキャラクター、秋静葉（あき　しずは）と秋穣子（あき　みのりこ）のこと。
向かって左が姉の秋静葉、右が秋穣子。

概要

『東方風神録』Stage1に登場。
姉の静葉が中ボス、妹の穣子がボスを務めているため、セットで扱われるのが常。魔理沙のスペルカード解説本「The Grimoire of Marisa」においても一つのアイコンを姉妹で使っている。スカーレット姉妹や古明地姉妹は別々のアイコンを与えられているが。
どちらも八百万の神の一柱で、姉は紅葉の神、妹は豊穣の神である。

2柱とも名前どおり秋に最も活発に活動する神様で、豊穣の神である穣子は収穫祭などにも呼ばれたりするようである。冬になると2人して落ち込む。
八百万の神だが、神社を持つほど信仰を集めていない野良神様。そのためほとんど妖怪と区別が付かないのだとか。
八坂神奈子には「2人合わせて焼き芋の神々でもやればもっと信仰を得られるんじゃない？」と言われてしまった。

お互いに自分の司るものを自慢し合っている一方で、内心では人々に人気のある妹を、華やかで美的センスがある姉を、羨ましく思っているとか。仲がいいんだか悪いんだか。
そもそも姉の方は台詞すら無いのでどうにも推し量りようが無いのであるが。

人気の変遷

『風神録』での初登場から『地霊殿』発売の頃までは、とにもかくにも影の薄いキャラであった。第5回人気投票では出演間もない時期だったとはいえ、『紅魔郷』以降の本編（ゲーム）出演キャラでは穣子が最下位（54位）、静葉がブービー（52位）という逆ワンツーフィニッシュを飾ってしまう。　ニコニコ動画においても、風神録勢の出演する動画では秋姉妹の登場するシーンだけコメントが著しく減少する状況がしばしば発生していた。

しかし2008年秋、季節柄に乗じて秋姉妹の人気上昇を目論む一部勢力が活動を開始。折しも、あまりの影の薄さから「オリキャラ」扱いされるという自虐系不人気ネタが登場したことも（あまり良いイメージのものではないとはいえ）追い風になった。Aoneko氏（秋姉妹が好きすぎる人）など動画制作者の積極的な活動で動画数はぐっと伸び、Aoneko氏のネタから専用動画サイト AkiTubeが登場。初登場から1年を経て、ようやく秋姉妹は東方キャラクターの中において一定の立ち位置を確保した。

そうして迎えた2009年 1月、第6回人気投票。「これでもしまた最下位だったら……」という一部ファンの危惧を尻目に、穣子は49位、静葉は50位にランクアップ。上昇としては僅かだが、上位に緋想天・地霊殿の新キャラクターが8人ランクインしていることを考えれば、2人とも前回より10位以上順位を上げたことになる。ちなみに本編出演キャラの中では下から8番目と9番目であった。

快進撃は止まらない。2010年 1月の第7回人気投票でも、上位に星蓮船の新キャラ6人がランクインしたにもかかわらず揃って順位を上げ、穣子は46位、静葉は48位に。初登場の第5回から通算すれば、穣子は22位、静葉は18位のランクアップである。また音楽部門では、穣子のテーマである「稲田姫様に叱られるから」が62位→39位という謎の大幅ランクアップを果たした。もはや不人気ネタは遥か過去の話である。2人の間にお燐がちょうど収まった事から「秋サンド」なるネタまで誕生する始末。