〇〇ロスとは、何かその人自身が大事に思っている人物や物などを失って(英:lose)、悲しくなったり虚脱感を味わっている状態のこと[1] 。ロスとは英語の動詞lose(失う)の名詞形。
〇〇ロスという表現が日本で現れだしたのは、2000年代初め頃から日本の専門家の間で使われだした「ペットロス症候群」からだとされている[2] 。日本ペットロス協会では、ペットロス症候群とは、「愛するペット動物を失うことと、その別れにともなう心理的、身体的、社会的、スピリチュアル(霊的)な体験過程」と定義している[3] 。
初出は不明だが、このペットロス症候群から転じて、主に社会現象として、人気な人物や物などを失って、悲しくなったり虚脱感を味わっている状態のことを〇〇ロスと表現するようになった。広くこの転用が認知されるようになったのは、「あまロス症候群(ドラマ「あまちゃん」の放送終了に伴って、喪失感を覚える現象)」からだとされている[4] 。この「あまロス症候群」は2013年の流行語大賞にノミネートされた[5] 。
また次第に、芸能人の結婚[6] や「カールロス(スナック菓子「カール」の一部販売休止に伴うロス)」[7] など、対象が広がり、色々な社会現象に対して用いるようになっている。
なお、英語のlossには「失うこと」という意味はあるものの、日本語として使われているそのままで使おうとすると、現時点ではネイティブスピーカーからは不自然な表現として受け止められるので、void(喪失感)やmiss(寂しく思う)と言った言い換えが必要である[8] 。
日本では、ドラマやアニメなどテレビのクールに合わせて、喪失感を覚える場合などに「〇〇難民(今期見る作品を失うさまを、行き先を失くした難民に例えて)」や「Post Anime Depression Syndrome(アニメ燃え尽き症候群)」という表現がある。
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最終更新:2025/04/14(月) 01:00
最終更新:2025/04/14(月) 00:00
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