∀ガンダム(ターンエーガンダム)とは、1999年から2000年にかけて放映されたサンライズ製作のテレビアニメである。またそこに登場する兵器(機械人形)の名前でもある。
総監督 | 富野由悠季 |
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キャラクター原案 | 安田朗 |
音楽 | 菅野よう子 |
制作 | サンライズ |
製作 | サンライズ フジテレビ |
話数 | 50話 |
アニメ「機動戦士ガンダム」誕生20周年の一環として、すべてのガンダムシリーズを肯定するとの題目で制作された。監督も初代ガンダムを作った富野由悠季である。
2002年にテレビアニメを編集、カットを追加し劇場版二編「地球光」「月光蝶」が作られた。
「かぐや姫」「とりかへばや物語」の要素を取り入れているほか、「猿の惑星」もオマージュしているといわれている。戦争による破滅的な荒廃を経験し、人類は高度な文明を持ったまま地球から月に脱出した人々と、地球に残り科学技術を封印し環境の再生に務めることを選択した人々とに分かれた。物語はその未来、月に逃れた人々の子孫ムーンレィスが地球に戻ろうとするところから始まる。「地球に住む人類と、宇宙に進出したコロニーや月に住む人類との幾多にも及ぶ戦争は、どういう結末を迎えたのか?」といった部分も作中で語られ、全てのガンダム作品が最終的に行き着く完結編とも取れる作品内容としても捉えられるものだった。
シド・ミードがデザインした「ヒゲ」こと∀ガンダムを初めとする、独特奇抜なメカニックデザインや、これまでのロボットアニメでは見られなかった世界名作劇場を思わせるようなキャラデザイン等で、放映当初は何かと話題をさらった。
∀という記号には、全称記号(すべて)と、Aの倒置(一に戻す)というような意味がある。
富野監督としては、『機動戦士ガンダム』を始めとした「宇宙世紀シリーズ」の歴史だけでなく、富野監督が制作に携わっていない作品群も含め『ガンダムシリーズ』そのものを総括したい、「全てのガンダムを全否定し全肯定もする」という思いを込めている。
そのため、∀ガンダムには「黒歴史」という単語を使いすべてのガンダム作品を黒歴史という同じ世界の出来事にした。(現在のインターネット用語の黒歴史の語源)
作中には他のガンダム作品のモビルスーツが登場し、これまで別々とされてきた宇宙世紀作品とアナザーガンダム作品の世界が繋がることになった。
正暦2343年、月の民の地球帰還の前段階として、少年ロラン・セアックは地球に降下する。
2年後、正暦2345年。月の民の帰還により、地球に住む人々との間で戦争が始まる。
ロラン・セアックは”黒歴史”の遺産である∀ガンダムのパイロットになり、月の民でありながら地球人の側に立ち、戦争に関わることとなっていく。
劇中、人型ロボット兵器・人型機動兵器のモビルスーツ(MS:Mobile Suit)に馴染みの無かった地球の人々は、便宜的に「機械人形」と呼んだ。
ガンダムシリーズ(映像作品) |
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最終更新:2023/09/24(日) 00:00
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