#ThankYouSakuraiとは、ゲーム開発者の桜井政博氏に感謝の想いを伝える言葉である。
最初にこの言葉がTwitterで使用されたのは2012年3月。
当時、桜井氏が開発に携わった『新・光神話 パルテナの鏡』のオンライン対戦を楽しむ海外ユーザーのツイートが発端とされる。
ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/two_reeler/status/183396228279701504
その後も、主に英語圏の桜井氏ファンの間でこの言葉は使われていたが、世界規模で広まったのは約10年経った2021年10月5日のこと。
『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』追加DLCにおける最終ファイター発表が間近に迫る中、海外の『ゼルダの伝説』ファンサイトZelda Universeは以下のツイートを投稿した。
ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/ZeldaUniverse/status/1445190765328715781
和訳すると、以下のようになる。
私たちが言えることは1つだけです...
#ThankYouSakurai
この投稿により、#ThankYouSakuraiのワードは最終ファイターの放送前から徐々に拡散していった。そして、最終ファイターが長い間ファンの間で待ち望まれていた『キングダムハーツシリーズ』のソラと発表されると更に大きな盛り上がりを見せ全世界のTwitterトレンドで最高3位にまで上昇した。
なお、桜井氏も#ThankYouSakuraiが広まっていることは承知している。
ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/Sora_Sakurai/status/1445431158238441475
初代スマブラから20年以上に渡りシリーズの開発に取り組んできた桜井政博氏であるが、最初はスマブラというゲームを任天堂に認めてもらうだけでも並々ならぬ苦労があったことは有名な話である(ほぼ日刊イトイ新聞 - 樹の上の秘密基地 第4弾参照)。
しかし、人気シリーズとして勢いが出てくると、今度はファンやメーカーからの期待が膨れ上がり別のプレッシャーと戦う日々が続き、HAL研時代から後ろ盾として支えてきた岩田聡元社長が2015年に逝去すると、一際氏が背負うものも大きくなった。
それでも、桜井氏は開発の手を止めることはなく、『スマブラfor』以降は自らカメラの前に立ちネット上でプレゼンをする機会も増え、『スマブラSP』ではコロナ禍でゲーム開発自体が難しい状況においても、収録現場を入れ替えつつネット上で追加ファイターの紹介を3年間欠かさず行ってきた。
そして、遂にはスクエニと手を携え、版権の取り扱いに慎重なことで知られるディズニーから承諾を得ることに成功した。世界中のファンから登場を望まれながらも出演は厳しいとされていたソラの参戦にまで至ったのは、スマブラというゲームを長きに渡り育ててきた氏とスタッフたちの尽力の賜物であることは言うまでもないだろう。
最後のファイターソラの紹介を終え『スマブラSP』における実績をまとめた後、桜井氏は最後にこう語る。
ゲームのコラボレーション作品としては未曽有の領域だと思うのですが、それぞれのキャラクターには一つ一つに開発者や関係者、原作ゲームの世界、ファンなどがいるわけです。
それを一手にお預かりし製作をするというこの仕事は、他では味わえない稀有で重大な仕事だったと思います。
スタッフはもちろん、広報を含む関係者、原作に携わった方々、支持して下さった方々、楽しんでくれた方々も全て含め、お礼を申し上げます。どうもありがとうございました。
最後に、ソラ参戦ムービーの完全版、ゲームパートなどが加わったものをご紹介してお別れにしたいと思います。
みなさま!今までどうもありがとうございました!
-
-
そして、お疲れ様でした。
#ThankYouSakurai
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/25(木) 21:00
最終更新:2024/04/25(木) 21:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。