Pay to Win単語

ペイトゥウィン

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概要

Pay to Win」とは「払って勝つ」という意味。

マイクロトランザクション課金サービス)を導入したオンラインゲームにおいて、現で購入したゲームアイテムなどを利用することで相手プレイヤーよりも有利になれるというゲームバランスになっているもの、つまりは"現を支払った者が勝者になるゲーム"を例えた言葉。略称は「P2W」。この呼び方は英語圏で基本無料ゲームFree to Play(F2P)を捩ったものである。

英語圏では課金サービスを"乱用した"ゲームの問題点として広く知られている言葉である。日本国内でも課金サービスの問題点こそは何かと話題になる一方で、それらを総括する言葉や解釈はいまいち浸透していないようで、一部のコミュニティでは課金サービスへの認識や評価に若干齬がある様子も散見される。

P2WとF2P

当然ながらPay to Win(P2W)とは文字の通り、現が勝敗にするというゲームバランスが成り立っていないゲームして呼ぶものであって、課金サービスといっても、"プレイヤーの見たが変わるだけのアイテム"のようなゲーム内容にを与えないもの、つまりゲーム内容がである健全なFree to Play(F2P)はこれに含まれない。こうした健全なF2PとP2Wの混同は、しばしコミュニティ上の議論話題混乱を招く原因にもなっている。ニコニコ大百科課金サービスを扱うの記事でも何となくそうした様子が伺えると思う。

P2Wとされるゲームにおいて、一部のコミュニティ内の人物、もしくは公式運営側から「時間をかけてゲーム通貨を集めれば無料で(有利になれるアイテムが)賄える」という選択肢を理由に「P2Wではなくである」という意見が挙がることもある。しかし、それを現で購入できるサービスが用意されている以上はゲームであるとは言い難くP2Wであることに変わりはないだろう。プレイヤー個人の利用方法の違いではなく、ゲームバランスを与えてしまう課金サービスそのものがP2Wと呼ばれているのである。

P2Wの評価

P2Wという言葉自体は問題のある課金サービスすものであり、否定的な意味合いで使われているのがほとんどである。

しかし、こうしたサービスが導入される理由としては、そういった内容のゲームを望んでいて現を支払っているプレイヤーが多く存在しているからである。そして当然ながら、そのような課金サービスの利用やゲームプレイ自体は消費者側の任意で利用規約の同意のもとであり、決してP2Wを導入したゲームに違法性があるというような話ではない。また、P2Wと同様のサービスは最近出たものというわけではなく、2000年代中半頃から一部の基本無料オンラインゲーム日本国内向け含む)では導入され運用され続けていた。

また、P2Wが導入されたゲームプレイヤーからの肯定的な評価として、コミュニティ上では「ゲームが苦手なプレイヤーに必要なハンディキャップ」といったような意見を見かけることもある。


を支払えば勝利できるゲーム自体の是非や評価は別問題として、あらかじめそういったゲームであることが明らかにされているのであれば、あとは単にプレイヤーの好みという話といったところだろう。

このような言葉が作られて問題視されるのは、F2Pを謳いながら実際にはP2Wというケースが存在しているからである。特に後からアップデートでP2Wが導入されたゲームの評価は大きく分かれているだろう。P2Wの問題点はプレイヤーコミュニティ側だけの解釈というわけではなく、F2Pタイトル開発運営側も把握しており、コミュニティ摘を受けてP2Wのシステム止した例や、P2Wを導入しないゲームであることを宣言しているタイトルも多い。

F2P基本無料ゲームゲームを楽しみたい場合は、P2Wではないかを見分けることが大切かもしれない。

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最終更新:2024/03/28(木) 20:00

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